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2012年5月 1日 (火)

日本の音楽業界には真の意味の「グローバリズム」は必要

5月に入りました。
一応、プロモーター、マネージャーの仕事を「辞任」した私ですが、いろいろと「後始末」をしなければなりません。この「後始末」に一年くらいは覚悟しないといけないでしょう。

さて私は先日の記事で日本には地上波テレビとのタイアップの状況があるためにライセンシングに関して権利のマネージメントの観点では世界的には異常な状況になっていることを述べました。実際JASRACという公的権利信託機関の「公認」のもとで行なわれるわけですが最近はこのタイアップの規制もさらに大幅に緩和される動きになっており、もはや日本の音楽のメデイアで日本の音楽をライセンシングするのはよほどの条件がそろわない限りほぼ不可能に近い状況になりつつあります。

日本の音楽界は世界の中の北朝鮮のように本来異常なことが「正常」になってしまっているわけですが、さらにこのタイアップに基づき「利権構造」ができてしまい弊社のような小さな会社がその中に割って入るなどということはほぼ不可能に近い状況になっております。

しかし、  です。

最近地上波のタイアップがあったからCDや配信が売れる、などという時代はもはや終わりました。タイアップが有効なのはドラマその他で音楽が極めて効果的な背景で使われた場合ーつまりその音楽が好きになるシチュエーションを作るーのみに限られており、いわゆるバラエテイ番組のエンデイングテーマで流れる、などという程度で音楽が売れる、などということはほぼ、ありえない状況になっております。

しかもシチュエーション作りーに適したタイアップの可能性があるものは

放送局とプロダクションとの力関係でほぼ事前に決定しており第三者が入り込む余地は全くありません。しかしだからといってバラエテイ番組のエンデイングテーマのタイアップ「広告料」を払うのははっきりいってどぶにお金を流し込むのとほぼ同じ行為です。

最近はそういったタイアップは効果がないし、ドラマのエンデイングテーマだから必ずしも売れるとは限らなくなってきました。そのため放送局の重要な副収入だったタイアップによる「広告料」も最近は激減していますが、いずれにせよタイアップタイアップなどと騒いでいた時代をそろそろ見直す時期に来ているはずです。

しかし音楽業界にはそういう動きが全く出ていないし、昨今の韓流アーチストブームにしても彼らを日本国内で売ることしか考えておらず、従来からの方針を見直そうなどという動きはほぼ皆無といっていいです。

私はもうそういった既成の方針を全く変えようとしない業界、新しいことをすることを極端なほど嫌う業界の体質にはっきりいって愛想が尽きています。

そんなことで今まで自分が作った音楽を日本以外の市場に売り込むことを始めようとしています。「おまえ正気か?」などという声が聞こえそうですが、元々全世界のマーケットの数パーセントに過ぎない市場しか見ようとしないこと自体がこのインターネットで世界中が繋がっている現代を考えるといかがなものか?と思ってしまいます。

野球でも今から17年前に当時近鉄の野茂投手がメジャーリーグへ挑戦しようとした時、島国的な価値観に染まっていた日本のスポーツ新聞は徹底して野茂投手を叩きました。「身の程知らず」「通用するわけない」などという言葉が新聞を踊りました。

しかし今、日本の選手が当たり前のようにメジャーに言っています。そして彼らを非難する論調はほぼ今や皆無です。メジャーからもどってくる選手もいますが、サッカーの選手などでは海外のチームを渡り歩くのはほぼ当たり前ですからそういうことが頻繁に起きたところで目くじらをたてる日本社会の方が寧ろ異常です。

同じことが音楽でおきるべきだと思っています。起きなければおかしいと思っています。

なぜなら今インターネットというもので情報やコンテンツは国境、文化、人種に関係なく流れていくからです。インターネットでグローバルに世界が繋がっている現代では文化的鎖国をしようとしてももはや不可能です。

但し何度もこのブログで書いていますが、私はいわゆるマスコミで語られているアメリカ主導のグローバリズムに対しては批判的な見解を持っています、なぜならそれは単なるアメリカ帝国主義の変形ーつまりアメリカの価値観(それもアメリカの国際金融勢力を主眼とした)をただ押し付けているだけで、いわゆる日本のグローバリストの殆どからはアメリカ以外の話が全く出てこないことが多いーだからです。しかし一方ではそういう価値観に関係なく世界中が繋がることは寧ろ喜ばしいことだと考えています。(私はマスコミなどが流すグローバリズムエセグローバリズムであると考えています)

というわけでこれから自分の作品を考えるにあたり最初から世界を念頭にプロデユースしていこうと考えています。

ちなみに欧米、特にアメリカは顕著ですが「英語の歌詞以外は聴こうとしない」という傾向が強いといわれております。

確かにそういう傾向が間違いなくあります。しかし少しずつ変わっているようです。

なぜなら記憶に新しいこの人がアメリカでヒットを飛ばしたからです。

■由紀さおりが米国iTunesジャズチャートで1位獲得のワケ
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20111209/1038933/?ST=life&P=1

正直いってアメリカも島国的な体質があります。大半の国民はアメリカ以外の国のできごとに関して関心を持ちません。しかしそのアメリカですらグローバリズムで変わりつつあります。

幸いにして多少は英語ができますので、音楽をグローバルに打ち出すことを考えようと思います。日本の音楽業界に関して云えば「グローバリズム」(くどいようですがエセグローバリズムないグローバリズムです)は必要だと思います。

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コメント

はじめまして。
私は小さな会社内でインディーズレーベルをやっていて、
いつもブログを拝見する度に自分自身まだまだ未熟だなと思い知らされます。

おっしゃる通り、日本のアーティストも周りの人達も皆、海外も視野をいれてゆくべきだ!といっても、「敷居が高い」とか「売れるまでに時間がかかるから無理」とか言って始めから、全く国内でしかやる気がなく、
大きい所だと、会社での立場の安泰や虚勢を張る人が多く、今のままではいつまでたってもよくならないと思います。
しまいには、「そのうち良くなっていくはずだから、それまでの辛抱」とか言ってる人まで。
もう周りへの呼びかけばかりじゃなく、私自身が率先してやって行かないとダメなんだと、考えています。
でも、所詮は月々の売上が立たないとやってゆけない。
他の仕事も併用しないと、活動資金すらままならず。

毎日、どうしたら良いのかと悩む毎日です。
今迄のやり方は、もうやってはいけない。でも、やらないとその先の活動が全く出来ない。。。。
長々と申し訳ありませんでした。

投稿: Yuji | 2012年5月 2日 (水) 16時32分

Yuji さん

こんにちは はじめまして

音楽をプロモーションは本当に難しい時代ですが、とにかくタイアップにしてももはや限界的な状況になっています。

世界に対して売り込みたい、ということであればとりあえず少ない金額で私の記事
「欧米のインデイースシーンで使われている音楽プロモーションツール」を参照されてとりあえず世界の反応を見る、ということもお考えになってみてはいかがでしょうか?

サイトが英語、というハードルはありますが、結構思った以上の反応を得られることがあるかもしれません。

騙されたと思って一度お試しになることをおすすめいたします。

これからも当ブログの記事をよろしくお願い申し上げます。

投稿: kyoji | 2012年5月 7日 (月) 22時32分

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