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2012年4月26日 (木)

スタジオは「営業」のためではなく、制作利益確保のため

先月の中旬あたりからかかりきりになっていた案件を今日無事に納品。とはいっても音楽の教材の制作なのでたぶん何らかの形での修正があると思います。またこの件は今後もシリーズとして続きますので、今回の制作は単なる始まりでしかありません。いずれにせよこの案件で多忙を極めたためしばらくブログ更新ができない状態でした。まあブログの記事自体もうそんなには書くつもりはないんですが..

今回は他の多くの仕事がそうであるようにボーカルやナレーションの収録を自宅のスタジオで録りました。一昨年の秋に工事をしましたが、今や生音をふんだんに録るとか、アーチストの関係とか、然るべき理由がない限り外部のスタジオを使うことは殆どありません。

Hybrid_s1Hybrid_s2

一応このスタジオ、必要に応じて希望者がいれば格安で貸しております。原則一人専用ボーカル兼ナレーションブース(無理すれば二人も不可能ではないですが、あまりやりたくはありません) 一時間\4500(税別) です。

勿論自宅内でしかも都内から少し離れた郊外ということもあるので、この価格で提供できるんですが、勿論都内の一般スタジオはこうはいきません。ある人が都内のど真ん中でその値段なら最高なんだけど、というけどそれはいくらなんでも、という感じですね。まあ好き勝手なことをいう人はどこにでもいるもんです。

とはいえ、元々スタジオを貸してもうけるつもりなどさらさらありませんし、実際昨今の状況からしてもレコーデイングスタジオでもうける、というのはまずありえないでしょうね。その証拠に有名なスタジオが次々と閉鎖しております。特に一口坂スタジオが閉鎖されるニュースはさすがの私も驚きましたが.. それがスタジオ営業の現実でもあるんですね。

これというのも弊社のような会社が自前のブースを持ち、外部スタジオを使わなくなった、という点が大きいですし,制作予算が以前と比べて大きく下がったというのもあります。(バブル時代の平均何と1/10です)

しかしそれでも録音ブース、のスタジオを持つというのは必要なことです。人に貸してもうける、というよりも制作予算の利益の確保、という意味合いが大きいですね。

以前の記事で私は音楽の世界ではもはや一人何役は当たり前、という内容のことを書きましたが、今回はまさにその何役をこなしながら案件を処理しました。今回はアレンジャーサウンドエンジニアデイレクターの三役をこなしました、これからはこれが仕事の進行する上で標準的なパターンになっていくでしょう。よほど差別化された特徴を持たない限り、これから音楽業界で生き残ろうとしたらこれらの仕事をこなせる能力がないと生き残っていくのは難しいかもしれません。

今回の案件は大量の曲数のアレンジもこなしたため(何と50曲分!!)かなりしんどい仕事ではありましたが、何とか本日無事納品できました。アレンジも結構バラエテイがあって多数のハードシンセとソフトシンセを使いました。

ちなみに今回のシンセ機材は以下のものを使いました。

ハードシンセKurzweil K-1200 ,  Roland D-550 , S-550 ,  Kawaii k1m , Roland R8

ソフトシンセ: Vienna Instruments ,  Kontakt player 4.0 , BFD , Xpander Mini Grand, B-3

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コメント

kyojiさん。ご無沙汰してます。
mixiネーム「なべ」です。
久しぶりに拝見しました。
さすがにお疲れの事でしょう。

さて、今回のブログ見て
まあクリエイターと名のつく職業は
どこも一緒のようですね。

私もここのところ4役くらいのものを
3つも4つも抱えてました。

そこで一つ感じたのが、どうしても
どこかがおろそかになってしまい、
それが原因で作品(番組)の質を落としてしまうという結果になってしまいました。
やはり一人で出来る事にはある程度の限度はあるのだなと感じました。

制作予算の圧縮と質の良い作品作り。すでにイタチごっこの様相を呈している現在において最終的には何を求められているのかを見極める力が必要になってくるなと思います。

ともあれとりあえずのところは
お疲れさまでした。

投稿: なべ | 2012年4月26日 (木) 20時55分

なべさん

ご無沙汰しております。お疲れ様です。

なるほど映像制作の世界でも似たり寄ったりの事情があるようですね。

>そこで一つ感じたのが、どうしても
どこかがおろそかになってしまい、
>それが原因で作品(番組)の質を落としてしまうという結果になってしまいました。
>やはり一人で出来る事にはある程度の限度はあるのだなと感じました。

これは本当によくわかります。

今回も制作進行にあたって、どれもおろそかにならないように細心の注意を払ったつもりですが、一人での処理能力には限界があります。正直今回の案件はかなり限界ぎりぎりの分量でした。まあ過去、似たような経験をしたので何とかこなすことができましたが..

制作の質が落ちないようにしますが、処理能力の限界を超えた場合は人を入れる必要があるでしょうね。

今回は曲数は多いけれどどれも短い単純な曲だったので何とか処理できましたがこれが標準的な長さの曲(3-4分)でこの曲数なら間違いなく応援を頼んだと思います。

いずれにせよ制作予算の大幅削減は現場にかなりのしわ寄せと無理をすることを余儀なくさせているという現実があると思います。誰も好き好んで一人何役をやりませんですしね。

投稿: Kyoji | 2012年4月26日 (木) 21時20分

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