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2012年5月23日 (水)

ある心ある有名プロデユーサーのコメントーもはや日本は音楽の最後進国

本日、とある有名音楽プロデユーサーのコメントで全面的に共感できるコメントがあったのでここで引用させていただきます。但しfacebook上でこの方は原則友人のみの公開している現状を踏まえ、なおかつ本人に迷惑がかからないためにあえて名前はこのブログでは公開しません。名前をいえばある程度日本の音楽を聴いている人であれば誰でも知っている有名音楽プロデユーサーSさんとしておきましょう。

私はこの方のコメントに全面的に共感、支持をするものです。

以下その有名音楽プロデユーサーのコメントです。

最近ある人物と”日本の音楽がアジア圏においていかに生き残れるか?”(とても大雑把に言えば)の様なやりとりをしている。


時を同じくして韓国の音楽業界の重鎮とも言える方や政府機関の方
とも会う機会があり色々話しをした。
僕的な結論を簡単に言ってしまえば非常に残念ながら「もう手遅れ
」「無理」な話しになってしまう。日本は完全に遅れてしまった感がいなめない。

その理由の根源は”ビジネスとして”の話しではなく音楽的クオリ
ティの話しだ。(もちろんビジネスとしての捉え方の甘さもあるが

やりとりをしている友人はシンガポールはまだ食い込める余地があ
る(音楽的に未成熟的な話し)という話しを聞いて、シンガポールのヒット曲をチェックしてみた。
これも残念ながら日本の音楽(ジャンルは限定されるが)では太刀
打ちできないと感じた。純粋に音楽的クオリティにおいて。

何故にいつの間にかこれほど日本の音楽の質は落ちてしまったのだろう。

自分の仕事も含め思い当たることはいくつもあるけれど、総じて言えば「真面目に」「純粋に」音楽的クオリティを追求できなかったことにあると思う。
マスに売れることを最前提として、音楽の質では無く音楽の枝葉末節だけを情報として売りに掛けたこと。(うまく説明できないが)

音楽制作者(レコードメーカーもそこで働く人も現場で制作する人々、マネージメントもディレクターもエンジニアもプロデューサーも)が真摯に音楽に向き合っていなかったことに尽きるのではないだろうか。いつの頃からか貪欲に音楽そのものに向き合わなかった(あるいは向き合えなかった)のではないだろうか。

僕らの世代が若い頃から指向して来た「洋楽に追いつけ追い越せ」は昔の逸話でしか無く、今や「遅れている」とずっと認識(誤解)していたアジア圏の音楽にも辿り着けないでいる様に思う。

もっともっと真摯に音楽そのものに向き合わない限り日本に活路は無い。

今の日本の音楽は「マスに売る」という点にこだわりすぎるあまり。文化として ではなく最初から「消耗品」として音楽を売っているのが現状です。いやもっとはっきりいえば日本の音楽業界はレコード会社から音楽事務所にいたるまで音楽すらやっていない。音楽に向かい合っていないし、そもそも文化として、なんてことを微塵も考えていない連中が大多数になってしまいました。

最近アジアで制作されている音楽を聴いていても思うのですが、残念ながら日本の音楽はもはやアジア圏は勿論のこと、世界でも音楽文化では世界の最後進国になってしまったといわざるを得ません。 特に深刻なのは最近日本で制作されている音楽のクオリテイの呆れるほどの低さです。

コンペも音楽のシロウト同然の人を引っかき集め、それを平気でパクったりしてアーチストの曲にしています。「マスに売る」という点にこだわるあまり音楽は もはや100均の消耗品と同様なものになってしまいました。そしてレコード会社から音楽事務所、場合によってはアーチストにいたるまでその状況に疑問すら 持っていない連中が業界の大多数という現状。

そもそも「音楽を文化として」などと発言しようも のなら罵倒と嘲笑がまきあがる雰囲気が今の日本の音楽業界には確実にあります。 そういう状況を作った連中が日本をこんなひどい状況にしたといっても過言 ではありません。

しかし救いがあるとすれば

心ある音楽のプロフェッショナルはみんな危機感を持ってこの音楽業界の状況の打開を図ろうとしています。

今の音楽業界はイエスマンしかいない、というイメージは強いですが、
良心的なプロフェッショナルは真剣に考えています。かつて音楽業界に対して多大な功績のあるこの音楽プロデユーサーS氏もその1人です。

私の実績などこのS氏に比べればものの数ではないですが...

この状況を何とかしようと今画策しています。例え悪あがきといわれようが何だろうが,,

そう考えるとこのS氏の発言は私に大きな勇気を与えてくれるものでした。

とにかく我々は世界の音楽の最後進国で仕事をするしかありません。

日本の音楽業界の問題は勿論これだけではありません。あまりにも問題がありすぎてどうしようもない、という感じですが、
 

とにかくクオリテイの高い音楽を世の中に送り出す

この使命を忘れてはならないと思います。業界の連中の大多数がどういおうが私はそれをやり続けます。

そして日本独自の、全く新しい音楽、サウンドコンテンツのありかたを模索し続けます。そのことが日本の音楽を最後進国から先進国に再び戻すことになるだろうと考えるからです。

<追記>

音楽プロデユーサーS氏=佐久間正英さんは2014年の1月15日にスキルス胃癌で永眠されました。最後まで音楽業界の現状に対して警鐘を鳴らされていた方で音楽界の数少ない「良心」が逝ってしまいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます

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