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2014年12月 1日 (月)

新人監督映画祭ー「サメロメ2014」上映終了とサメロメ2014の音楽について

昨日は拙映画音楽の最新作「サメロメ2014」上映が「新人監督映画祭」にて行われました。一昨日と違い昨日は舞台挨拶モードで会場に行きました。

Samelome11300


今回なんでこんな気合い入っているかと言いますと今回の「サメロメ2014」は30年前の映画を音楽総入れ替えしたバージョンなので、普通舞台挨拶などしない映画音楽作家が主役になるからです。

映画祭で映画音楽作家が主役になるなんて滅多にある機会ではないですからね。

とはいえ実はまだ最終的な仕上がりをまだ見ていないので、音楽が最終的にどう映像に対して座ったのか確認していなかったので実はドキドキでした。

あと30年前の出演者の方もお見えになる、とのことで昔のイメージを持っていらっしゃる方は相当違和感を感じてしまうのでは、という懸念もありました。

しかし恐れていた(?)批判もなく、ご来場いただいた方からは大変ポジテイブな反応をいただきました。勿論全員の感想は聞いていませんが、.

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無事上映終了後、普通はありえない映画音楽作家の舞台挨拶。

取りあえずご来場いただいた方、楽しんでいただけましたでしょうか?

Samelome11303

上映会終了後の記念写真。大半の方は監督も30年ぶりに会われたそうです。

さて、ここで「サメロメ2014」の音楽について述べたいと思います。

今回の音楽の総入れ替えプロジェクト、まあ今だから言いますがかなり実現が危ぶまれました。監督からなかなかOKがもらえず、実際やめようとも思いました、(笑)

この作品は竹藤監督のある意味原点であり、一番思い入れのある作品で、しかもイメージが30年間固定されていた、という事情があるので、どんな音楽を入れてもたぶん違和感を感じるだろうな、というのは予想していました。そのためある意味私も開き直って、どうせなら好き勝手にやらせてもらおうと思いました。その間、監督の間でかなりのせめぎ合いがあったのはいう間でもありません。

しかし最終的にはこの映画を何回か見てフィルムスコアリングをしているうちに、「これは今まで世の中にない、面白いものができるかもしれない」 と思うようになりました。監督の言葉を借りますと、学生時代だからできた作品で今は絶対にこんな作品は作ろうと思ってもできない、とのこと。そこの部分が理解できるようになった時、この作品は逆に今までにない既存の映画作品とは全く違う作品になる可能性がある、と思うようになりました。

この「サメロメ」の意味は「覚めろ 目」 つまり夢なのか現実なのかわからない世界

これは単に映画の世界の表現だけでなく、観客も夢の中に誘い、果たして自分は夢を見ているのか、もしくは現実に映画を見ているのかわからなくなるような仕掛けになっています。

そのため映画音楽は一部、眠くなるような仕掛けになっています。

まあ私にはスリーピングミュージックという作品がありますので、人を眠くさせる音楽を作るのは得意分野です。(笑) そうした音楽による誘いによって映画だけなく観客も非現実の世界に引き込まれるように音楽は作られています。

音楽はまた現実ではありえないような世界、をノイズ音響系やアンビエントの音楽を使って表現しており、一部クラシック調はあるものの、通常の映画音楽の作り方ではない手法が取られています。一部は勿論劇伴的な作り方をしている部分もあることは事実ですが..

ご覧になった方はどんな印象を持たれたでしょうか?

尚、最後のエンドロールの中の音楽ーまあエンデイングテーマといっていいんだろうと思いますが、実はあの曲には歌詞があります。

但し普通の歌詞ではなく、まったくデタラメな言語による歌で歌詞の最後の部分は「サメロメ」で終えるようにしています。全く意味がない歌詞なんですが、最後に「サメロメ」で終えることによってひょっとしてあの歌詞には意味があるんじゃないか、という印象を持たせるのが狙いで(実際には意味がないんですけどww) そういうのも面白いんじゃないか、と提案しましたが、監督に却下されました(笑) 要は人間の生の声を入れたくない、ということだったようです。

ちなみに私が考えていたのは声楽のバリトン歌手にそれを歌わせようと思っていたのですが、まあまかり間違えてこの「サメロメ2014」のサウンドトラック発売などという事態になったら(たぶんないでしょうけど(笑)) そういうボーナストラックを入れてもいいかな、などと思いますが..www

しかし「サメロメ2014」は明らかに一般受けする映画ではありません。たぶん劇場公開されることはないでしょう。

しかし一部の方にカルト的な人気が出る可能性はあります。 そんな作品です。

さてそんなことで無事「新人監督映画祭」も終わりました。

せっかくなのでエンデイングセレモニーを見ようと思いましたがすごい人(!!!)

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Grandfinale1

本会場入りは諦め、控室のモニターでエンデイングセレモニーを見ていました。

そして無事映画祭終了。

振り返ってみれば今回ほどどっぷり映画祭につかったことはなかったのではないかと思います。私のような音楽関係者にはめったにない経験だけに、貴重な体験をさせてもらいました。

最後に今回はオムニバス映画の1エピソード、短編1本、そして長編1本と何と3本の自分が音楽を担当した映画が上映されました。このような機会を与えて下さった 新人監督映画祭に感謝いたします。まして映画音楽作家が舞台挨拶する、とは滅多にないことなので緊張しました。ステージでライブするのとは全く勝手が違い ますからね。

今回の映画祭をきっかけにまた次のステップに進むことができればと考えます。映画劇伴音楽作家としては本当に貴重な体験でした。

ありがとうございました。㎡(_ _)m



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