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2013年7月30日 (火)

土屋アンナ舞台事件と濱田朝美さんに見る権利と重大な人権侵害の可能性

私も制作をやっている人間なので権利に関してはかなり気を配る癖がついている。
必ずしも権利者に対していい条件ばかりではないが、(ここだけの話権利を事実上買い取る場合もありうる)その場合も何らかの方法で別の配慮をすることで「埋め合わせ」をすることが多い。音楽でも映画でも「制作」という仕事はクリエーター、プロデユーサー、デイレクター全員のしっかりとした信頼関係に基づいて制作進行しなければならないし、それが当然のありかたである。

だからこの話を聞いて私はわが目を疑った。

発端はこの記事

土屋アンナさん舞台降板…稽古途中から姿見せず
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130729-OYT1T01012.htm

これに対して土屋アンナサイトがずいぶん炎上したようだが、原作者のブログでは

日本一ヘタな歌手☆濱田朝美ブログ☆
http://ameblo.jp/sakura-smile-for-you/entry-11582675117.html

<前略>

皆さんももうご存じかと思われますが、私の本「日本一ヘタな歌手」が舞台化される事になりました。

その事について、どうしても納得がいかない事があり、この場を借りて事実をお話したいと思います。

実は今日、私の舞台の主演である、土屋アンナさんが、自分勝手に舞台練習を休み、そのせいで八月の公演が出来なくなったという内容が、舞台の公式ページに発表されました。
その発表は、全くの事実無根です。
これから、お話する事が真実です。

実は、最初の段階でこの舞台の話に関して、私は制作者側から全く許可を取られていませんでした。
私が舞台の存在を知ったのは、友人からネットに出ていたよ!というメールが来たのがきっかけでした。
その知らせに、慌ててネット検索してみた時には、もう舞台の記者会見の一週間前でした。
その時、私は何が起こっているのか全く把握できず、ただただ驚きました。
何日か後に、こちらから連絡を取り、本の出版社の元担当と舞台の監督(演出家)に会う事が出来、事情を説明して頂きまた。
すると、既に私から舞台化の許可を取ったと言われ、詳細の説明や正式な謝罪もありませんでした。
ですが、許可を取ったという内容を聞いていると、常識ではあり得ないものでした。
一年半ほど前に、私が多摩センターで路上ライブをしていた時
元担当が私の元に監督を連れて来て、"今後何か協力して下さるかもしれないから、ご挨拶して。"と言いました。
私はただ、自己紹介と今後何かありましたらよろしくお願いします。と言いました。
その事を、許可を取ったと言っているようでした。


しかし、その時は舞台化の話などは無く、その後も監督とお会いする事も、元担当からそのようなお話をされる事はありませんでした。

お二方の言い分は、それがこの業界では許可した事になるのだ。という事でした。

私は何度も、それでは許可にならない。と言いました。

すると監督は"そんなに許可と言うのなら、別に貴女でなくとも、障がい者はたくさん世の中にいる。違う人に頼んでも良いんだよ!"とおっしゃいました。
また、原作とは内容が多少異なるため、そんなに許可と騒がなくてもいい、と言う事を言われました。

その言葉に、私は憤慨し、この方にはいくら言っても理解していただけないのでは。と思いました。

一応元担当が、監督を宥め、今度近いうちに舞台の台本を私に見せ、そこで舞台化の許可を正式にして欲しいと言う事になりました。

その後いくら待っても台本は届かず、1ヶ月以上が経ち、突然7月16日のプレミアムライブ「舞台の成功をみんなで祝うパーティー」の案内が届きました

許可もしていないのにそんな案内が届いた事に、とても不愉快な気持ちでした。
しかし、それに行けば監督に会えると思い、参加する事にしました。
ですが、パーティーでは監督とは話をする事は出来ませんでした。

