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2012年11月 6日 (火)

制作会社の「営業」とそれにまつわるもろもろのこと

ここ数か月ほどおかげさまで多忙な毎日を過ごさせてもらっている。特に映画劇伴関係の仕事はかなり軌道に乗り始めているといっていいかもしれない。明日は東映教育映画の短編二本のMAを一度にやるため一日中MA室にいることになる。映画音楽をやっている人間でMA(マルチオーデイオ作業ーちなみにMAは和製英語)に立ち会う人間は私くらいらしいけれど、やはり自分の音楽が映像にきちんとはまるのを確認するまでが自分の仕事だと思っているので可能な限りは自分で立ち会うことにしている。

実は3年ほど前からこれに関しては水面下で動いていて今ようやくその成果が出始めているのだけれど、映画、ゲーム、その他の映像音楽、劇伴関係の仕事はそれ以前にも時々はやっていた。.しかし仕事の主軸にまで持っていくことはなかった。しかし音楽の分野としては自分に一番合っていると思うので音楽のキャリアが続く限りこの分野の仕事をし続けようと思っている。またそれ以外に久々に大手会社がうちの仕事のメインクライアントになりつつあり、一時は絶望的な状況だった営業状況も今大きく持ち直している。音楽不況とか言われている現状を考えるとありがたいことだと思う。

音楽制作の仕事を取るための「営業」はなかなかすぐには結果が出ないことが多い。忍耐力も必要である。しかし一方で仕事ができるようになる事務所や制作会社等は案外すんなり仕事になることが多い。そしてまた一方ではどんなにつついても仕事にならないところはならない。そういうところはどんなに働きかけても時間と経費の無駄になるから結果が出なければさっさと次を探す方が効率的である。私が映画関係やその他の業界関係の交流会にマメに顔を出しているのもそうした背景があるからである。成果の出やすい交流会に絞って顔を出せば結構成果は出るもんである。

音楽業界が非常に厳しい状況で、「これから悪くなることはあってもよくなることは絶対にない」という観点からそれに対する事業の面での対策をすべくここ5年くらいさまざまなことを手掛けてきた。はっきりいって大半が失敗に終わったけれど、その反省点を整理すると大きく分けて二点あるように思う。

1.必要以上に他の分野に手を広げすぎたこと

2.自分に向いていない仕事、自分本来の仕事ではないことに取り組んだこと

「もう音楽だけでは食えないかもしれない」という点で音楽とは無関係な分野に進出しようとしたこともあったし(あくまでコンテンツ屋として、ではあったけれど)、また自分本来向いていない「営業」や「プロモーター」の仕事もやった。そしてここ5年間で実感したのは自分に向いていないことはやはりやるべきではない、ということだ。

結局今の自分はある意味「原点に戻った」という状態で結果的にそれがいい方に向かっていると思う、もともと映像音楽はCMやVPと映画の違いはあるにせよ自分がクリエーターとしてスタートした分野なので現在の仕事は全く何の抵抗もなく取り組むことができる。私はマネージャーでもプロモーターでもない。私は制作現場で育った人間で骨の髄まで制作屋である。だからそれに徹するべきなのだ。

勿論制作屋にも「営業」は必要である。しかし過去「営業」を募集したが結局長続きせず結局は自分自身でやらざるを得ない状況が続いている。この厳しい音楽業界の状況の中で制作の仕事や音楽のプロモ^ションとかの能力に自信がある人ならいつでも募集しているけれど、まあそういう人間はそういないのが実態である。我こそはと思う人はいつでも受け付けますのでお問い合わせください

私の会社は音楽会社としてはウエブでの「営業」業界では「先駆け的」といってもいいくらいに展開してきた。音楽業界はご存じのとおりウエブに対しては現在でも非常に消極的な体質を持っており、よく私のサイトなどは音事協あたりから横槍を入れられたものだ。だから最近は面倒くさくて音事協から離れている。その成果もあってかウエブでの「営業」経由で2000年の中頃まではそれで一定の成果を上げることができた。ウエブサイトは一時は私の会社の「営業」係だったのだ。しかしワンクリック詐欺やスパム、ウイルス等の影響もあってここ数年はウエブ経由の「営業」は極めて低調になった、理由は私の会社のビジネスダイアリー記事をご覧いただくとして、その関係で「営業」の基本戦略を根本的に変えざるを得なくなったのだ

だがネットばっかりやっていると忘れがちだが、結局ネットのバーチャルな世界中心ではなくリアルな世界でどれだけ実績を収めるかというのが最も重要なことである。よくオリンピック選手がtwitterにつぶやいてメダルを取った事実を「ネットでつぶやいたためにメダルを取った」などというバカげたことをいう輩がいるが、彼らはリアルの世界でメダルを取ったのでネットとかtwitterとかは全く関係ない。ネットばかりみてリアルな世界に目を向けないと人間はどんどんバカになり、平気でとんちんかんなことを云ってしまう典型的な例である。

だから結局はリアル経由のつながりで仕事を取った方が、信頼関係を構築でき関係も長続きする。ネット経由でもそれが可能で勿論信頼関係を構築した会社も多いが、時々「人間関係」よりは「コスト」という数字何よりも優先するクライアントがいる。ベンチャー系、IT系にこういう会社が多いがいわゆる「市場原理主義者」がクライアントの時は多くの場合取引は長続きしない。そもそもビジネスをやったとしてもクライアント側が「数字」しか見ていないのできちんとした「人間関係」にはならないことが多い。正直いってネット経由でビジネスをしたクライアントでこの手のクライアントは決して少なくなかった。そしてその中で長くビジネスのつきあいをした会社は皆無である。

当たり前だが制作、というのはクリエイテイブな仕事であるためお互いの信頼関係、コミュニケーションというのは極めて重要である。当たり前だが人間と人間が仕事をするのだから、人間を見なくてはいけない。全部の会社がそうではないけれどベンチャー系、IT系の会社で時々こういう面をバカにする会社とかがある。でもそういう会社ってどうなのか、とも思う。なかにはそこそこ名の知れた会社でも「ブラック企業」の中にカテゴライズされている会社も少なくない。

というわけで現在の営業方針をしばらくは続けようと考えています。


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