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2011年8月15日 (月)

音楽業界私なりの結論3-プロモーションはあくまでリアル中心に!! ネットプロモーションに過剰な期待は禁物!!

音楽業界に関する「卒論」(笑) の第三弾です。

前回でアーチストは「メジャー」とか有名事務所、とかそんなことにこだわらず他人に頼らず自分で道を開け!! という内容のことを書きました。そして音楽業界は他の業界と比べ自分で音楽配信をしたり、個人でCDを流通でながしたりすることは難しいことではありません。

しかし今現在「メジャー」といわゆる「インデイース」との間に明確な違いはまだ残っています。それは何かというと プロモーションルートです。

実はこの件に関しては個人的に奥津恵というアーチストの件で過去4-5年私自身七転八倒してきました。そしてかつては私はロングテールからのプロモーションにある可能性があるのでは、という期待も持っていました。結論からいいますと全くうまくいきませんでした。

しかし音楽を作った以上その曲、もしくはアーチスト自身を露出させないとどうしようもありません。ここが最も難しい問題といっていいと思います。

結論からいって無名の新人アーチストがいきなり大口のタイアップを取れる、などというのはよほどの人脈があるかよほどの資金力がない限り殆どありえない、といっていいと思います。そのため最初は殆どお金のかからない方法でプロモーションしていくしかありません。

インターネットのメリットとしてコストが殆どかからずにプロモーションができるという点があります。そこでまず私は奥津恵を「癒しの音楽チャンネル」というネットラジオのパーソナリテイーをやらせました。これはネットラジオとしては自分でいうのもなんですが比較的成功した部類だと考えています。開局以来5年近くやりまして、今日現在podcast登録者8万5千7百人(これはのべ人数なので実際のリスナーは遥かに少ない数だと思います)いましたがそれがCDや音楽配信、そしてライブ動員とかに直接結びつくことは正直あまりありませんでした。そして何よりもネットユーザーは基本的にはネットでお金を使わない人が多いのです。そのため昨年は奥津恵のプロモーションがかなり手詰まりの状態になっていました。

実はこの「癒しの音楽チャンネル」というネットラジオでネットで幅広く信じられているいくつかの点について実際に試してみました。それは

・音楽を無料配信すればそれがネットで広がり、有効なプロモーションになる。

・音楽を全曲、無料で流せば自然にその音楽を好きになるファンが増える。

結論からいいましょう。どちらも答えはNOでした。

つまり「コンテンツをコピーし放題にすればプロモーションになる」などというのは大嘘、だと私は結論出したんですが、それに津田大介氏が反応しtwitterで少し大騒ぎになったんですが(笑)、実はこういう時に必ず「成功例」として出てくるものがRadioheadPrinceの自己の作品を無料化して大きなプロモーションになったという実例です。

その例があるため「全てのアーチストが同じことしても成功するはずだ」という考え、イメージが一人歩きしてしまった面があります。

実はこのRadioheadPrinceそして津田さんが例としてあげたリリー・アレンやマイ・ケミカル・ロマンス、アークティックモンキーズを詳しく見ますと、「無料化」以外のさまざまな要素ー私に言わせれば偶然ーが重なったために起きた「成功例」のように思います。つまりどれも特殊な例の範疇を出ていないように私には見えます。この特殊な例があるために「音楽をネットで戦略的に無料にするのは有効」といった誤ったイメージがネットですっかり定着してしまった感があります。あたかもこの「成功例」が一般法則であるかのように考える人が結果として非常に多くなったような印象があります。

実際私がネットにおける著作権のコンプライアンスについて論じたときもそうですし、昨年私がNHKラジオに出演した時も出てきましたが、この「成功例」あるために、ネットの著作権が入ってこなくてもライブで稼げばいいじゃん、それでやっていけるでしょ? といった類のレスポンスが必ず出てきます。しかしはっきりいいます。それは違います

なぜか?
津田氏が揚げている「成功例」を大きく分けると二種類あると思います。

1.ビッグアーチストが「戦略的」に無料公開してファンを弾き付けるプロモーション戦略、

2.新人アーチストが大規模なライブに、youtube等にたまたま露出して(その中には偶然中継があった等良い偶然がいくつも重なった)ブレークした例。

1.は云ってみればデパートやスーパーがよくやるお客を呼び寄せるための「出血大サービス」と本質的に同じです。そのことによってコンサートやグッズ販売をする戦略(先日の坂本龍一の無料USTも基本的には同じ)と、そして2の例は私にいわせれば「たまたま偶然」が重なって「たまたま無料戦略が成功した例」ということができます。つまりいずれも私にいわせれば「特殊な例」ーたまたま成功した例ーの範囲を超えているとは思えないんですね。だからこういう例があるからといって曲を無料にするのは有効なプロモーション方法の1つである、という説を流布するのは私はどうしても違和感があるのです。