でもそこで、主演の土屋アンナさんにお会いする事が出来ました。
土屋さんはとても親しくしてくださり、"舞台の台本を見ましたか?貴女は本当にこの内容で許可を出したの?"と聞いてくださいました。
私はそこで今までの経緯をお話しし、舞台に関して困惑している事を打ち明けたところ、土屋さんも共感して下さり、協力して下さる事になりました。
そして、何も出来ない私の代わりに、監督に"濱田さんが納得出来るものにしてください。"と掛け合ってくださったのです。
また"原作者が納得し、許可した舞台でないのなら、出演出来ません"と伝えたそうです。
しかし監督はそれを全く聞き入れる事はないそうです。

私の所にはただ一枚の舞台の同意書のみを送りつけ、台本も詳しい内容説明もない状態で、毎日のように同意書にサインするように、と言う内容の電話ばかりかけて来ました。

私は説明も無しにサインは出来ないと思い、内容を教えてくださいとその度に言い、サインを断りました。
やっと台本が送られて来たのが2日前の事です。
そしてその台本を見ましたが、私の本が原作とは思えない程、内容が異なっており、自分の人生を侮辱された様な気持ちでした。

そこでやはり許可はしたくないと感じ、私の作品を原作と書かず、全くのオリジナルとしてやって頂きたいという意向を伝えようとしていました。

そして本日、舞台の公式サイトに、土屋アンナさんが無断で練習に出ないため、8月の公演は中止という内容の記事が発表されていました。
その発表は全くのデタラメで、これが真実です。

それに対し、私はとても怒りが鎮まらず、皆さんに真実を訴えたくなりました。
土屋アンナさんは、全くの無実です。
ただ、私のために監督に伝えて下さっていただけなのです。
皆さん、どう思われますか?
それでも土屋アンナさんが悪いということになりますか?

<後略>

この件で権利ビジネスのことも何もわからんで知ったかぶりをするおバカが中心にあちこちで炎上しているようだが、まず全く当たり前のこととして

権利者が許諾していない、といっている以上は制作者が何と言おうが許諾したことにはならない。

当たり前の話だ、こんな簡単なことがわからん奴が多いのが驚きだ 

(注;これを著作人格権という)

普通原作者でも著作者でも著作物を使う以上は必ず権利者に対して権利使用に関する「覚え書き」を最低限かわす(普通は契約書だが)。そして双方が捺印あるいはサインを行い必ず二通作り双方が一通ずつ保管する。 これ基本中の基本

ちなみに音楽著作権での契約書の場合はMPA(音制連)の契約書の雛形で音楽出版社と契約をかわす。
それが普通だ。

元担当が私の元に監督を連れて来て、"今後何か協力して下さるかもしれないから、ご挨拶して。"と言いました。
私はただ、自己紹介と今後何かありましたらよろしくお願いします。と言いました。
その事を、許可を取ったと言っているようでした。

もし本当にこの制作会社がこのような云い方をしたとすればこの会社は権利使用や権利許諾のやりかたの基本を知らない会社と思われても仕方がない

そして私が何よりも気になったのは

私の所にはただ一枚の舞台の同意書のみを送りつけ、台本も詳しい内容説明もない状態で、毎日のように同意書にサインするように、と言う内容の電話ばかりかけて来ました。

私は説明も無しにサインは出来ないと思い、内容を教えてくださいとその度に言い、サインを断りました。

まず同意書の詳細な説明もせず、一方的にサインしろという、それもここに書かれていることが事実だとすれば殆ど強要に近い。

これってはっきりいって詐欺師のやりかただ。
これだけで私はこの制作会社を信用しない

すると監督は"そんなに許可と言うのなら、別に貴女でなくとも、障がい者はたくさん世の中にいる。違う人に頼んでも良いんだよ!"とおっしゃいました。
また、原作とは内容が多少異なるため、そんなに許可と騒がなくてもいい、と言う事を言われました。

もし事実このような発言をこの監督と名乗る人物が本当に云ったとしたら明らかに障害者に対する差別的、侮辱的発言であり、これは制作者という以前に人間として許される発言ではない。

