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2013年4月 5日 (金)

秋元康のクールジャパン推進会議にみる政府と経産省のお粗末な内容とコンテンツやクリエーター軽視の態度

まずお断りしておくがの私は例のAKBのCD大量廃棄事件を始め、批判的な記事は書いてはいるもののプロデユーサー及びマーケッターとしての秋元康氏は評価している。

優秀なマーケット戦略家であることは認める。

だがはっきりいってクリエーターとしては評価していない。たしかに「川の流れのように」という傑作はある。しかしこの人自身は(一応)作詞家というクリエーターの肩書があるもののAKBやその他のプロジェクトにおける作曲家、作詞家の扱い方を見る限り本当にクリエーターという人たちを尊重しているようには正直いって見えない。

おそらくそう感じているのは私だけではないだろう。

そしてはたせるかな。こういう騒ぎが起きた。

大元はこの記事

国内クリエーター結集を=クールジャパン推進で―政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130403-00000133-jij-pol&1364988188&buffer_share=01e5c&utm_source=buffer

そしてその「クールジャパン」を運営するにあたって、

「超有名クリエーターに相場のギャラは支払えない」 秋元康の発言を「もしドラ」の岩崎夏海が弁護
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130404-00000004-jct-soci&p=2

そして「クリエーターにノーギャラで働いてもらう」などと秋元氏が発言したことに対しネットで批判が沸騰、炎上している。

「クリエーターは無報酬」秋元康のクールジャパン提案に批判殺到(Naver まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2136500391892882001

まあネットの情報はデマや短絡した情報が多いのでそのまま鵜呑みにするのは危険である。そしてまだこのプロジェクトに関する断片的な情報しかないので、本当のところはどうなのかわからない。

ただしクールジャパン推進に関し、政府は500億円もの予算を捻出するがその情報をよく見るとその500億円は、配信やイベント等、要は「クールジャパン」推進に関する「ハードウエア」に向けた予算だという。

つまりこのクールジャパンというプロジェクトはハナからハードウエアに対してはお金は使うが「クールジャパン」本来主役であるべきソフトウエアにはビタ一文金は使わない、という内容になる可能性が高い。

もしそうだとすればなるほど、いかにも経産省のお役人が考えそうな内容だ。そしてそのハードウエア関連は例によって経産省の利権絡みの話であることは想像に難くない。

この通りの内容だとするとコンテンツが重要だなんて実は全く思っていない証拠である。

日本がいかにコンテンツ、ソフトウエアというものを実際には軽視しているか、ということの表れに他ならない。

そしてそしてクリエーターにただ働きさせて、そのソフトウエアの権利はちゃんとクリエーターのものになるのだろうか?タダ働きしろ、但し権利は「クールジャパン」全部もらうよ、などということだったらふざけるな、ということになる。

信じられないかもしれないが、今音楽業界ではこういうことが当たり前のように行われている

クリエーターに門戸開放ということなんだろうが、結局は今音楽業界で行われている悪しき慣習ー作曲作詞全方位コンペティション方式ーの可能性が高いということになる。

これじゃクリエーターから支持されないのも無理はない。

というかそもそもこの日本という国は作曲家、作詞家だけでなくアニメ、CG,イラストその他もろもろのクリエーターを本当に軽視している。ということを感じる。コンテンツなんてタダ同然で作れるはずだ、そう考えているとしか思えない時がある。

これは政府や官僚機構がコンテンツやソフトウエアを扱う時によくやるあまりにもお粗末で典型的な政策内容である。

この「クールジャパン」なるプロジェクト、経産省が現在伝えられている内容通りだとすれば根本的な間違いを2つ起こしている。

1.コンテンツ、ソフトに関するプロジェクトといいながらコンテンツやソフトには全く予算をかけようとしていないクリエーターにはビタ一文払わん、だけどいいもの作れといってもいいものなんてそんな簡単にはできないのだ、

はっきりいって本末転倒でしょう。コンテンツやソフトに関するプロジェクトなのに「箱」やハードウエアにお金をかけてもソフトウエアには全くお金をかけないそれだけでも心の底ではコンテンツやソフトウエアを尊重していない何よりの証拠である。

2.推進会議メンバーに秋元康氏を選ぶという人選ミス

はっきりいってこの人自身マーケッターではあるが、クリエイターではない、本人もたぶんそう思っていると思う。もっといえばクリエイティビティとは全く乖離しているから敏腕プロデューサーとして君臨できるわけで、経産省の役人はそこを全く理解していない。
そもそもが根本的な人選ミスである

この内容通りだとすればあまりにもお粗末なプロジェクトの内容だ、といわざるを得ない。本当に絶望的な気分になる。

まあ政府はあまり余計なことをしない方がいいかも。日本という国の文化の程度が逆に海外にばれてしまい、かえって赤っ恥をかくことになるかもしれない
どうせ文化のぶの字も知らん奴がコンテンツ、ソフトのプロジェクトを推進したってロクなもんができるわけない。

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