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2015年2月27日 (金)

マイケルムーアの発言騒動に見るネトウヨの本質とこのままでは表現の自由だけでなく情報社会そのものが崩壊する可能性

オスカー授賞式が終わった一週間近く、「社会派」の映画監督マイケルムーアの以下のツイートが全米で物議を醸したという。

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「僕の叔父は第二次世界大戦中、スナイパーに殺された。彼らは後ろから打ってくるから臆病者だと教えらて育った。スナイパーはヒーローなんかじゃない。侵略者はさらにタチが悪い。」

M_moor2

「1万キロも離れた場所から侵略してきた奴らから、自分たちの土地を守ろうと銃を持って戦ってる人をスナイパーとは呼ばない。それは勇敢な戦士だ。」

このツイートに対して右翼やアメリカの「ネトウヨ」からは非難が殺到し、それに便乗したサラ・ペイリン議員(アイオワ州)が「"Fuck you Michael Moore"ファックユー マイケル・ムーア」と書かれたポスターを手にしてポーズを決めている写真がツイッターに流れた。アルファベットの「O」には十字が書き込まれている。これは「標的だ」というメッセージだと読める。

引用記事:マイケル・ムーアが語る『アメリカン・スナイパー』、政治家サラ・ペイリンの終焉、そしてPTSD
http://jp.vice.com/program/vice-com-original-program/11712

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しかしこのペイリン議員の行為は右派からも左派からも批判を受け、その釈明スピーチもかえって支持者や後援者からも批判される始末、結果的にこの行為は墓穴を掘ったことになる。

はっきりいってこの騒動を見るにつけ、ネトウヨというのはどこの国も同じだなという印象を持たざるを得ない。洋の東西を問わずネトウヨは頭の悪い連中がなるということがこの騒動で証明されたような気がする

そもそも問題のツイートをよく読むと一般論として「スナイパー」について述べたのであって映画「アメリカンスナイパー」について一切言及していない。(そもそもアメリカではこの映画に関して右翼とリベラル派の間で激しい議論になっている事情もある)そしていわんやイラク戦争についても一切言及していない。ただネトウヨ連中が勝手に拡大解釈してそしてあろうことか議員まで便乗して大騒動になったという構図。

この構図、今年初めの桑田圭祐の騒動の構図とほぼ同じである。誰か有名人の行動を「ネトウヨが都合よく解釈して」叩いて騒動にして表現者に圧力をかける。今そういうことが日常化し始めている。ヘイトスピーチを言論表現の自由などとほざく連中が自分たちの「気に入らない」表現に対してはその表現をつぶそうという圧力をかける。(日本のネトウヨはバカの一つ覚え気に入らない表現を何でも「在日」「反日」などとレッテルをはって叩くーこいつら他にボキャブラリーがないのか?)

ムーア自身は賢明でネトウヨのバカ騒ぎに対しては冷淡だった。当然だろうと思う。アホはスルーするに限る。日本のネトウヨも「ネットの暇人」たちの相手をするなど極めて非生産的な行為であり、はっきりいって時間の無駄だからだ。

それを考えると本来ネットというのは「自由に発言する空間」であったはずが昨今では洋の東西を問わず「バカが他人の表現に圧力を加える空間」に洋の東西を問わず変化してきている、という点だ。そしてそれは全世界的に表現の自由に対する脅威となっている。

中川淳一郎さんは著書「ネットのバカ (新潮新書)」でネットでは正論ではなく「声の高い奴」の方が勝ってしまうという。それがネットの中で愚か者をどんどん増殖させる原因にもなっている。

このような現象が続けば「ソーシャルネット」自体が崩壊する前触れの可能性すらある。その意味でもアホなネトウヨの暴走に対してネット関係者は真剣に対策を考えるべきだろう。

でないと既に危機的な状況にある表現の自由に加え、インターネットや情報社会そのものも崩壊する可能性がある。


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