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2011年10月 6日 (木)

また巨星逝くーアップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去

■アップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏死去
http://t.asahi.com/462t

■Steve Jobs, Apple founder, dies

今年は訃報の記事を書くことが多いけど、今日のは極めつけだ。先々月だったか「ステイーブンジョブス、Apple CEOを辞任」という記事を書いたがもうその時点で死期を悟っていたのかもしれない。ジョブス自身が次のような言葉を書いている。

「自分もいつかは死ぬ。それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です」

実は大昔サラリーマンをやっていた時代に若かりし頃のジョブスを見たことがある。まだアップルを立ち上げたばかりのジョブスで、ビジネスマンはスーツとネクタイが当たり前の時代に長髪(!-髪の毛はフサフサだった)、GパンTシャツでコンピューターの展示会場を歩き回っていた男。しかしどこか異様なオーラーを放っていた。さしずめ既存のビジネスの体制に反抗するロックンローラーのようなイメージをもった。しかしその男が世の中をこれほど変える人物になっていくとは当時は予想もしなかった。

かつてこれほど多くの分野に影響を与えた起業家がいただろうか、と思う。単にコンピューターというハードウエアだけでなく、グラフィック、デザイン、映像、音楽、いわゆるコンテンツの分野に多大な影響を与えた。I-phoneが発売されたときに「文化よりは文明を選ぶ」などと発言したおバカなIT起業家がいたが、実際にはジョブスは文明だけでなく文化にも大きな影響とイノベーションをもたらした。ジョブスの偉大なところはハードウエアの論理だけを押し通すのではなく、絶えずソフトウエアコンテンツがより有効にパソコンの中で活用できるような環境を作ることを考えていた。つまりソフト、ハードの両方を絶えず目を向けていた点。これが他のIT起業家と一線を画すところではないだろうか?

I-phoneI-pad、この革命的な商品の発売だけで歴史に残るだろうし、音楽配信もいろいろ議論や問題はあるものの、事実上最大の配信サイトを作り上げ、音楽ビジネスのありかたにも貢献した。私はあまり物欲はないのだがI-padは欲しいと思っている。かつてApple社はマイクロソフトに押され一時は倒産の危機すら見舞われたが、いまや完全にマイクロスフトとは立場を完全に逆転しモバイルやタブレット型のパソコンでは他を圧倒しているのは周知の通り。

だが、ここまでの道のりは平坦なものではなかった。Apple社を立ち上げApple IILisaからMacintoshを発売したが、自ら引き抜いたジョンスカリーにApple社の役員を解任されるなど、不遇な時代もあった。NeXTコンピューター(これが現在のOSXの母体となる)を立ち上げ、ピクサーやデイズニーの個人筆頭株主を経て、自分が創立したApple社を再買収できたのはクビになってから十二年、2000年にようやくApple社のCEOに復帰し、それからの活躍は皆さんのご存じのとおり

Macintoshはもう四半世紀以上も前から私の音楽制作ツールだった。今使っているMac Proは都合6代目のマックである。これがないと正直仕事にならない。そして初期のマック(1代目はMac Plus)から現在まで機種を変えるごとに機能がパワーアップし、初期はmidiの打ち込み(シーケンサーと同じ)だったがいまや完全に録音機器であり、編集機能まで持ち合わせており完全なワークステーションとなった。そのおかげで自宅で音楽制作のほぼ全てのことがMac一台でできるようになった。Appleのおかげでスタジオ代とか大幅に節約が可能になった。

ステイーブンジョブスは確かに天才である。しかし才能だけでは決して成功しない。強い情熱と意志を才能と合わせ持った者だけが成功する。ジョブスはその全てを持っていた類稀な人物だった。

人間とはかくありたいものだ。

改めて心からご冥福をお祈り申しあげます

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