Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 沢田知可子“替え歌”訴訟ー"替え歌"と著作人格権について | トップページ | 今年も暗い見通しの音楽業界ーミュージシャン側にも意識改革が必要 »

2014年12月30日 (火)

2014年が終わり今後の音楽のありかたについての昨今思う事

2014年もいよいよあと一日。

最近このブログで音楽業界関係の記事がない、と思う人もいるかもしれない。確かにそもそもこのブログは日本の音楽文化のありかた、今後の音楽業界のありかたについて論じることが目的で今から9年前にこのブログを立ち上げた。

しかし、今どんな状態になっているか、改めていうまでもない。

実は正直もう書く気すらなくなってんだよ。この件に関してはね。どうせ誰も耳を傾けないしもう10年以上前から業界の改革の必要性を論じてきたけど、全く現状の改革をしようとしない音楽業界のトップたち。

もう1998年をピークとしてずーっと下がり続けている各レコード会社の売り上げ。今年も殆どのレコード会社が前年度比15〜20%売り上げを落としているという。昨年も同様の傾向を示しており、つまり数年前から見れば半減、2005年からは少なくとも1/10くらいになっているという事

そのような状態にも関わらずつい5-6年くらいまでは「音楽業界は衰退していない」(!??)などと抜かすアホな業界人も少なくなかった。

まあそんなアホしかいない業界じゃ、云う方もバカバカしくなるわけ。何をいっても馬耳東風、馬の耳に念仏だ、

僕はいわゆるJ-pop風の曲も書いた時期があったけど、もう少なくともその辺のレコード会社の連中が望むようなものなど、まったく書く気はないし興味もない。

だから今日もレコ大があったけど全く興味がなかった。

でも悲しい現実だよね。これ?
グラミーの放送見るのと全然違うんだよな。
グラミーはまだ見たいと思うけどね

正直いってどの曲聴いても恐ろしくつまらないんだよ。ああいうのを「良し」としている感覚自体が私は理解できないね。

はっきりいう。CDが売れない、音楽が売れないというのは音楽配信とかサブスクリブションが原因とかシステムのせいにみんなしているけど、それは絶対に違う、

システムとは単なる手段に過ぎない。最近はある音楽を売る手段が出てきてその手段が絶対的なものである、かのような議論がとりわけネット内では多すぎる。だから今ネットとかブログとかSNSで語られる音楽業界に関することの殆どがシステム論から音楽業界のありかたを論じる内容ではっきりいって殆どがピントはずれの議論になっている。それもこのブログで何回も論じてきたこと。

ひとことでいえば音楽業界の衰退の本当の原因は日本の音楽ファンの「音楽離れ」だという事

それが日本の音楽業界の危機をつくっている。

つまらん、カスのような音楽しかないからね。今のメジャーのレコード会社の制作体制がそういうカスのような音楽しか受け入れないような体質になっている。

だからこのブログではもうメジャーなんて目指すな、と何度もいっている。メジャー使うにしてもデイストリビューテイングや一部宣伝の手伝いをさせる、それ以上はいらない。

しかし最近感じて愕然としたのは、いまだに「メジャー」メーカーからデビューする事が目的であり「夢」だと思っているミュージシャンが多い、ということ。

だがデジタル時代ではその考え方に固執しても絶対に成功しない。

今年は結局日本でもSpotifyの正式なサービス開始とならなかったが、今音楽配信サブスクリブションもアーチストへの分配率(印税)は何とCDパッケージの割合とほぼ同率でメジャーレコードの場合分配される。

つまり大半の金額はレコード会社によって搾取される。

だからこういうことが起きる

テイラー・スウィフト陣営「Spotifyからお金そんなにもらってない」
http://www.gizmodo.jp/2014/11/spotify_2.html

また昨今ではアーチストのPV(最近はMVーMusic Videoという本来の言い方に戻っているようだが)は最近 Youtubeで流し、その収入はYoutubeの広告収入で賄う、という建前になっているが、

しかしよく考えれば1ビュー0.1円じゃ大した稼ぎにはならない。Spotifyにしたって1playⅠ円くらいしかないからそのままじゃたいした稼ぎにならない。

だから当然こんな声が出てくる

ミュージシャンがYouTubeで稼ぐには、YouTubeを変革するのが一番だ
http://www.musicman-net.com/SPPJ01/68.html

つまりCDとインタラクティブを同じ印税率にするのには、もう無理が生じている。
原盤権印税率も同様。

例えば原盤を100%保有していても、マネージメントが受け取るのは良くて18%
100円で配信されたとして僅か18円だ。アーティストに至っては1円である。
かつてはそれを補う意味でのアーティスト援助金があったけれども、今は望むべくもない。

こんな割合ではとてもやっていけない。

唯一の解決策はアーチストやアーチストの事務所がレコード会社を通さずに配信やサブスクリブションを直接行う事

そして幸いにしてそれは現代は十分に可能なのだ。CDbabyでもtunecoreでも、あと日本だとVibirthというサービスもある。

つまりデジタルのインタラクティブが主流になる時代ではメジャーと呼ばれるメジャーでもなんでもないレコード会社の存在意義がもはや無い、ということがおわかりいただけるだろうか?

