Kyoji "metanature"
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2013年9月28日 (土)

今後曲を作る上での作曲家としての私のスタンスー業界的観点より

業界的観点より、などというたいそうなサブタイトルをつけてしまったけれど
私はもう「売れセン」とか「おいしいメロデイをぱくる」とかそんな世界とは未来永劫関わりたくないと思っている。

今私が考えるのはとにかく「いい音楽」を作りたい だがそれは極めて抽象的な表現だ、


ある人にとって「いい音楽」が別の人にとって「悪い音楽」というケースは十分にありうる。だけど「いい音楽」には1つ共通点がある。それは聴いている人の心に何らかのインパクトを与えること。多くの場合それはプラスの影響である。

例えばこのアーチスト、


Kraftwerk - Live in Concert

私はこのグループが好きだ。サウンドが好きだ。私が一時テクノ小僧になった原因はこのグループにある。YMOより先だった。このビートを聞くだけでノリノリになる。明らかに大きなパワーを持っている音楽である。

そうかと思うとこういうのも好きだ


Oscar Peterson - C Jam Blues

伝説のピアニストである。私は史上最高のピアニストだと思っている。

だがこの2つの音楽、少なくとも形式においては水と油である。実際テクノ好きでジャズが好きでない人も少なくないし、逆にジャズが好きな人でテクノを毛嫌いする人も少なくない。

だけど大事な点は音楽は形式じゃない。形じゃないという点

私はどちらの音楽も好きだ。どちらも聴いていて心が動かされる、それがどのジャンルの音楽だ、などということは私にとってどうでもいい。大事な点はどちらも文化として間違いなく残る音楽だということである。

私は文化としての音楽が好きだ

そして今後はそんな音楽を作り続ける活動をしたい、ただそれだけ。

だから日本の音楽業界から事実上離れた。愛想をつかしたね。はっきりいって

音楽とは音を楽しむという意味だ。 今音を心から楽しんでいる人はどれだけいるんだろうか?

一つだけはっきりしていることがある。

それは今の音楽業界のトップにいる人間で心から音楽文化を愛している人間はおそらくほとんどいない。ということ

実際音楽文化を心から愛していればあんなゴミ同然の音楽をどんどん作り続けよう、などという発想にはならない。

そういう連中が日本の音楽文化をダメにした。だからこういう連中とは私は関わりたくない。二度とね

今後どういう作品を作る機会があるかわからないけど、ここ20年くらいの音楽業界の悪しき習慣を断ち切り、自分が考える高いクオリティの音楽を作り続けることに残る音楽人生、全力で傾けていきたい。

少なくとも文化を作るクリエーターでありたい。

そう考えて今後の仕事に臨む所存である。

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「ジャパンパッシング」でいまだメドすら立っていないSpotifyの日本サービス開始

ここ数週間ほど多忙で音楽記事に関して書けなかったけど、当ブログでもサブスクリブションが今後の音楽産業の大きな柱になるという内容の記事を書いてSpotifyも秋頃には日本でサービス開始では? などという情報も入ってきた。

だが少なくとも本日現在、Spotifyの日本でのサービス開始については全く情報が入ってきていない。
そうこうしているうちにSpotifyが台湾を始め四か国でサービスを開始したという情報が入ってきた

■音楽ストリーミングサービスSpotify、台湾でサービスを開始。新たに4市場を加え世界展開を拡大
http://jaykogami.com/2013/09/4169.html

音楽ストリーミングサービス「スポティファイ」が台湾でサービスを開始しました。またスポティファイは台湾を含む新たに4市場で本日サービスインし、世界展開を32ヶ国に拡大しました。

新たにサービスインしたのは台湾の他に、アルゼンチン、ギリシャ、そしてトルコです。

<中略>

スポティファイの台湾版では無料と有料の2プランが用意されています。無料プランでは、広告付きの無制限聴き放題ができるデスクトップ向けサービス。有料のプレミアムプランでは、月額150NTドル(約5ドル)を支払うことで、広告無しの視聴やオフライン再生がデスクトップとモバイルから楽しめます。

