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2013年3月26日 (火)

放送禁止のCMに見る日本の「表現の自由」の危機と日本社会を閉塞させている病原菌たち

まず以下のページを見ていただきたい

あのCMが放送禁止(中止)になった理由【日本編】
http://matome.naver.jp/odai/2131122988517786801

これは日本のCMで放送禁止になったものである。中には確かに安易なものや、マークをつけられても仕方のないものもあるが明らかに「ナンセンスクレーム」のものも多い。

たとえばこのCM からだ巡茶 「浄化計画、実行」 広末涼子

禁止理由『浄化』というキャッチコピーが薬事法に抵触すると指摘される
ナンセンスクレームの典型である。そもそも「からだ巡茶」(現在は販売されていないようである)なる商品は「清涼飲料水」であり、薬事法の末端に関係する「医薬部外品」ですらない。つまりハナから薬事法の対象外商品である。「浄化」を薬事法における「効能」というのなら「体にいい野菜ジュース」なども薬事法の「効能」になり抵触することになる。が「野菜が体にいい」というのが薬事法に引っかかるなどと普通は誰も思わないはずである。だから「薬事法に抵触」などというクレームなど全くとってつけたクレームであり、いかにもクレーマーが「なんくせ」をつけた例の典型である。

CM AC公共広告機構 チャイルドマザー

禁止理由育児をしている親から、見ることがつらいとの声
確かに「見ることはつらい」という気持ちもわからないではないが、こういう事件は頻繁に起きており、“チャイルドマザー”が原因で子供を放置して死なせたり、虐待がふえてるのも紛れもない現実である。「見ることがつらい」から放映禁止を要求するのは「現実から目を背ける」行為であり、現代が抱える深刻な問題に正面から取り組もうという姿勢を拒否しているのと同じ行為ーまさしく「臭いものに蓋をする」という行為ーである。このような姿勢は問題解決を遅らせるだけでなく、病巣をさらに深刻にしてしまう。
あるいは「見ることはつらい」ので放送禁止を要求する人たちはこのような“チャイルドマザー”の行動に身に覚えがある人たちなのだろうか? そう考えたくもなる。まともな「大人の親」ならこういうネグレクトや虐待をなくすための対策を考えようと思う方がまともな人間の行為のように思える。いずれにせよ問題から目を背ける、「臭いものに蓋をする」という昨今の日本社会の風潮そのものでありそれはこのAC(公共広告機構)のCMの放送禁止の理由としての正当性は認められない。

まだまだある

沢尻エリカ CM たかの友梨ビューティクリニック 「悪女」篇

禁止理由「エロ過ぎる」とクレームが入る
はっきりいうが私はタレントとしても人間としても沢尻エリカは大嫌いである。だがそれはおいといても、この手のクレームは典型的なナンセンスクレームといわざるを得ない。そもそも「エロ過ぎる」というのは単なる主観の問題であり、いわゆる芸術表現において「わいせつ」かどうか、という不毛な議論にしかならない。そもそもそんな薄っぺらな主観、個人の価値観でしか「表現のエロチズム」を語れない人間を相手にする方がおかしいし、またそういうクレームにおじけずくのはかえってクレーマーの恰好のターゲットになりうる。

まだまだたくさんあるがキリがないのでこの辺にしておくがこれらの状況を見てもひとことでいって現代の「表現の自由」は非常に危機的な状況である。 勿論「憲法」では(少なくともいまのところはーただし憲法改正に意欲を見せている安部がそれを変えてしまう危険性は高いー少なくとも自民党の憲法改正草案を見る限りその危険性はかなり高いし、ドサクサに紛れてそこの部分を変える可能性は十分にある..)「表現の自由」一応表面上は保障されている。だが実社会ではすでに実質的に「表現の自由」は殆ど機能していない。

CMというのは元々「インパクト」を与えるものでないと「商品」を理解してもらえないし覚えてもらえない。これは広告制作の世界では全くの常識である。だからある程度「強烈な印象」を持つ表現になるのは仕方がないことである。「強烈な印象」の表現は一方では「なんくせ」をつけようと思えばいくらでもつけられる表現でもある。
「差しさわりのない」表現のCMなんて宣伝効果など出るはずもないし、宣伝機能自体が不全に陥る。そしてこのようなクレームによるCM放送禁止は公共の電波における宣伝機能を事実上機能不全に陥らせるし、「表現の自由」を事実上排除するものである。

その「表現の自由」を危機的な状況に追いやっているのは大きく分けて世の中に二種類の人間が存在しているためである。あえていわせてもらうがこの二種類の人種は日本社会を閉塞させている病原菌である。

1.ヒマ人クレーマー

私も経験があるが今世の中には本当にヒマ人が多い。勿論ネットにもそういう連中が多く「荒らし」や迷惑行為を繰り返すが、CMやテレビ番組その他においても「なんくせ」をつけられるものを探し、テレビ局その他に「クレーム」の電話を入れあたかも自分が「社会を代表する正義の味方」などという大勘違いをする輩がいる。それでCMやその他が放映禁止になれば「自分が社会に影響を与えた(あるいは「社会にいいことをし た。などという大大勘違い」)で自己満足に陥る輩。経験上ネット等は若者からいわゆる「ロスジェネ世代」テレビやメーカー等にクレームをつけるのは団塊世代周辺の年配者 (60-70代)が多いという。

いわゆる本当に「ヒマ」な連中だ。こういう連中が世の中に極めて悪い影響を与えている。

2. 「ことなかれ主義」大企業経営者と広告宣伝担当者及び宣伝マン

少なくとも公共の電波でOAすると決断した以上はその表現に対して一定の「リスク」と責任を負うべきである。そして世の中にヒマ人クレーマーが多いというのは電波にかかわっている人間からすれば通常は織り込み済みのはずである。

ところが「クレーム」(たとえば250件のクレームは一見多いように見えるがマスを相手に送信する情報ー特に関東や関西など潜在視聴者が多い地域ではパーセンテージから考えればたいした数ではない)が出るといとも簡単に腰砕けになってしまう。

これは現代の大企業の経営者が社員に対して「いかなる失敗も容認しない」企業風土を作ってしまったからによる。「成果は出せ」だけど「失敗は絶対にするな」 という時には両立不可能な命令を至上命令として出しているために、わずかなクレームで中止にしてしまうのだ。これは結局は経営者の「保身」の意識からくる

この両者が日本という国を著しく閉塞させている。このCMの放送禁止の例などはその大きな一例である。

こういう面を見ると今の日本という国が本当にダメな国になってしまっていると考えざるを得ないのだ。

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