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2012年8月 6日 (月)

避暑地でブラームスを思う

珍しくクラシックの話題です。

暑い日が続きますので上越の方に避暑に行ってきました。
車で移動しましたが東京から高速飛ばして3時間半、結構近いです。

Joetsu3

CDはロック系も多数持参しましたが、避暑地に行くということで結構ブラームスとか持って行っています。

私はいわゆるロマン派の「前期」といわれている作曲家ーショパン、メンデルスゾーン、シューマンetcーとかはあまり興味がないんですが、なぜかブラームスは昔から聞きます。ロマン派の中の「古典派」とかいわれているんですがなぜか肌に合うんですね。同時代のワーグナーが「音楽の表現を大きく変えた」と音楽史家から評価されているのと比べると地味ですが、なぜか私は好きです。もっとも最近は再評価され始めて、ワーグナーとは別の意味で新しい表現を開拓した、という評価も出ています。(きっかけはシェーンベルクの評論ですが...)

しかし正直そんなことは私にとってどうでもよくて、要はブラームスの曲にどこか避暑地的な雰囲気があるように感じるからでしょう。事実ブラームスの最盛期の作品の大半は避暑地で書かれています。それが何となく作品の雰囲気に反映している感じがするんですね。

実際山の風景とブラームスはよく合います。特に交響曲第一番の四楽章、交響曲第二番なんかはまさに山荘での避暑地という感じがしますね。

Joetsu1

夕焼けのシーンなどブラームスのメランコリックな雰囲気に合います。

Joetsu2

そんな感じで夏休み的な雰囲気の記事で一息という感じでしょうか。

ちなみにブラームスの交響曲は4つあり、私はどの曲も好きですが最高傑作はどれかというと私は四番を取ります。ブラームスは自他ともに認めるベートーベン崇拝者ということもあり、ブラームスの交響曲はいつも「ベートーベンの影」がつきまといました。
第一交響曲は終楽章の主題が「よろこびの歌」に似ていることから「ベートーベンの第十交響曲」などといわれ、第二交響曲は「ブラームスの田園交響曲」などと云われました。第三交響曲はややとってつけた感じですが「ブラームスの英雄交響曲」(!?)などといわれてしまいます。しかし第四番だけはそれがありません。ようやく「ベートーベンの呪縛」から解き放たれブラームス独自の作風を具現化しています。
第四交響曲の第二楽章は古代グレゴリアンチャントに使われたフリギア旋法を駆使し、ブラームス存命当時は「古臭い」と揶揄されていましたが、現代のわれわれはこのフリギア旋法をロマン派的に料理したこの曲はむしろ新鮮に聞こえます。そしてこの第二楽章はブラームスの4つの交響曲の中で最も美しい曲といっていいです。ブラームスの交響曲といいますと映画「さよならをもう一度」のテーマにもなっている第三交響曲と第三楽章(他にもポップスとして多くそのメロデイが引用されています)が有名ですが、この第四交響曲もぜひ聴いてみてください。ちなみに第四交響曲の第三楽章はイエスの「こわれもの」(Fragile)でリックウエイクマンの多重録音で再生されています。あと第四楽章は私にいわせればパッサカリアというバロック時代の音楽形式ながら「かっこいい」曲です。(こういう言い方をクラシック系の人は嫌いますが..) 結局音楽は「形式」ではない、人に与えるインパクト、ということじゃないでしょうか? 

というわけでいい休日を過ごさせてもらってます。(^^)

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