台湾への進出はスポティファイにとって香港、マレーシア、シンガポールに続くアジア圏内でのサービス展開になります。 

<後略>

こうしているうちに台湾や他のアジア諸国に抜かれてしまっている。相変わらず中身にごねている会社が多いということか? と最初は思ったがどうもそういうことだけでもないらしい。

どうも日本の市場の「特殊性」も大きいようだ。

■取り残される日本Spotifyのジャパン・パッシングはなぜ起きたか
http://www.musicman-net.com/SPPJ01/24.html

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2013年9月13日 (金)

自分の縁、人脈、そして自分の音楽活動

私はあまり縁、とか運命というものは考えないようにしている。いや、昔は考えていた時代があり易学に傾倒した時代もあった。しかし結局アホらしくなってやめた経緯もある。

実は昨年から手掛けている海外向け音楽教材の関係で今やうちの主要取引先となった某楽器メーカーの音楽教材の制作部門に昔の知り合いがいる。それは取引を始めてしばらくしてからわかったのだが今日また新たなことがわかった。その楽器メーカーの国内向け教材を作っている会社のデイレクターが何と私の旧知の元V社のデイレクターだったことがわかった。

昔某V社で仕事をしていた時(一時は殆ど専属に近い形でV社中心に仕事をしていた)にいっしょに仕事をしていたんだけど、まさかこの仕事で再びつながることになろうとは...

一昨年末に問い合わせが来てから、昨年初めより一連の制作をしているけどこうも立て続けに昔の知り合いとこういう仕事で再会するとは、いくら音楽業界が狭いといってもやはり何か運命的なものを感じざるを得ない。
仕事をするところって案外あっさり仕事になるけど、仕事にならない事務所とか会社っていくらつついてもならないことが多い。だからやはり縁というのは存在するんだろうな、と実感する。今やうちの会社の主要取引先に実質的になったこの楽器メーカーはやはり縁があったのだろう。そうとしか思えない部分がある

そういうことがあったかと思うと実は決別もあった。夢たっぷりにスタートしてのだが、双方で話し合い、これ以上いっしょに仕事を続けていくのは困難という結論に達し、プロジェクトを見合わせた人間もいる。前回の仕事の途中で違和感を感じていたのだが、別にケンカ別れしたわけではない。双方お互い納得して円満にそれぞれの道を行くことになった。

そうかと思うと昔失敗した経験があるにも関わらずその仲間から相談を受け新たな案件が発生し、ひょっとしたら今度はうまくいくのでは? というものもある。一方では自分ではいい仕事をしているつもりでも自分で空回りして結果的に断念せざるを得ない案件もあった。(自分が昨年体調を崩した原因の1つはたぶんこれ)

要は結局人生なるようにしかならない

                         と最近思うようになった。

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ドルビー研究所の「レイ・ドルビー氏」死去ー音の世界の巨人がまた一人逝く

最近はサウンド自体に興味を持つ人が減ってきたので「ドルビー」といっても特に若い人は知らない人もいるようだ。

しかしノイズリダクションや映像やDVD用のドルビーサラウンドの生みの親であり、戦後の録音技術に大きく寄与し、また強い影響を与えたレイドルビー氏が逝去したDolby Laboratoriesは発表した。

■ドルビー創設者のR・ドルビー氏、死去
http://japan.cnet.com/news/society/35037198/

Dolby Laboratories創設者のRay Dolby氏が米国時間9月12日、サンフランシスコの自宅で死去した。享年80歳だった。

 同社は、Dolby氏が近年アルツハイマー病を患っており、7月には急性白血病と診断されていたことなどを明らかにした。

 Dolby氏は、多数のオーディオ技術の発明により人々のサウンド体験に革新をもたらしたことで知られる。同氏は、ノイズリダクションに関する先駆的な研究に取り組んだほか、サラウンドサウンドを発明した。同氏は50件を超える米国特許を保有している。

 Dolby氏はインドで国連のアドバイザーとして務めた後、1965年にDolby Laboratoriesを創設した。オレゴン州ポートランド出身。若い頃にスタンフォード大学とケンブリッジ大学に学んだ。また、Ampexに勤務し、チーフデザイナーとして初期のビデオテープ録音システムの電子機器を全面的に担当していた。

