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2013年6月 9日 (日)

昨夜のAKB総選挙を見て服部克久先生の昨年のレコード大賞の発言を思い出しての所感

しばらくブログ更新を行うことができなかった。GW以後、特にここ2週間は殺人的に多忙な状態が続きFacebookもロクに書けないほどだった。昨日の作業でようやくヤマは越したという感じでやっと余裕を持って仕事できるようになった。特にここ二週間ほどは本当にハードな毎日で仕事の関係で外出しなければならないスケジュールもこなしながら、事務所にもどるとひたすら仕事場(スタジオ)に缶詰で黙々と作業という毎日、かなりいろんなことを巻きでやったこともあって、さすがに体に疲労がたまっている。

あと作業は残ってはいるけどようやくこうして記事をかける段階にまで余裕をもてるようになった。やはりヒマ人でないとブロガーにはなれない、ということだろう。

さて昨日私の娘も一生懸命に見ていたがAKBの総選挙。朝日新聞のtwitterまで随時速報を流す等、まあちょっと相変わらずの日本の狂想曲ぶりに呆れてしまう。

ご存じのとおり大いに物議を醸した私の昨年の記事

■総選挙の日だからあえて書いてやる。もはや日本人にとって音楽はゴミでしかない、ということだ。
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2012/06/post-dc61.html

まあ確かにあの写真を見て、私自身もかなり感情的になってしまい大人げない面はあった点は反省すべき点だと思うが、失望したのは音楽関係の業界人だけでなく一般のネットユーザーさえも私の記事の真意を理解していた人間が非常に少なかったという点である。

今年はどのくらいのAKBのCDが捨てられることになるだろうか? 正直今年はもう怒る気にもなれない。はっきりいえばどうでもいい。なぜならAKBは音楽を売っているわけではないからである。CDというメデイアは使っていてももはや音楽作品というのもおこがましい。

そして昨年末のできごとで今更といわれるだろうけど昨年のレコード大賞での服部克久先生のこの発言。

(AKBがレコード大賞を受賞して)「歌謡曲からヒップホップまで幅広い音楽を聞いていただけたと思います。これが日本の歌謡界の現状で今日3時間聞いていただきすっかりこの現状が把握できたと思います。お楽しみいただけましたでしょうか?」

この発言に関しては既にさまざまな反応がネットで出ているし、相も変わらずこの発言の内容を勘違いする向きの人間が少なくなかったのに呆れたけど

服部克久がレコード大賞に毒「これが日本の音楽業界の現状です(Naver まとめ)
.http://matome.naver.jp/odai/2135687743751021701

私のブログを定期的に読んでくださっている方ならおわかりだろう。私の昨年のAKBのCD廃棄の記事の内容と服部先生のこの発言は基本的に同じ真意を伝えている。音楽業界を湛えた? もしそうとっている人がいたとすればその人の文章読解力を疑わざるを得ない

ひとことでいえば音楽業界はもはや音楽を売ることさえ放棄した。 といっても過言ではない点だ。つまり音楽業界はもはや音楽すら売っていないのである。「音楽らしきもの」をとりあえずCDに入れて形の上だけ販売しているに過ぎない。

だからコンペなどもシロウトに毛の生えた程度の人間で十分なのだ。その中から一番「売れセン」ぽい、「美味しそうなメロデイ」を選べばいい。音楽の本質などどうでもいい。それにコンペ参加曲の殆どはきちんと聴かれていない。1曲1分も聞かれればいいほうである。

音楽業界は単に音楽文化を制作することを放棄するだけでなく、とうとう音楽すらも商品にすることを放棄したのである。業界として事実上の機能停止、文化は勿論社会にすら貢献しているとは言い難い。

服部先生の上記の発言はそうした音楽業界の現状を批判したものであり、服部先生のような方の発言だからこそ大きな意味を持つ。(日本では「何をいったか」ではなく「誰がいったか」の方がはるかに重要な社会だ)だが業界のトップには服部先生の気持ちは届かないであろう。業界のトップは作曲家作詞家やミュージシャンに対して「思考停止」を要求するような状態なのではっきりいって何をいっても無駄である。

私は何度もいうがそんなものから手を切った。そしておかげさんでかえって仕事を忙しくさせていただいている。業界の連中から私の発言を「暴言」とか「あいつ何やっているんだ。バカじゃねえか」など、どんなに云われようが意に介さない。

音楽業界だけでなく音楽文化を事実上殺したのは彼らである。そんな奴らに褒められることは寧ろ私にとって屈辱といってもいい。

とまあ昨日の総選挙狂想曲を見るにつけ、作曲界のトップで数少ない良心的な心を持っている服部克久先生のレコード大賞での発言を思い出しての私の考えでした。

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