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2012年1月27日 (金)

偉大なイメージクリエーター石岡瑛子氏逝去

訃報の記事はあまり書きたくないのだが、日本が世界に誇る偉大なクリエーターの訃報を聞いた時は愕然とした。

■イメージ創出の巨人”石岡瑛子氏、逝去

http://www.advertimes.com/20120127/article52221/

私がまだ学生の頃PARCOの意味不明、しかし強烈なインパクトを与えたCMが話題になっていた。仕掛け人は石岡さんである。

どこからそういう発想が出てくるのだろうという豊富なイメージを打ち出し、しかもそれを商業的な成功にまだ結びつける手法は身を置いている世界は違うとはいえ、石岡さんの作品はクリエイテイビテイの面でいろんな意味でお手本といえるものだった。

コッポラの「ドラキュラ でコスチュームデザイナー賞でオスカー受賞、その他にもシルクド・ソレイユ「ヴァレカイ」, ロックミュージカル「スパイダーマン」の衣装を始め数々の世界の舞台で活躍されたのは周知のとおり

80年代に渡米し、ニューヨークを拠点に活動をしてからは日本に戻ってくることはなかった。やはり昨今の日本の現状を察知してクリエイテイビテイを全く重視しない日本の現状に愛想がつきたのではないか、と思う。

今日本、特に音楽業界では失敗を恐れるどころか失敗を絶対に許さない状況で、そこには「売れセン」(と彼らが勝手に考えている)曲以外は受け付けない、そして一度でも失敗すれば永久に仕事は来ない、そんな世界になってしまっている。そこにクリエイテイビテイが入る余地はない。いや、寧ろクリエイテイビテイ存在自体を否定しているといっても過言ではない。私はこれこそ音楽業界が衰退している原因だともうだいぶ前から言っているのだが、どうせそんなことをここで言っても無駄だ、石岡さんは日本の音楽界のこんな酷い状況におそらくは呆れて嘲笑しているに違いない。

石岡さんの表現は一見難解に見えるが実はかなり単純明快である。そしてクリエイテイビテイ商業性が見事に融合した作品だった。これこそがアートを始めとする表現のあるべき姿である。

石岡さんの訃報は日本に真の意味の表現者がいなくなってしまった。そんなことを象徴するできごとのような気がしてならない。

心からご冥福をお祈り申しあげます。

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