実は写真を見るのは初めてなんですが、

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今の録音技術や映像の音全般はこの人なしにはなりたたなかったと思います。オスカーやエミー、グラミーの技術部門で数々を受賞しています。Dolby LaboratoriesのCEOのKevin Yeaman氏は、哀悼の意と表すとともに「Ray氏の理想は我々のインスピレーションとモチベーションの源であり続けるだろう」とコメントしています。

また今日の音楽文化に大きく寄与した巨人が逝ってしまいました。ご冥福をお祈りいたします」


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2013年9月11日 (水)

セプテンバーコンサートに二年ぶりに参加@アートカフェフレンズ

昨年緊急入院という事態が発生したために出演を断念せざるを得ませんでした「セプテンバーコンサート」(国境なき楽団主宰),ですが、今年はおかげさまで無事問題なく出演することができました。

場所は昨年演奏する予定だった東京恵比寿のアートカフェフレンズです。  http://www.artcafefriends.jp/

出演者は
1組目  ダブルドリブルさん
2組目  おおき まさとさん
3組目 大野恭史
4組目  大城杏花さん・大城梨花さん
5組目  新井千恵さん・室伏琴音さん

Ohno2

昨年の体調不良のリベンジとして参加させていただき以下の曲を演奏いたしました。

1. ピアノのための3つのリフ(新作)
2. Short Story
3. イン ア センチメンタル ムード(スタンダード=デユークエリントン)
4. Gotham City Waltz
  5.What a wonderful world (スタンダード)

その中で意外にできたてのホヤホヤの曲「ピアノのための3つのリフ」が予想以上の反響でした。殆ど書き下ろしの曲なんですが昨日来れなかった方皆さんにも聴いていただきたく動画をyou tubeでアップしています。

今回はたくさんの方にご来場いただき本当にありがとうございました。とてもうれしかったです。

1年半以上ライブから遠ざかっていたんですが、やはりライブはいいですね。スタジオばかり籠っているのはやはり精神衛生上悪い(笑) ミュージシャンはやはりライブしないといけないですね。

そんなわけでまた懲りずにこういう機会をもうけたいと思います。
その時はまたぜひぜひおつきあいのほどをお願い申し上げます. m(_ _)m

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2013年9月 8日 (日)

2020年東京五輪に向けて日本を真の意味で「クリエイテイブな国」にするための考察

今朝未明、2020年の東京五輪開催が決まった。福島原発の問題とかの懸念は払拭されないままだが、それは別の記事で論じるとして音楽の1クリエーターとして私がもっとも懸念し忸怩たる思いでいること。

それは今の日本音楽界のクリエイテイビテイがあまりにもお恥ずかしいほど酷いレベルであるという点

はっきりいう。このままじゃ日本の音楽は世界中からの笑いものになる、音楽制作の現場にいる人間としてはこの状況を打開するために何かを考えないと、現状では日本人としてあまりにも恥ずかしすぎる。あと7年あるが、7年しかないということもできる。

とはいえ、今の音楽業界のトップに発想の転換をさせるのは100%不可能である。文系の人間に偏微分sinθcosθの入った複雑な数式を理解しろというようなものである。となると我々が独自で何らかの方法を考えて世界中をアッといわせるようなものを作っていくしかない。開会式でAKBやジャニーズのようなものだけを全面に押し出されてしまってはたまったものではない。考えただけで精神的な拒絶反応を感じる。

そのためにも何らかの方策を早急に考えなくてはならないが、その前に現代においてそもそもクリエイテイブとは何ぞや? ということの自問自答から始めないといけない。その中で次の記事の中にヒントがあるような気がする。

■クリエイティビティという言葉を振り回すのではなく、本質的に創造的であれ
http://www.kohkoku.jp/sp/201310

MIT Media Labの教授の石井裕氏がカンヌ広告祭で今年から新設されたイノベーション部門史上初めて"Cinder"というコンピューターソフトウエアが受賞した時のインタビューである。

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