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2013年10月10日 (木)

ヒットチャートの新標準ーオフィシャルチャートカンパニー

Billboardとかオリコンとかありますが、今ヨーロッパ、とりわけイギリスではヒットチャートについて新しい標準ができつつあります。

恥ずかしながら私も知らなかったんですが海外のヒットチャートの計算方法はいつのまにかすっかり変わっていたんですね。一応私も業界人の端くれなので、これは勉強しないと恥ずかしい、ということで調べました。

結論からいいまして もう「何万枚セールス」とか「ダウンロード何万回」なんていう測定方法は時代遅れになっているんですね。旧態依然のチャート測定法なのはもはや日本だけかもしれません。

http://www.officialcharts.com/

このことを知ったきっかけはこの記事です。

イギリスの音楽シーン、2013年はシングルが過去最高に迫る勢いで売れている!

http://www.musicman-net.com/artist/29661.html

英国音楽の業績をモニターする業界団体Official Charts Companyによれば、英国の音楽業界は2013年はシングルの売上が過去最高に達する勢いで伸びているそうです。

ロビン・シックの「Blurred Lines」と、ダフト・パンクの「Get Lucky」が第3四半期が終了した時点で最も売れたシングルです。「Blurred Lines」は136万ユニット、「Get Lucky」は124万ユニットと英国内での売上は大きく伸びています。

 

スウェーデン出身で若干24歳ながらすでにスーパースターとなった若手DJ、Aviciiの「Wake Me Up」は2013年で第3位と健闘しており、2013年で最も早く売上が伸びたシングルで7月のリリースから今週で100万ユニットを突破しました。「Wake Me Up」は英国音楽チャートで140番目に100万を売り上げたシングルになります。

こちらが今年度最も売れているシングルのトップ10になります。

1 “Blurred Lines” Robin Thicke/TI/Pharrell Williams
2 “Get Lucky” Daft Punk feat. Pharrell Williams
3 “Wake Me Up” Avicii
4 “Let Her Go” Passenger
5 “La La La” Naughty Boy feat. Sam Smith
6 “Thrift Shop” Macklemore/Ryan Lewis/Wanz
7 “Just Give Me A Reason” Pink feat. Nate Ruess
8 “Mirrors” Justin Timberlake
9 “Waiting All Night” Rudimental feat. Ella Eyre
10 “Pompeii” Bastille

上記の文章で「ユニット」なる言葉で表現されているが、実はこれが従来と違う計算尺度となのである

この「ユニット」なる言葉もともと財務関係の用語らしく、要はあらゆる種類の「収入」を総合したものを「ユニット」なというそうで、それはいわゆるPhysical CD(いわゆる普通のCDです)だけでなく音楽配信サブスクリブション(Spotify Pandora radio等の収入)ライブコンサート収入から果てはYou tubeによる広告収入までありとあらゆる商品チャンネルを総合した全体額を「ユニット」として表現するそうです。そしてこれが今では国際的な音楽チャートの標準になっているそうです。

1万ユニットがどれだけの金額かはもうちょっと調べてからということになりますがおそらく1万ユニット一億円くらいに相当するだろうと思われます。いずれにせよ音楽の販売チャンネルの多様化はヒットチャートの計算方法も変えたことになります。

日本の音楽業界は当ブログでも何回でも指摘してきたように、少しでも従来と違うやりかたをすれば、その方法論を「邪道」と決めつけ、あらゆる変化を忌み嫌う極端な保守主義者の集まりです。そもそも「ユニット」なる計算方法など理解する頭があるかどうか甚だ疑問ですね。

Official Charts Companyは参加のために厳正な規定をもうけておりましてどこかの国のチャートのように不正が行われないようになっています。厳正なシステムを維持する規定が盛り込まれているので、実態をかなり正確に反映するようにできています。まあグラミーでも映画のアカデミーでもそうですがそういう評価の尺度、コンプライアンスに関しては厳正な審査をするために本当に厳しい規定がもうけられています。金でチャート順位を買ったり、審査前から結果が決まっているどこかの国とはえらい違いといわざるを得ません。

いやー勉強になりました。

残念ながら日本の音楽産業は世界と比べて完全に遅れていると言わざるを得ません。世界から取り残されているといってもいいです。そもそもサブスクリプションですらまだ日本国内では本格展開できるメドがたっていませんからね。

困ったものです

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