困ったことにこれがいまだにネットでは正論であるかのように受け止められています、

しかし違います、あくまで特殊な例なのです。それもいくつかの偶然が重なってたまたまこの方法で成功した、それ以上でも以下でもありません。普通のアーチストがこれをやったら普通は失敗します。たまたま「特殊な例」が成功したからこれが正論であるかのように主張されているのはおかしいと思いますね。日本のネットの論調の本当に困ったところです。

インターネットプロモーションはお金が他のメデイアよりはかからない、といいますがお金をかけようとしたらいくらでもかけられます。しかし多くの場合費用対効果は小さいです。インターネットはB to B(企業間取引)の場合は一定の効果が出る場合がありますが、B to C(一般コンシューマー取引)の場合は同人、アニメ、ゲームなどの特殊な分野を除いては多くの場合効果はお金をかけたほどにはありません。これは企業のネット担当者の間ではもはや常識になりつつあります。

つまり何がいいたいかというとネットプロモーションに過剰な期待をかけるな、ということです。

というわけで結局なんだかんだでリアルなプロモーションを優先すべき、という結論に至りました。よく考えれば当たり前の話かもしれません。なぜならリアルがあるからこそバーチャルがあるのですから、 リアルを無視してバーチャルだけ、なんてことはありえません。

IT系のポストモダン論者はシュミラークル(本者に近い偽者)はオリジナルのもの、ルーツ的なものを超える可能性すらある、と主張します。何を根拠にそういっているのかわかりませんが、私はありえないと思います。例えばスターウオーズにある様々なスピンオフ作品やアニメの同人誌系に走る人間が、そもそもそれほどのクリエイテイビテイを持っているとは思えないし、実際私の知る限り原作を超えたものなどないはずです。バーチャルがリアルな世界を超えるなどというのはありえません。なぜならリアルあってのバーチャルだからです。(ちなみに「バーチャル」な世界の最たるもののCGクリエーターの優秀な人の殆どはそういう認識を持っています)

というわけでアーチスト自らプロモーションするためにもリアルなプロモーションを続けることを考えた方がいいです。いきなり地上波のテレビは難しくても、紙媒体、コミュ二テイFM、BSやCSのテレビなどは無名の新人でも出演するのは不可能ではありません。

ちなみに現在奥津恵に参加させていますBig time シリーズへの参加も1つの可能性として揚げられると思います。このBig time シリーズは基本的にはミュージシャンのライブをやりFMで放送するという内容のものですが、ただそれだけではなくアーチストを発掘、活動の幅を広げられるためのイベントです。そのためアーチストのインキュベーションを行なえる大きな動きになる大きな可能性があると考えます。

イベントはは毎月行なわれ必ず出演者の曲が最低1曲FMにてオンエアされ、定期的に出演しているアーチストに「番組のエンデイングテーマ」や「パーソナリテイー」になるチャンスもあります。(弊社のアーチスト奥津恵もそうやってパーソナリテイーの座をつかみました)

現在はFMかわさき、FM世田谷 FM調布 FMかつしか FM大和 FM西東京 FM立川 FM戸塚等13局のFM局にて放送しておりますが、年内には20局による番組配信を行なう予定です。さらには来年の4月にはキー局を視野にBig time シリーズの番組制作を視野に現在動いています。また最終的には現在新人アーチストが事実上閉ざされている、
地上波テレビやCMタイアップ
のシステムの構築もまで考えています。

1つずつ現在Big time シリーズパーソナリテイーエンデイングテーマ、パワープレイ等に採用されているアーチスト共々1つずつ階段を上っていって全員がインキュベートされたアーチストに成長するように願っています

そのためにはアーチスト自身にもかなり頑張っていただかなくてはいけませんし、今後の展開を考えますとまだまだ大きな可能性を秘めたアーチストの数がまだまだ足りない、というのが現実です。

もしご興味ある方はノルマありのライブですが以下の日程のライブのブッキングを開始しておりますので詳細についてお問い合わせ下さい。

・10月15日(土) 場所;芝浦Studio Cube 326 Cafe Libro

15;30 Open 16:00スタート
チャージ\2500  ドリンク別\500


・11月19日(土) 場所;芝浦Studio Cube 326 Cafe Libro
12月オンエアの公開録音ライブ、1月早い忘年会ライブ(笑)
15;30 Open 16:00スタート
チャージ\2500  ドリンク別\500


・12月17日(土) 場所;芝浦Studio Cube 326 Cafe Libro
2012年1月オンエアの公開録音ライブ、1月早い新年会ライブ(笑)
 15;30 Open 16:00スタート

 チャージ\2500  ドリンク別\500

いずれも芝浦Studio Cube 326 Cafe Libro

会場の写真
http://www.livecube326.com/acoustic.html
地図
http://www.caffe-stilelibero.com/access.html

お問い合わせはこちら

ちなみにまだ続きがあります。(^^)
 

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