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2014年8月23日 (土)

J.S.バッハがよくポピュラーミュージックで使われる理由

8月も下旬、毎年夏休みになると私なりの音楽論を発表するわけですが、今年は以前もチラッとのべました、ヨハンセバステイアン(J.S.) バッハの音楽について述べます。

バロックの作曲家でもバッハほどジャズ、ロック、その他ポピュラーに頻繁にモチーフとして使われた作曲家はいないのではないか、と思います、勿論他にはビバルデイの「四季」をオスカーピーターソンがジャズに編曲した例がありますが、バッハに関してはそのピーターソンは勿論ギュンターノリス、ロックではELP トッカータとフーガに至っては多くのロックバンドがアレンジしています。

実はこれだけ多くの非クラシック系アーチストがJ.S.バッハの音楽に興味を覚え、それを音楽にとりいれるのは理由があります。

それはJ.S.バッハのコード進行が非常に現代的、ポピュラー的であるという点です。

代表的な例を1つあげましょう。バッハの平均律クラービアの第一集の第一番のプレリュード、あまりにも有名な曲であると同時に、ピアノをある程度やっていれば必ずやらされる曲です。

A_001

普通、バロックから古典派の殆どは我々の世界でいういわゆるスリーコード 中心に曲が創られますが、既にいきなりバッハのこのプレリュードには現代の我々が普通に使うコード進行が使われています。お気づきでしょうか?

そう冗談の二小節目、少し見づらいかもしれませんがコードはDm7 ,
そうです、ポピュラーでは当たり前のように使いますが、7thコードがいきなり来ています

そしてこの続きはもっと圧巻です

A_002

さて上段の3小節目、これはC音からみると7番目の音が根音(一番下の音)にあります。コードはなんとCM7 (C Major 7th) そしてそのAm7 (A minor 7th)

そうです。7thのオンパレードです。このコード進行はどう聴いても普通のバロックではありません。

さらに

三段目を見て下さい。コード名が赤文字になっています。

これは和声用語で減7の和音というんですが、こういうコードを我々ポピュラーの人間はディミニッシュといういいかたをします。これもポピュラーミュージックでは当たり前のように使うコードです。

そして一番下はFM7 (G Major 7th) そしてそのDm7 (D minor 7th)

つまりJ.S.バッハの音楽はまるで現代からバロックの時代にタイムスリップしたのではないか、と思いたくなるほどコード進行が現代的なんですね。

参考までに全く同じコード進行でアドリブで一曲弾いてみました。完全アドリブなのでかなり細かいところはいい加減ですが、(ケツの二和音はオマケです(^^;))

こうなるとバロックどころかクラシックには全く聞こえませんね

参考までにJ.S.バッハのはこんなこともしています。「音楽の捧げもの」という作品ですが、まるでパズルです。一種の図形楽譜といってもいいです。

A_001_2

これはバッハがプロイセンのフリードリッヒ大王にクイズの意味で提出した楽譜で、この楽譜からいくつものパターンのアンサンブルのパターンが示されています。

ご参考までにバッハの「音楽の捧げもの」をジャズ風にアドリブしてみました。ほんの数小節ですが.

バッハは天才なのか、それとも現代人がタイムスリップして17-18世紀のドイツに行ってしまったか(笑)

我々ポピュラーの人間もバッハ弾くのは好きです。やっぱり何か現代に通じるものを感じていたんでしょうね

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