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2012年11月15日 (木)

音楽業界と映像業界

今日はINTER BEEに出かけたと思ったら止まったままの案件が急に動きだし、あげくのはてには衆議院の解散、総選挙の日程まで急転直下決まる等、いろんな動きがあった日でした。

今日のINTER BEEプロオーデイオに関する記事でも書きましたが、録音関係も純粋のオーデイオレコーデイングから完全にポストプロ、MA関係の仕様にシフトしており、プロオーデイオだけで業界が成り立たなくなりつつある現状を図らずも露呈していたように思います。

私自身も純粋な音楽の世界から劇伴、映画、映像音楽の方に活動の中心をシフトしていっていますがやはり時代の流れがそうなのかもしれません。

しかし映像、とりわけ映画産業といえど健全な状態とは程遠いです。といいますかいわゆる「メジャー」系では映画の世界も音楽の世界も本質的には同じ、といっていいと思います。

どこが同じかといいます、結局「地上波のテレビ」がからむ、という点では音楽も映画も 同じ構造になっています。結局はテレビドラマを映画化したもの、が圧倒的に多くの入場者を誘導する、という現実、そしてそれだけでなくテレビでのオンエアを前提に作られる、しかもゴールデンタイムにオンエアを前提に作られるから、尺もテレビ合わせ過激な暴力も血もセックスも全てNG。しかもスポンサーの規制も入る、という実態

これって音楽の番組、CM, ドラマ等のタイアップの構造と全く同じです。

その意味では日本の音楽、映像のコンテンツと本質的に同じ問題をかかえています。

つまり最大の問題は 結局なんだかんだいわれながらも「地上波のテレビの影響力」が今現在でも他のメデイアと比べても突出して大きい 

というこの現実です。

実際「私はテレビなんて見ない」なんていう奴のブログ記事やつぶやきを見ると、たいていの場合「テレビで話題になっている」ことについてしか書いていないし、マスゴミなんていっている人間に限ってよく見るとマスコミの報道を鵜呑みにしている輩が多い、という現実があります。

これが変わらない限り日本の文化ははっきりいってよくなりません。根っこの問題は同じです。

しかし私はそれでも音楽業界にいるよりは、映像、映画劇伴の世界に主軸を置こうと思っています。
それは私自身がそういう音楽を創るのに比較的向いている、と自分で感じている点もありますが

何よりも映画産業も苦しい、とか言われていても

少なくとも映像の世界はまだ産業として回っています、

音楽業界はどうか、といいますと

はっきりいってはAKBとジャニーズをのぞけば もはや 全く回っていないに等しい

からです、

だからシベリアに生息する冬鳥が「日本はまだまし」とばかりに南下するのと同じように

私も映画、映像業界の方に主軸を動かしています。

あともう1つ、

もはやメデイア、パッケージの時代は終わったかのように当然のようにいわれていますが

私は少なくとも DVDやブルーレイ関係はなくならないのでは、と思っています。

理由は音楽と違い、映画を配信ダウンロードするというのは 実は高速通信が当たり前になっている現代でも決して楽なことではないからです。

音楽なんてmp3なんかせいぜい5Mから10M  wavファイルだってせいぜい数十メガ 現行の高速通信のインターネットで配信、ダウンロードしても大した時間はかかりません。

ところが映画は二時間の長編映画をダウンロードする、となるとよほどひどい画像で圧縮されたファイルでない限り

ファイルはギガ単位の容量となります。

皆さんは長編映画一本、二時間以上を丸々ダウンロードしたことがありますか? 一度でもそれをやった人ならわかるはずですが

mpeg4クラスのファイルでも一時間近くかかります。
HDの高品質画質なら一時間じゃ全然足りません

はっきりいってこれなら近くのツタヤでレンタルした方が早いです。

もはやパッケージ時代は終了したという人たちは

一本の映画をいちいちレンタルするのにダウンロード時間にそれだけかけるつもりなんでしょうか? たぶんやったことある人ならわかりますが、よほど僻地に住んでいる人でない限り、何時間かけてダウンロードしないじゃないでしょうか?

私は仕事柄 大容量のファイルを日常的にやりとりしていますが

仕事ならともかく趣味でダウンロードに一時間単位はかけていられないですね、少なくとも私はそんなことするよりは別の手段を選びます。

確かに音楽と同様にyou tubeを始め違法に映画をアップロードしているところは後を絶ちませんが、映画産業は音楽のように限りなくタダ同然の消耗品レベルにまで堕ちることはないんじゃないでしょうか? 

と考えるのは楽観的にすぎますでしょうか?

あと自分で音楽をやって感じること、それは

結局「映像」というメデイアにしないとなかなかその音楽に目を向けてくれない。

という現実があります。日本はこの傾向が特に強いです、

だからどっちにしても自分の音楽をより多くの人に聴いてもらうためには、映像というメデイアを通すしかない、のです。特に日本では

私が映画、劇版音楽制作に対して一定の適性をもつことができた、というのは幸運なことだったと思っています。
勿論劇伴、映画音楽の制作は大変ですよ、楽だと思ったことなど一度もないです。

でも結局音楽の世界がもはや完全に機能していない、現実を見ると現在のアプローチしかない、といってもいいでしょう。

映画産業も音楽産業と同じ病巣は抱えていますが、まだ瀕死、という状態までは行っていないため取りあえず「亡命」しているわけですね。

勿論楽観できる状態ではないですが、
でも少なくともどうせなら、ハリウッドを狙いたいですね。某S氏じゃないけど、オスカーを狙う、くらいの気概は持って仕事しようと思っています。




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