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2012年10月 4日 (木)

アナログ復権?ユニバーサルミュージックが超高音質LPレコード「100% Pure LP」を発売!!

このブログでは現在音楽がmp3というはっきりいってジャンクフードレベルの音質しか氾濫していない現状が音楽文化しいては音楽産業のありかたに悪影響を与えてきたと述べてきたが、そんな折、ユニバーサルミュージックが注目すべき商品をリリースする。

■ユニバーサルミュージックが超高音質LPレコード「100% Pure LP」を発売

http://amass.jp/11633
以下プレスリリースより

100%Pure LPはマスター・素材選びからプレスまでの全工程を徹底的に音質管理にこだわった世界で初めてのハイエンドなLPシリーズです。アナログレコードならでは の温かみのある音質をそのままにより、クリアで奥行きのあるサウンドを届けることが可能になりました。


新配合!無着色ヴァージン・ヴィニール (180グラム重量盤)を採用

通常のレコード(黒盤)の材料には、主原料となる塩化ヴィニールの他に再利用の観点から、カーボンなど着色のための染料が添加されています。

ピュアLPには、音に影響を与える着色物をすべて排除し、成型の安定性と音質を考慮し低重合度のストレート塩化ヴィニールを特別に配合しています。

やや黄色がかった透明のLP盤は原料のヴィニールそのままの色です。


メタルマスター・プレスによる忠実な溝の成形を実現

通常レコードを量産する場合、カッティング後にラッカー盤(凹)メタルマスター(凸)メタルマザー(凹)スタンパー(凸)の4工程を経てプレスに至ります。

ピュアLPはメタルマザーとスタンパーの2工程を省き、メタルマスターからダイレクトにプレスし、より忠実な溝の成形を目指しました。

●高音質音源DSD (Direct Stream Digital)ファイルを採用

マスター音源には2010年より発売されているSA-CD(Super Audio CD)〜SHM(Super High Material)仕様の高音質CDシリーズにも使用されているDSDファイルを採用しています。

アナログ・テープからのフラットトランスファーを基本にしていますが、経年によるダメージ部分を可能な限り修正した望みうる最高のデジタル・マスターです。音の鮮度とダイナミックレンジを重視したマスターに忠実な音作りを目指します。

●特設サイト

http://www.universal-music.co.jp/genres/international/100purelp

リリースされるタイトルは以下のタイトル

●ザ・ローリング・ストーンズ『スティッキー・フィンガーズ』
●ザ・ローリング・ストーンズ『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』
●ザ・フー『フーズ・ネクスト』
●ブラインド・フェイス『スーパー・ジャイアンツ』
●エリック・クラプトン『461オーシャン・ブールヴァード』
●マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』
●ダイアー・ストレイツ『悲しきサルタン』
●レインボー『バビロンの城門』
●エイジア『詠時感〜時へのロマン』
●スティーヴィー・ワンダー『インナーヴィジョンズ』
●ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』 
●ビル・エヴァンス『ポートレイト・イン・ジャズ』
●ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
●アート・ペッパー『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』
●ウェス・モンゴメリー『インクレディブル・ジャズ・ギター』

アナログ?? といってバカにする人はアナログの音の本当の良さを知らない人か、私が以前かいた「ジャンクフード文化症候群」の病におかされている人かどちらかだろう。
アナログを「アナクロ」と決めつけるのではなく高音質の媒体として見直す動きが本格的に出てきたということだろう。

今更いうまでもないが、デジタルというのは20KHZより上、そして20HZより下の周波数の情報を全てカットしている。その20-20KHZというのは人間の耳の周波数特性に合わせたものといわれているが、最近の研究で人間は必ずしも耳だけで音の情報を拾っているわけではないこともわかっている。象やライオンなどの動物は足や皮膚で遠くの動物の情報の音を察知しているのはすでに証明されている。

つまりデジタルというのは元々ある音の情報を大幅にカットし、捨てているのである。デジタルリマスタリングなどというと聞こえがいいが、実は大半の音の情報は永遠に失われているのだ。

私もデジタルの耳に毒されないよう時々アナログレコードを聴くようにしているがやはり違う、特に生の弦の音などアナログでは全然違うのだ。

クラブミュージックでもDrum'n BassHip Hopなどでアナログレコードが生き残っているのは、強烈なキックやベースの低音はデジタルでは到底でない音がアナログレコードで出せるためである。

その意味でアナログの音というのは決してなくならないし、なくなってはならないのだ。時代錯誤の過去の亡霊などと決めつけてはいけない。

また音楽配信の時代になぜアナログのLPを? などという人もいるだろう? だが音楽配信がmp3というジャンクフードレベルの音質しか普及していない現状が続く限り音楽配信だけでなく音楽文化に明日はないと私は考えている。

何よりも現代は「いい音楽をいい音で聴く」 というつい20-30年前まで当たり前だったことが今はすっかり影をひそめてしまった。このことが音楽文化の衰退に拍車をかけたことは否定できない。テクノロジーやイノベーションが起きたにも関わらず、音楽を聴く環境は大幅に質が劣化し悪化したのだ。これを時代のパラドックスといわずしてなんであろう?

その意味では今回のユニバーサルミュージックの動きを私は評価したい。

私がレコード会社を評価すること自体、珍しいことだが、まだまともな音楽の感覚をもっている人間が少ないけど残っているということかな?

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