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2013年7月11日 (木)

映画音楽制作とスタジオ

現在映画祭出品を念頭に置いたある短編映画の音楽をやっています。

基本構想はだいたいできあがっていますが最後にあるクラシック曲のピアノを入れるんですが、その生ピアノのレコーデイングをしようかという話があります。しかし低予算なので然るべきスタジオできちんと録る予算などなくどうしようかという話になっています。
実は以前なら安い価格で生ピアノをレコーデイングできるスタジオがいくつかあったのですが、時代の流れなのかことごとく閉鎖されており、一定の予算を用意しないと生ピアノの音のレコーデイングは難しいかもしれません。まあどうにか知恵を絞って対策を考えますが..監督がどうしても、というのならやはりその予算を考えてもらうしかありません。

たまたま昨日地上波でジブリの「風立ちぬ」の音楽の録音模様が放送されたのをひょんなきっかけで見ましたが大ホール借り切って読饗のオケとピアノのレコーデイング。これだけ音楽にお金かけてくれるのは今やジブリとNHKくらいでしょうね。ハリウッド映画ならともかく日本の市場規模では普通の日本映画ではここまでの音楽制作の予算は残念ながらとうてい出ません。たまにはあのくらいのオケ(僕の知っている範囲では読饗はたぶん日本で一番うまいオーケストラだと思います)で自分の曲をレコーデイングしたいものですが、まあそれには世界市場に出るべく画策するしかありません。今いろいろ動いているのはそのためでもあります

まあ普通は「生オーケストラっぽく作ってね」といわれてもモノホンのオケなんか使える予算など出ないので (実は数人のミュージシャンを雇うほどの予算もないことが多い)結局ソフトシンセで殆どの作業をやらざるを得なくなります。まあViennaKontakt playerというソフトシンセがあるからある程度生音風にはできますが、そうはいってもソフトシンセは所詮フェイクの域を出ない音源です。.

むかし久石さんのスタジオが六本木、今の六本木ヒルズの場所にあったころよく私はそのスタジオで自分の曲のレコーデイングしていました。私の知っている範囲ではジブリの草創期では久石さんは生オケを使わずに、愛用のフェアライトCMI (といっても殆どの人がもう知らないでしょう? 昔のサンプリングマシンの最高級機で今のPro toolsのようなことができるサンプリングシンセコンピューター)で作っていたと思います、私がレコーデイングしている隣の部屋で一人黙々と作業をしていたのを思い出します。たぶん「トトロ」くらいまではそうしてやっていたんじゃないかと思いますが、実際はどうだったんでしょうか?

ちなみに「風立ちぬ」は大ホールで録っていましたがよく考えれば早稲田にあるAvacoスタジオビクター302 401(通称サザンスタジオ)を一日ロックアウトで抑えるよりは大ホールの方が安上がりだと思います。その代りPro toolsやレコーデイング卓を持ち込まないといけないですが、たぶんそのコストを入れても安いでしょうね。..スタジオがつぶれる要素はここにもあります。

映画音楽の制作 楽なものは1つもありません。数えきれないほどの映画音楽を手掛けた久石さんも同じことをいっていましたし、何度も疲れ果ててボロボロな状態になっている久石さんをスタジオで見ました。まあ私なんか楽してる方かもしれませんが、 いやボロボロになるのはこれからかもしれません。(@_@;)

まあとにかくよい映画を作るためには音楽の予算ももう少し考えていただけると助かりますが... まずは今目の前にある仕事を片付けます。

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