土屋アンナの公式サイトには、現在、以下の様な掲示がされている。

経緯といたしましては、本件舞台稽古期間中に、原案の作者の方から「本件舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない」という連絡があり、製作サイドに 対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いしておりましたが、本日突然、製作サイドの代理人より、一方的に公演中止の決定と 損害賠償請求の書面が届き、それと同時にホームページにもアップされたという次第です。 弊社としては、突然の中止決定に対し、現在事実関係について早急に調査をし、しかるべく対応する所存です。

今回の舞台を制作していたという株式会社タクトなる会社、正直あまり聞いたことがないが土屋アンナの事務所 AMAに対して訴訟を起こすというから法的に争えるのなら争ってみればいい。この制作会社の権利対応がいかにお粗末なものかが明らかになるのではないか。またアンナはエーベックスのcutting Edge所属でもあるからこの会社エーベックスにたてつくことにもなる。

それにしてもここに書いている通りのことが事実だとすればこの件はソフトの権利ビジネスの基本どころか濱田さんが障害者をいいことに人格まで踏みにじっている。その意味で音楽業界でよくやる作曲家にゴースト強要してタダ同然で作るやりかたより悪質だ

この件は権利侵害だけでなく重大な人権侵害の可能性が高い。下手すりゃこの株式会社タクトの高橋なる人物の方が損害賠償をしなければならないはずだ。

こんなことをして平気な人間が多いから芸能界というものが誤解され、社会性が皆無な職種に思われる。


とにかく著作者を踏みにじるような行為を正当化することは許されない、


もう一度いうが 著作者が許諾していないといっている以上許諾したことにはならないのだ

そして何よりもそもそも濱田さんは文書にサインしていないのだから、そもそも法的にもどう考えても許諾の事実など存在しない。ありえない

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コメント

はじめまして。

1953年生まれの小市民であります。ひょんなことから貴兄のブログに辿りつき、毎回面白く【失礼!】拝読させて頂いております。


小生も1975年にバンド【レモンドッグ・といいました】でデビューし1978年にはソロLP【本山ツトムで】をだし音楽業界に関わりが多少ありましたので、成る程と感慨深く読ませて頂いております。

勿論売れなかったので、【カタギ・失礼!】の世界に戻り事業経営を30年してましたが、自業自得なのか4年前に倒産して今は素浪人生活ですよ。
何もすることが無いので昔の仲間とCDを制作し、たまにライヴをやってます。
すいませんね!前置き長くて【笑】

貴兄の主張・感想・価値観を読ませて頂くと江戸時代の【大塩平八郎】を彷彿させます。義をもって立ち上がり志を全うしたカッコいい侍です。ご存知でしょう!

昔はいいですね!死ぬことを世間は非難しない。【そうか、奴は死んだか!】てなもんです。


古来より正論は通りませんね!
損得と我欲で生きている人間が社会を作ってますからね!

諦めず頑張って下さい。
まずはご挨拶まで!

投稿: モトヤマです | 2013年7月31日 (水) 05時20分

モトヤマさん こんにちわ

こんなブログですがいつもご購読いただきありがとうございます。

>>貴兄の主張・感想・価値観を読ませて頂くと江戸時代の【大塩平八郎】を彷彿させます。

いやいや、大塩平八郎なんてそんな、恐れ多いです(笑)

まあ確かに音楽業界は利権の塊で、その利権の外にいる人たちには殆どチャンスらしいチャンスがない不公平な社会ですが、今非常に都合がいいのは今の音楽業界の体制が江戸幕府の末期の崩壊より早いスピードで進んでいるという点です。

今別にメジャーレコードでなくても音楽配信はできますしそのうちサブスクリブションも簡単にできるようになるでしょう。そうなるともうメジャーレコードなんていらなくなります。

大塩平八郎は結局自刃してしまいましたが(笑)私は自刃するほど勇気がありませんので独楽鼠のように這い回って仕事して行こうと思っています。(^^)

コメントありがとうございました、

投稿: Kyoji | 2013年8月 1日 (木) 22時04分

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