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2013年7月27日 (土)

東京音大

私は結局音楽大学には行かなかったが東京音大は他の大学とは違う思い入れがある。

というのも自分の音楽作品の演奏のリハーサルが行われた場所だったからだ。
それは生まれて初めて自分以外の人が私の音楽作品を演奏したコンサートのためのリハーサルだったからだ。

今は私が行った当時とは異なり建物もすっかり新しくなり全く勝手がわからなくなったが..

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食堂からみたA館ロビー

確か作曲家の三木稔先生主宰のコンサートだった。そういうこともあり結構思い入れがある。

高校時代音大の作曲家を受験すべく勉強した時期があり、東京芸大や国立音大には何回か行ったが、なぜか東京音大の方が印象に残っているし自分の中でもいいイメージを持っていた。そしてその数年後、東京音大は日本の音楽教育としては革命的なことをやってのける。

それまでクラシック音楽一辺倒だった日本の音楽教育にポピュラー、ジャズ系の音楽教育のカリキュラムを導入し、カシオペアの鳴瀬さんMugenの難波弘之さん を教授に迎え「放送音楽コース」なるカリキュラムをたぶん四年制の音楽大学としては日本で初めて導入した点であろう。これを私立の音楽大学でもトップクラスのレベルだった東京音大が導入したということで音楽教育の世界は当時、蜂の巣をたたくほどの大騒ぎとなった。

Ifukube

その導入を決定したのが当時学長だった伊福部昭先生(写真)、そうゴジラのテーマ等の円谷プロの音楽を始め、多くの日本の映画音楽で多くの実績を作った大作曲家である。日本の映画音楽の作曲家として私が最も尊敬する作曲家の一人である。

その伊福部先生の強い意志で日本のバークレー音楽院のようなものを東京音大に作ろうと考え、プロフェッショナルな音楽家の教育にも力を入れてきた方である。そしてそれは実に見事に結実したと思う。変な話私はあと十年生まれるのが遅かったら躊躇せず東京音大に入ろうと思ったかもしれない、少なくとも芸大よりは居心地が良さそうである。

実際私の経験上も東京音大出身のミュージシャンは実に仕事がしやすい。こちらの趣旨をきちんと汲み取ろうと努力をしてくれるしさまざまな協力もしてくれる。我々作曲や編曲をやっている人間からすれば実にありがたい。それも伊福部先生の主旨ではなかったかと思っている。

正直芸大出身だとこうはいかないことが多い、芸大の連中からよく来るのは文句である、楽譜が汚い、読み辛い、弾き辛い、という文句、楽譜の記入ミスがあったり、予定通りにレコーデイングが終わらないとクレームをつけてくる

もう使い辛くてしょうがない、 勿論すべての芸大出身者がこうではないが,..

さて、なぜこんな話をしたかというと実は私の娘が今年も音大の夏期講習を受けているためである。昨年は桐朋音楽大学の夏期講習だが、今年は東京音大である。その関係で本当に〇十年ぶりに東京音大に来た。

正直職業で音楽をやっている身としてはあまり身内、特に自分の子供には音楽の道は進めたくない、正直いって今でも考え直してくれんかなとも思っている。

だが本人の意思は堅いらしい。 それだけにやむを得んかな、とも思う
私が東京音大の話をしたのをどこかで聞いたのだろう、現在第一志望が東京音大付属高校である、

それに私自身もこの道に無理矢理入ったいきさつもあるので、あまり娘に強いことは正直言いにくい。

私は最初から作曲科志望だった。自分でもなぜだかわからないが自分は作曲家になるんだ、と思っていた。不思議なことに音大ではない、普通の大学に入ってもそう思っていた。そう思い続けると結構自然にそうなるもんである。

娘はピアノ科志望である。演奏学科となると厳しいトレーニングを積まなくてはならない、楽理やソルフェージュは昨年よりは上達したが、ピアノの実技は私見ではまだまだである。(なまじっか親子だからその点をかえって話にくい)

それと比べれば作曲学科なんていい加減なものである

勿論、和声、対位法、管弦楽法というのはあるけど、結局それは自分でさまざまな習作や失敗作を作って自然に身につけるものである。

職業音楽家として仕事してもう〇十年経つが、作曲なんて大学に行ってまで勉強することだろうか? と聞かれたらたぶん今でもNOというだろう。独学でも十分に身につけることができる。

但し演奏家、ピアニストはそうはいかない

さて音高受験まであと一年半、うちの娘は東京音大付属に入学できるほど力がつくであろうか? 勿論本人次第だが

ちなみに私立の音楽大学では東京音大は現在トップといっていい。そういう大学である。


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コメント

私の娘ですが、おかげさまで無事東京音大付属高校に合格、入学することができました。

本人も努力もあったと思いますがよい先生に恵まれたことが大きかったと思います。

関係者の皆様にはこの場を借りて御礼を申し上げます。

投稿: おかげさまで | 2015年4月 3日 (金) 09時34分

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