Kyoji "metanature"
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2014年1月17日 (金)

タイアップ状況異変!! クオリティの低いメジャー会社の音源と番組に合わない曲不要論台頭

もう昨日になるが、友人のアーチストとの打ち合わせ、その中で面白い話を聞いた。その友人アーチストはインストながら昨年地上波のニュース番組のテーマ曲タイアップを取った。そしてその取った時の話が実に面白い。

いうまでもないが、音楽事務所やレコード会社で相も変わらずタイアップを取るのに血眼になっている。そのアーチストのタイアップ番組の局はテレ朝だけどプロデユーサーの方にはくさるほどのサンプル音源が送られてきたらしい。しかしそのプロデユーサーいわく「いい音源が一曲もなかった」という。

おそらくこのプロデユーサーの元にはどこどこの事務所、あるいはどこどこのレコード会社の音源をタイアップに使えといった「圧力」が相当あったと思われるがそのプロデユーサーは全部それをはねのけ、結局プロデユーサーが「一番イメージに近い」といったその友人のアーチストの音源を使い昨年の9月から流れ、現在も流れている。

ドラマ「半沢直樹」はご存じの通り「テーマ曲」のタイアップを一切使わなかった。これは番組のイメージに合わない曲を使うくらいなら、タイアップによるテーマ曲などない方がいい、という考え方だ。

http://gendai.net/articles/view/geino/143990

演出の福澤克雄氏は、半沢直樹と同じ日曜劇場「華麗なる一族」(07年)でも、服部氏の音楽を使っていた。確かに、チャラチャラした主題歌、挿入歌がないほうが、重厚感もテンポも出る。芸能評論家の肥留間正明氏が言う。

これまでのドラマは、レコード会社とタイアップするなど、主演俳優の曲を主題歌にしたものが多かった。しかし、半沢直樹はそうした制作サイドの都合ではな く、視聴者のためのドラマ作りにこだわっている。それが功を奏したのだと思います。主題歌がないことで、一見地味ながら実力派俳優たちの演技をしっかりと 見られるし、引き込まれていく。裏のない『正統派ドラマ』だからこそ受けているのです」

そして「あまちゃん」に至っては最初からその番組のために予算もたんまり使って作った。最近いくら「お金を払ってくれる」とはいっても番組のイメージに合わないタイアップ曲を放送局の方で拒否するケースが増えている。これは非常に健全な方向に動いている証しだと思う。ちなみにその友人のタイアップは放送局に払う「協賛金」等は一切なく通常の著作物の番組使用としての著作権処理がされている。これが「本来の」当たり前のありかたなのである。他が異常なのだ。

通常はアーチストや作曲家の音源がテレビ等のメデイアに使われる場合、音源使用料と著作権使用料が発生する。そういうメデイアでの使用権の徴収をライセンシングといって日本以外の国ではアーチストや作曲家、作詞家の重要な収入源の1つとなっている。日本はタイアップの関係で事実上作曲家もアーチストもこの分野での収入減がほぼ断たれている状態であり、もう四半世紀以上それが当たり前の状態として続いている。

日本のように「お金を払って」しかもアーチストや作曲の権利金がびた一文出ない状態で「宣伝目的」で放送局に使用、しかもJASRACという公的信託機関の「公認」のもとに行われる、なんてバカなことをしている国は他にない。このことをアメリカ人に話したら「信じられない、よくアーチストは黙っているな」という驚きの反応が返ってくる。この反応の方が世界では普通なのである。日本がいかに異常な国であるかがわかるだろう。

だがこういう状況になっているのはいかに今メジャーで制作されている音楽のクオリティが低いか、ということだろうね。もうすでに地上波のテレビで「いかにもタイアップの曲」というのは視聴者から駄目だしをくらっているということ。テレビ局というのはそういうのには敏感に反応する。視聴率にモロに響くからだ。

一方では番組等のイメージに合った曲であればいわゆる「メジャー契約」のアーチストでなくても番組に使ってもらうチャンスが出てくるわけだ。つまりクオリテイの高い音源さえ作っていれば誰にでもチャンスが出てくるのである。もはや大手プロダクションやレコード会社が独占状態で囲ってもそのごり押しが通用しなくなってきているわけだ。だからその意味ではインデイースや小さな音楽事務所でも十分チャンスがある。

まあどうせ誰も聞く耳持たないだろうけど、それならいっそのこともうタイアップという奴を全てやめたらどうかね? もうお金払っても払っただけの効果はたぶんないと思うよ

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コメント

初めてコメントさせていただきます(´∀`*)
“作曲家の奇人変人”に関する記事がすっごく笑えたので、blogにも来させていただきました(#^.^#)

JASRAC、そうとう癖もんな団体ですね...。
この記事を読んで、あの組織が嫌いになったのと同時に、日本の音楽の行方が心配になって来ました・゜・(ノД`)・゜・

私もピアノ演奏めっちゃ好きです(*´ω`*)
これから時々遊びにこさせてもらいます♪゜

投稿: ★みど★ | 2014年1月19日 (日) 15時35分

★みど★ さん
はじめまして

コメントありがとうございます。

まあJASRACはクリエーターの権利を守っているというよりはレコード会社や制作会社の権利を守っているといういいかたの方が正しいですからね。

でも別ページの記事のように作曲家というのはある意味変人でないとできないところは確かにありますから、まあ変人が変人を守っているとお考えいただければいいでしょうか?

これからも遊びに来てください。ありがとうございました。

投稿: Kyoji | 2014年1月20日 (月) 09時54分

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