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2013年5月24日 (金)

NHKのコンペに関する勘違い記事について

正直この手の記事はもう書くまいと思っていた。今までさんざん書いてきたし今更業界の体質を批判したところで誰も聞く耳を持たないし、書くことすらアホらしくなってきたので

だけど次の記事を読んでいたらちょっと怒りがこみあがってきたので書かざるを得なくなってきた

ヒット曲は“コンペ”が主流か
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_0522.html

今も歌い継がれる往年のヒット曲は、かつて「黄金コンビ」と呼ばれる作詞家と作曲家が世に送り出してきました。

<中略>

1位の「ヘビーローテーション」は3年前に発売された曲ですが、昨年度、カラオケで最も歌われ、著作権料の収入が伸びました。4位の「東京ブギウギ」は、 鈴木勝さん作詞、服部良一さん作曲のコンビで作られた往年の名曲ですが、発泡酒のコマーシャルで使われ、上位に入っています。注目すべきは、上位5位以内 のAKB48の曲は、作詞をいずれも秋元康さんが手がけていますが、作曲家はすべて違う点です。

背景にあるのは1つの楽曲を作るために、さまざまな作曲家から多くの曲を集めて選び出す、いわば「コンペティション」の方式の導入です。音楽配信が普及しはじめた10年ほど前から広がり始めたといいます。

1位になったAKB48の「ヘビーローテーション」を作曲した山崎燿さんも数々のコンペに参加してアーティストに曲を提供してきた1人で す。「ヘビーローテーション」が誕生するきっかけは、3年前の4月、秋元康さんの事務所からの発注でした。山崎さんは、その1か月前に創作していたパンク ロック風の曲を提供しました。山崎さんは曲の提供のいきさつについて、「発注内容がはじけた勢いのある楽曲ということでした。最初はAKBに出すには ちょっとパンク過ぎるかなと思いましたが、おもしろいから出してみよう思いました」と振り返ります。
秋元さんは曲の採用を決めた段階で、さらに細かい注文をつけるといいます。「ヘビーローテーション」の場合は、秋元さんから「もう一つ盛り上がりを作って 欲しい」という要望を受けたため、終盤に「いつも聴いてた favorite song あの曲のように」というメロディーの山場を加えたものを提供し、最終的に今の曲になったということです。山崎さんは、AKB48にこれまでおよそ200曲 を提供していますが、採用されたのは10曲ほど。ほかのアーティストのコンペにも参加していて、これまで稲垣潤一さんや声優の水樹奈々さんの歌で曲が採用 されるなど実績を積んでいます

<後略>

 

読んでいるうちにだんだん腹がたってきたので引用もこの辺にするけど、そもそも作曲にコンペをやること自体は別に今始まった事ではなく、だいたい20年くらい前から行われているので「何をいまさら」感がある。音楽業界がまるでコンペティションという新たな手法を選んだ、みたいな書き方だけど、はっきりいって大きな大きな間違い。(というかNHK今まで本当にそれを知らなかったのか?)

あえていわせてもらえばレコード会社のデイレクター連中が手抜いてるだけ。手抜き。もっとはっきりいえば音楽リスナーを愚弄した手法でもある。リスナーはバカばっかりと思っているから出来る手法。コンペがより良質の音楽を世に送り出すための手法なんていうのは大ウソ

美味しそうなメロディならばそれがパクリでも構わず食いつく無知蒙昧の輩の集まり。
しかもコンペに参加するのは大半がシロウトに毛の生えたような連中ばかり。しかも殆どの作家がコンペの締切まで徹夜で書き続ける奴はいない。JASRACに登録してなさそうな別の素人の作品をパクる。
上記のケースの場合はAKB用にA氏がそんな作品群(というのもおこがましい)から選ぶ。でも構わない。音楽を売ってるワケではないから。 何よりもコンペをやるのはよりいい曲を探すのではなく早い話がちょっと名の通った作家だといろいろと面倒くさいからこのやり方をやっているだけ。

それが実態。

そもそも本当にきちんとした曲を作ろうとするのなら相手の作家と会わないとだめ。それ以外はあり得ない。たとえコンペは知ってる作家たちで競わせても、コンペ参加料は払うべき。たとえ1万円でもね、 それが本来のありかた

それよりももっと重要な点の取材をこのNHKの記者は怠っている。

そもそもコンペを通った作家たちが著作権印税率最低25%確保してるのか?、という点

たぶん多くのケースで印税なんか支払われていないと思う。大勢のゴーストライターで名前だけを誰かが貸しているだけ。

それが今の音楽業界の常識とかいうやつだ

私も昔この手のコンペという奴に参加してきた。そして途中でこの実態に気づいたからこの周辺から手を引いた。
使い捨てにされるなんてまっぴらだったから。

今のAKBを始めとするコンペに参加している作曲家達は、ただ消耗されるだけ。しかもギャラらしいギャラなど支払われずに使い捨てされるだけ。それが現実。それでも参加したいと言うのならばどうぞご自由に。
ただし使い捨てされるリスクは極めて高いし、はっきり言って殆ど人権らしい人権なんかないと思った方がいい。

音楽業界は作曲家、作詞家を保護することによって成り立っているといわれているが、

現実には音楽業界が作曲家、作詞家等のクリエーターを尊重しているなんてのは大嘘である。実際コンペとはその実態の反映であり現実である。

それでも最近はこういうことを大っぴらにいえるようになった。ついこの間まではゴーストライターというのは業界では禁句だったからだ。実際この実情を訴えて業界を追放された作曲家もいる。

しかし今じゃ誰でもそういう人たちの存在を知っている。素人でも知っている。

そして業界のトップもかつてほど作家やミュージシャンたちに対して強権的な態度を取れなくなった。不幸中の幸いだが長い売上低迷でかつてのように抑えきれなくなったのである。要は金がなくなったのだ。そしてクリエーターやミュージシャンたちをもうロクに食わせられなくなったからかつてのようなえらそうな態度はとれなくなったのだ。

作家事務所に所属したことも短い期間だがある。しかしくだらないところが多すぎるんですぐにやめてしまった. それ以来一匹オオカミでずーっと一人でやっている.。周囲からやれるわけねえだろ、なんていわれたけどおかげさんでもう20年以上やってきている、

私はそういうものから全て縁を切った。そして切ったことで逆に状況が著しく好転したのだ。今お取引いただいているクライアント様には誠心誠意、プロフェッショナルとしての仕事をきちんと全うしているつもりだし、信頼感も勝ち取っていると思う、それでいいのだ。

今では私の会社ははっきりいってそんじょそこらの音楽事務所よりクライアントさんから仕事をいただいていると思う、だからコンペなどを運営している業界のトップ連中から何と思われようがはっきりいって屁とも思わない。音楽業界自体がすでに業界の体をなしておらず、きちんとまわってすらいないのだから音楽業界の業界の常識とかに固執しても何の意味もない。

それにしてもNHKとあろうものがこんな低レベルの記事を書くとは、ちょっと驚きだ、NHK関係は結構つきあいがあるのだが...

だいたいコンペ提出された曲の大半がきちんと聴かれていないよ。採用の基準は「今の売れセン」とかそういうことだけ。それが見えてきたから私はもう7-8年くらいコンペに参加していないし、これからも参加するつもりはない

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