Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 大野&みるとジョイントライブ満員御礼-ご来場ありがとうございました | トップページ | このままいけば経産省の「クールジャパン」は間違いなく失敗。マーケット戦略不在とクリエーター軽視が問題 »

2014年4月20日 (日)

音楽愛好家による音楽愛好家のためのイベント Record Store Daysの今後に期待!1

以前こういう記事を当ブログにて書いたのをおぼえていただいているだろうか?

■音楽マーケット異変あり! アメリカで音楽配信衰退の兆しとアナログレコード売上急増中
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2014/01/post-46c2.html

昨日全国のアナログレコードを販売するお店が提携してRecord Store Day Japanのイベントがとりおこなわれた。このRecord Store Days をご存じない方のため簡単に説明するとアメリカのBull Morseの店員 Chris Brownが全米の書店でのマンガのプロモーションイベントFree Comic Daysにヒントを得て発案、2007年にEric Levin、Michael Kurtz、Carrie Colliton、Amy Dorfman、Don Van CleaveBrian Poehnerによって創始され、全米700店舗超、海外に数百を数える独立資本のレコードショップとアーティストが一体となり、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する、年に一度の祭典である。日本では2011年に始まり今回が四回目となる。

Record Store Days 公式サイト http://www.recordstoreday.com/

このRecord Store Daysの大きな特徴として、このイベントがアーチストの全面的な協力によってとりおこなわれている点でMetallicaがサンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでオフィシャルにキックオフ。以後次々と協力を表明するアーチストが現れ、ビ―ステイーボーイズ、トッドラングレン、デュランデュラン、さらにジェリールイス、ビーチボーイズアルジャーデインといった大御所までも協力を表明。毎年アメリカではアンバサダーとして、メタリカ、オジー・オズボーン、イギー・ポップなどが就任し、2014年は Public Enemy のチャック・D が就任等全世界的にはアーチストとアナログレコード店のコラボレーションイベントの様相を呈している。

日本ではASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文Gotchというユニットでアンバサダーを勤め今回のイベントを盛り上げるのに大きく貢献した。

タワーレコードを始めDisc Unionを始めとする全国のアナログレコードを販売するレコード店がRECORD STORE DAY限定アナログ商品を始めこの日でなければ手に入らないグッズを販売。さらに各お店独自のキャンペーンを行った。

例えばタワーレコードはRECORD STORE DAY特製ショッピングバッグを使用!Vestax ベスタクス USB出力機能スピーカー内蔵 ポータブルターンテーブル handytrax USB White抽選でプレゼントといったことを行っている。
http://towershibuya.jp/news/2014/04/14/7577

そしてその反響は? 下の図を見てください。下北沢のJet-Setの画像です。

Jetset

何と開店前から長蛇の列で入店規制をしています。

もう一度いいます。入店規制です

こんな光景見たことありますか? その辺のCDショップで...

これをみても今年の初め書いた当ブログの記事でアナログレコードが全世界的に復活しているニュースを以前伝えたがそれが嘘ではないことがこの事実で証明されたと思う。

と同時に「音楽をきちんと聴かない日本人」とか「音楽離れ」とか言われている日本人だがそういう人ばかりではないということがこれによって証明されたと思う。

twitter より 

いつもの5倍、店回ったなぁ。今日もやればいいのに

さてこの現象を単なる懐古趣味の台頭、かのように捉える人も多いようだが、それは全く違う。そういうデジタル絶対といった先入観が根強くあるがそういう認識は全くの誤りといっていい。

実は理論を考えればわかるがデジタルの音は20Hzより下、20KHZより上の周波数成分を切っている。この周波数帯域の根拠は人間の耳の周波数帯域からとされているが、実際には最近の研究で人間を含む動物は耳以外からも音の情報を得ていることがわかっており、現在のデジタルの周波数帯域ではいかなる音も正確に原音に忠実には再現していない、というのは多くのサウンドエンジニアや音響の専門家の一致する見解になりつつある。

やはりドラム、ベース、弦の音質はCDでは絶対に出ない音をアナログで出すことができる。ひとことでいえば要はデジタルの音は無味乾燥で、豊かなアナログ音質の方がやはり高音質だということをユーザーが理解し始めた証拠でもある。今回の日本でのRecord Store Daysの予想以上の反響、盛り上がりはその事実を証明しているといってもいいだろう。

ちなみにアナログレコードでも全く現代に対応していないわけではないのはVestaxが出している以下の商品でも明らかである。


Vestax ベスタクス USB出力機能/録音ソフト付き
スピーカー内蔵 ポータブルターンテーブル ホワイト handytrax USB White

この商品はアナログレコードだけどUSB端子がついている。そのため古いアナログレコードをcd化することもできるし、パソコンやi-pod等に取り込むこともできる。勿論そのままアナログの音をスピーカーで再生することができ豊かなアナログサウンドを楽しめることができる。古いレコードをcd化したい、あるいは手軽にアナログサウンドを楽しみたい、という方にお勧めしたい。(値段も手ごろである)

ちなみにアナログレコードの音の創り方、カッテイングを見るとかなりきちんとしたシステムであることがわかる。興味ある方は以下のリンクを参照されたい。
『レコードの音って懐古趣味的にとらえてる人もいるかもしれないけど、ちゃんとしたシステムで再生するとびっくりしますよ。』
http://togetter.com/li/656516

,さて、結局こちらに話が行ってしまうのだがこれだけの盛り上がりを見せているにも関わらず日本のメジャーレコード会社はこのRecord Store Daysのイベントを全く無視している。

先入観と決めつけのみ。アナログレコードをアナクロと決めつけ、単なる懐古趣味といってこの状況に見向きもしない。それが日本のメジャーレコードのRecord Store Daysに対する認識の全てである。

元々日本の音楽業界は売れセンなどというアホらしい見解に自らを縛り、それがマーケテイングだなどと云う大勘違いを業界ぐるみでやってきた。そして真に音楽を愛する人たちを蔑ろにし、彼らの声を無視してきたのである。音楽業界が衰退したのはインターネットのせいではなく、リスナーの音楽離れを推進するような動きをしてきたためである。

このRecord Store Days Japanは音楽愛好家による音楽愛好家のためのイベントといっていいだろう。音楽業界から見向きもされなかった音楽愛好家による「反撃」がこういう形で始まったといっていいと思う。日本の音楽文化が復活するきっかけになってくれればと観点から今後の動きに大きく期待したい。

そしてメジャーレコードがそれを無視し続ける限り、その恩恵を受けることはない。音楽を愛する人たちの声を無視する会社に明日はない


|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。