Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 音楽家の活動、会社の事業の「転機」の一年を締めくくって | トップページ | ワーグナー生誕二百年とワーグナーの音楽 »

2013年1月 5日 (土)

ウイーンフィルニューイヤーコンサート

あけましておめでとうございます。

2013年が始まり、三が日もあけていよいよ本格的に始動しようかと考えております。

新春なので当ブログでは珍しいクラシック音楽の話から(笑)

毎年お正月になりますとウイーンフィルのニューイヤーコンサートNHKのEテレで衛星でオンエアされますが、私はこれがないとお正月になった気がしないほど毎年見ています。

以前は現在癌の手術を終え療養中の小沢征璽氏が日本人として初めて指揮を取る等の話題もありましたが今年はウィーン国立歌劇場の音楽総監督、フランツ・ウェルザー・メスト氏が指揮

このウイーンフィルのニューイヤーコンサートは基本的にはヨハンシュトラウス一家のワルツやポルカといった19世紀のウイーンの舞踏音楽のナンバーを中心にプログラムが組まれますが、今年は別記事で書きますがワーグナーベルデイの生誕二百年にもあたるためこの両者の曲がプログラムに組まれました。ワーグナーは「楽劇」という新しいオペラ形式を作り、ベルデイはイタリアオペラにて不滅の金字塔を打ち立てました。

アンコールには必ずヨハンシュトラウス(子)の「美しき青きドナウ」で始まり、イントロをちょこっと演奏してから楽団員の新年のあいさつ

"Gluchlich neun Jahr" (独:新年あけましておめでとうが一同一斉に唱えられます。「美しき青きドナウ」の演奏のあと締めはヨハンシュトラウス(父)のラデツキーマーチで締められ、観客はこの曲のリズムに手拍子をたたきながら曲を進めます。

これは毎年必ずといっていいほど行うコンサートの終わり方です。

ところでこのニューイヤーコンサートウインナワルツやポルカ中心にプログラムが組まれますが、ウインナワルツの三拍子は普通の三拍子と違うことをご存じでしょうか?

普通の三拍子は皆さんご存知のとおり

しかし実際のウインナワルツは二拍目が少しシンコぺ的な「くい気味」になります。ズンチャッチャではなくズチャーチャという感じになります。ちゃんとウインナワルツ独特の「ノリ」というものがあるんですね。

これは打ち込みで再現できなくはないですが、とてつもない手間がかかりますし、仮にそれをやっても実際の人間が演奏するのと同じ「ノリ」は作れません。とかく忘れがちですが人間の感性というのは基本的にはアナログなんですね。

勿論R&Bなどの「ノリ」とは本質的に異なるものですが、このウインナワルツ独特の「ノリ」は独特の躍動感が感じられます。普段打ち込みで仕事している私がいうのも何ですが音楽というのは数字や譜面では表現できない「ノリ」という躍動感が重要で、最近その躍動感を表現できる機会が減ってきているのも音楽文化の価値というものが理解されなくなっている元凶のようにも思います。

昨年末の紅白は生のオーケストラやバンドが殆ど使われませんでした。殆ど「カラオケ」で演奏されていたようでこういうステージばかりだと音楽の良さを理解できる人が減っていく懸念を表せざるを得ません、なんといっても国民の半数が見ている番組ですから.

|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。