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2013年12月20日 (金)

吉松さんストーカー事件と福島原発報道に見る報道機関「コンプライアンス」の悪弊

すでにネットではかなり情報が流れているにもかかわらず日本のマスコミは全く無視している事件、まがりなりにもミスインターナショナルという国際的な賞の受賞者が活動存続で危機的状況に陥っていることを考えるとこれはどう考えても異常である。

真相は不明だが、この会見内容を見てもなぜ、日本のマスコミは全く報道どころか記者会見にすら出席しないのか全く理解できない。茂木健一郎氏twitterで怒りの怪気炎を上げているが実際海外のマスコミは大きく取り上げているにもかかわらず日本のマスコミはほぼ無視の状態である。

    ■Japan’s Miss International Takes on Mob-Backed Entertainment Complex
http://www.thedailybeast.com/articles/2013/12/18/japan-s-miss-international-takes-on-mob-backed-entertainment-complex.html

上記の記事を翻訳、要約すると

第53回ミスインターナショナルの授賞式に前回受賞者でなおかつ日本人として初めて受賞した吉松育美が恒例となっている新受賞者に賞を与えることができなかった。その理由が芸能事務所から「体調不良」として出席するな、と圧力が加わったという点である。その後吉松は大手芸能事務所より嫌がらせやストーカー被害を受けており、先日外国記者クラブにて警察に告発した旨の記者会見を受けた。

所属を半ば強制された大手芸能事務所は反社会勢力の影響下にあり、この一連の嫌がらせ行為はその事務所の所属を拒否してから始まった。日本の芸能界はまるで1950年代のアメリカのハリウッドのようにマフィアの強い影響下にあるようだ。

長くなるので要約すると、上記記事では2つの点を大きく問題視している。

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1.日本社会は長年芸能事務所と反社会勢力との繋がりを黙認してきたこと

2.この事件に日本のメデイアが異常なほど沈黙していること

私なりに情報を収集してなぜ日本のマスコミが取材しないのか聞いてみたら次のような答えが帰って来た。

(1) 吉松さんがエージェントに現在しているマット・テイラーなる人物はかなりいわくつきの人物で信用性が薄い。

(2) 内容をよくみるとケイ・ダッシュ(バーニング系列)の谷口氏とマット・テイラー氏の個人的な金銭の争いに集約されることがわかったので記事としての価値が小さい。

ということらしい。しかし本当にそうだろうか? しかもそれがマスコミが報道しない理由、記者会見にすら出席しない理由にに本当になるのだろうか?

仮にこれが谷口氏とテイラー氏の個人的な争いが発端だったとしてもミスインターナショナルが事実上の活動停止に追い込まれているのは紛れもない事実であり。吉松さんは完全な被害者である。それにテイラー氏も谷口氏も叩けばホコリが大いに出そうな人物である。そこの部分を取材すればこの事件の不可解な部分が逆に見えてくるはずである。それを考えると上記の2つの理由は取材しない理由には全くならない。仮に伝えられているような詐欺師とヤクザの争いだったとしても、吉松さんという被害者が存在している以上その背景に何があるのかを検証するのがジャーナリズムのあるべき姿であり、寧ろこの状況ならば取材を強化しなければならないはずである。

ケイ・ダッシュが芸能界の最大手のバーニングの系列であることがかえっていろんな憶測を呼んでいる。実際マスコミはバーニングの圧力によってこの件を報道していないのではないか、という説がネットではまことしやかに流れている。バーニングS社長はいわずとしれた反社会勢力のつながりの深い人物であり、私自身はこの会社との接触は極力避けてきた。(私は今時の音楽業界人には珍しくこのB社とレコード会社のA社との取引、つきあいを意識的に避けてきた。そして避けてきたのは正解だと思っている)

今回のように日本のマスコミが沈黙し、海外のメデイアがより深い取材で真相を暴く。この構図、よく見ると福島原発の時と全く同じである。以前この点でとある有名ジャーナリストに質問をぶつけたことがある。すると「日本のマスコミは今コンプライアンスを重視する。その関係でマスコミ各社は福島周辺での単独取材はできないことになっている」という答えが帰って来た。そのジャーナリストはそのコンプライアンスのために福島原発の取材では日本のマスコミは完全に取材の面で敗北した、という点は認めつつも現状ではそのコンプライアンスの壁が大きく変えられないという

コンプライアンス?

おかしいだろ? それ?

福島原発のような非常事態が起き、日本の環境が大きく損なわれているこの時期にコンプライアンスのために取材をしないということが正当化されているのだ。今本当に何が起きているのか殆ど国民は真実を知らない現状で、真実を知るためにコンプライアンスもへったくれもあるまい。これでは先日政府与党が強行採決した「特定秘密保護法」などが施行される以前に既に国民の「知る権利」はかなりの面マスコミによって侵害されていることになる。

先日の「特定秘密保護法」に関する日本の大手マスコミのあまりに遅きに失した反対運動ぶりを見ても明らかだが
今の日本のマスコミは根本的なところがおかしい

と言わざるを得ない

これで「特定秘密保護法」に基づくコンプライアンスとやらがマスコミ各社で決まれば、政府の不正や恣意的な行動もコンプライアンスによって取材されなくなる、という事態が充分に想定できる。そもそもこれでは「特定秘密保護法」など制定されなくても日本のマスコミは既に骨抜きにされていることになる。そのくせ芸能人の下世話な話題のためにはプライバシー侵害やストーカーに近い取材行為をする。都合のいい時にはコンプライアンスは摘要されないらしい。

吉松さんのこの例もそうではないか? コンプライアンスが原因かどうか不明だが、そもそも某大手プロの圧力に屈したのが事実かどうかはともかく、マスコミ、ジャーナリストとしてはそういう風評がたつこと自体本来なら屈辱的な状況であるはずであるが、最近の報道機関関係者はそういう風評がたっても何とも思わないようである。

日本のマスコミに「真の意味のジャーナリスト」はもはやいないのか?

たぶんもういないんだろうな。最近の大手マスコミの行動見るとそう思わざるを得ない

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