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2013年10月19日 (土)

新しい音楽コンテンツのありかたを模索するサイト"trick-music.com" 立ち上げとその意図について

以前から少しお知らせしていた新しいサウンドコンテンツのありかたを模索するウエブサイト「音のイリュージョンー錯聴トリックミュージック」を本日オープンさせました。
http://www.trick-music.com/

これは耳の錯覚や「仕掛けのある音楽」や「音のパズル」を始めとする音楽の新しい遊び方、聴き方を提案するサイトという内容になっていますが、これだけだと単なる「音楽のクイズーお勉強」のように見えてしまうかもしれません。

しかしこのようなサイトを立ち上げた理由は大きく分けて3つあります

1.音楽に「仕掛け」を施すことにより新たな表現の可能性を模索する

きっかけはウエブサイトにも書いてありますようにトリックアートというものがあるのならトリックサウンドというものもあるはずだ、と考えたのがきっかけです。しかしアート方面と違い音楽、特に昨今の音楽はアートのようなイリュージョン、やだまし絵のような仕掛けを施される例は少なく、あってもサブリミナルのようなどちらかというとあまりよくないイメージで捉えられることが多いのが実情です。しかし私が調べていくうちに昔、特に近代までの作曲家は作品にさまざまな「仕掛け」を施し、とくに人間の耳の錯覚を利用した多くの作品を作っていたことがわかってきました。それがいつの頃からか忘れられはじめ、昨今は「売れセン」などという馬鹿げた言葉でクリエイテイビテイのかけらもない音楽が氾濫してしまいました。私はそのような風潮に異を唱え新たな音楽の創造力の可能性を復活させたいと考えています。

2.BGM=空気のような音楽の存在のありかたを見直す

昨今、街には有線放送等で音楽があふれ、音楽は「なければ寂しいが」空気のようなもの、といった意識があるように思います。つまり音楽はじっくり聴かれる ことはなくただ聴き流されている、といった面があるように思います。もちろんそれも音楽の1つのありかたではありますし、それを全面否定するつもりはあり ません。
しかしそうでないありかた、もあっていいのではないか? BGMでないありかた音楽を聞き流すのではなくーじっくり聴く、そういうありかたを見直してもいいのではないか? と考えるようになりました。

環境音楽、ヒーリングミュージックなどをたくさん作っている私がこんなことをいうのを不思議に思う方も多いかもしれません。しかも私はかつてBGMを制作する会社に所属していました。その点ではBGMというものに対する意識は普通の音楽家よりは持っていると自負しています。

実はだからこそ、私はいわゆるBGMとは違う音楽のありかたについて考えるようになったのです。

trick-music.com に展示されている「音楽パズル」「錯聴のいろいろ」各項目で遊ぶことによってその「答え」を見つけるために皆さんはそのサウンドコンテンツを「じっくり」聴かざるを得なくなると思います。実はポイントはまさにそれで現代の私たちの多くは「じっくり音楽を聴く」ということを忘れてしまっているような気がするのです。そうしたBGMではないじっくり音楽を聴き、それを味合うということを見直したい、という意図があります。

3.音と触れることによって音の文化としてのありかたを体験して欲しい

これらの「音楽パズル」等によって実際に音に触れることによって音の不思議、実際に音で遊ぶ体験をしていただければと思います。今後は「音の素材」でさまざまない遊べる仕掛けを考えていきたいと思っています。実際に皆さんが音楽に受身的に聴くのではなく実際に触って体験するインタラクテイブな音楽のありかたを作っていきたいと思います。そのための新たなコンテンツも計画中です。

そしてそのことによって、特に次の世代の子供たち、若者に創造性を養うきっかけになってくれるとうれしいですね。

「音楽なんてタダでしょう?」なんて言う人が時々います。いや、正直少なくないです。
スマフォ買うとかディズニーランド行くとかにしか金出す価値がないと思っている人に音楽文化がどうだのなどいくら言っても無駄だということは私も仕事の中で嫌というほど経験しています。今の子供達、若い人たちにはっきりいって「創造力のかけらもないのにそれをライフワークにしている人をタダだと思う限りなく下品な人間」にはなってほしくありません。

それには自分でこういう素材に触れ、遊ぶことによって自分で体験する必要があります。
trick-music.com はそのきっかけになってくれればという願いが込められています。
モノ以外には金を払わん、形のないものには金を払わん。そういう風潮が日本に真の意味の文化ー国際的に通用する文化が発展しない根本原因を作っていると考えます。クールジャパンなんていう以前にまずその意識を変えることから始めないと駄目だと思います。でないと「クールでないジャパン」という評価と嘲笑を世界中から受けるでしょう。

参考までに次の記事をご覧ください。ひどい話です。

日本の自治体が先日なくなった偉大な作家故「やなせたかし」さんにタダで作品を書かせたことが判明

■故・やなせ氏に無報酬で仕事依頼していた自治体も……吉田戦車が痛烈批判 「恥じろ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131018-00000018-rbb-ent&1382068738

心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏が地方自治体などから無償で仕事を依頼されていたことについて、マンガ家・吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とTwitter上で言及している。

 数多くのご当地キャラクターの制作も手がけていたやなせ氏。コピーライター・糸井重里氏の公式サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載されている対談による と、なんと高知県だけで50以上、全国では200ものご当地キャラを生み出したという。さらに驚くべきことには、数件を除いて全てノーギャラで依頼された 仕事だそうだ。


 やなせ氏は「俺は巨匠にならないと決めたんだから、くだらない仕事であろうとやらなくちゃいけない」とフォローし、笑い話のように語ってはいるが、「原稿料なしなの。つまりですね、すごく軽く見られてるんだよ」と衝撃的な事実を明かしている。


 吉田氏は17日、「ボランティアが適切である場合は、もちろん除いて」と補足しつつも、「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じ ろ、と思いますね」と痛烈に批判。無料で仕事を引き受け続けたやなせ氏も良くなかったと言えば良くなかったかもしれないが、「そこに甘えて描かせたほうの 気軽さはちょっといやだ」と語り、「そこに作品に対する敬意はあるのか?ってことですよな」と怒りをあらわにした。


 ネット上では、「確かに個人レベルでもデザインやイラストの仕事を『ちょっとお願い』とプロに無報酬で頼む人は多い」と吉田氏の怒りに同意する声が上 がっている。また、今年4月には、政府主催の第2回クールジャパン推進会議で、民間議員を務めるプロデューサー・秋元康氏がクリエイターに無報酬で協力を 求める趣旨の発言をしたとして、物議をかもした。


 やなせ氏は、13日に心不全により94歳で亡くなった。

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