だからアーチスト側にも意識革命が必要なのだ,

あと大事なことはデジタルのインタラクティブは一見一般ユーザーに対するメインな販売のように見えるかもしれない。

だがその考え方では絶対に活動は続かない、実はこれらは表向きにメインである、に過ぎない

一番大事なことはどのアーチストでもコアなファン層を形成することだ。デジタルのインタラクティブ、とりわけストリーミング等のサブスクリブションは一見音楽業界のメインに見えるかもしれないが実は、コアなファン層を形成するツールにすることができる。

つまり私はSpotifyもPandora も配信というよりはむしろラジオのようなプロモーションチャンネルに近い、というとらえ方をしている。

そしてコアなファン層はCDだけだなく、Tシャツ、その他グッズでも何でも買ってくれる。そこで集中マーケテイングをして利益を出す。

そして最近はありがたいことにアナログレコードが復活している。コアなファン層は好きなアーチストの音楽をいい音で聴きたい、と考える人もいるだろう。

つまり考え方として音楽配信サブスクリブションが出てきたからパッケージは無用の長物という二者択一の考え方ではなく、音楽配信サブスクリブションもCDやアナログレコード等のパッケージもそしてTシャツを始めとするアーチストのグッズも全てマーチャンダイス(商品)として共存していく、という図式になっていくだろう。

あとコアなファン層マーケテイング=ニッチマーケテイングといって二の足を踏む人も出てくるかもしれない。確かに最初のうちはそうだ。だが今すでに大メジャーアーチストになっているアーチストでこの方法で成功している例である。

それがえ? っと思うかもしれないがAKBや嵐なのだ。今や音楽業界の売上の大半を占め、実際にはどちらの音楽も「音楽を売っていない」というのは事実だが、この両アーチストに共通しているのはコアなファン層巨大化している。という点である。それはAKBや嵐のCD(AKBの場合は「握手券」を売っているにすぎないのだが)の購買層を見ればわかる。

勿論コアなファン層巨大化させるなど、云うのは簡単だが、そこまで持っていくには並大抵の努力ではいかない。そしてAKBも嵐もその持って行き方がいかにもイビツである。だから必ずしも例としては適切な例とは言えない。

だがいえることはコアなファン層を育てるためには当たり前のことだがそのアーチストは人を強力に惹きつける魅力がある、というのが大前提となる。

AKBや嵐を私がイビツといったのは彼らが音楽ではなく別のものを売ることでコアなファン層巨大化させたからである。しかしそれは本来の形ではない。やはり魅力的な音楽によってコアなファン層を育てることを考えなくてはいけない。

そのためにはいかにもパクリました、なんていう音楽、「売れセン」(と彼らが勝手に考えている)うまくパクった音楽で創造性の欠片もない音楽を大量生産

それがいかに「音楽離れ」を誘発したか、ということを業界のトップは頑として認めようとしない。

だからその流れを変える唯一の方法は。

こいつらがいまだに絶対に正しいと思い込んでいる勘違い音楽マーケテイングとは真逆の方法で1つ成功例を作る、

それしかない。

かつて私はそれをやろうとして、自分の力のなさを痛感して結果として大失敗した。

だがこの惨状を見るにつけやはり、再度チャレンジしないと変わらないかな、という気がしている。

前回は自分一人で何でもやろうとして失敗した。一人でできることには限界がある。そのため今度は仲間ができそうなのでそれでやって行こうとも考えている。今ありがたいことにそういう話が出てきている。

ということで来年2015年、また新たな展開でこの死に体の業界に何とか喝を入れたい、と思っている次第


|

コメント

最近流行ってるyoutuberの広告収入と、
JASRACの包括契約による広告収入の2%と、
最終的にどっちが金額が大きいのでしょうか。

JASRACに登録すべきかどうか迷ってます。


投稿: 笹井佳代 | 2014年12月31日 (水) 14時48分

笹井さん こんにちは 初めまして

you tube内での広告収入という意味ですね。きちんと比較したことはないですし、ある程度ケースバイケースですが、あくまでyou tube内だけに限った話ですとたぶん多くの場合、you tubeからの直接の広告収入の方がマシでしょうね。

ただしJASRACに登録すれば放送やCDその他の著作権料も発生しますので、もしパッケージ、配信等を考えるのであればJASRACに登録された方がよいかと思います。4

投稿: Kyoji | 2015年1月 1日 (木) 00時24分

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。