Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« ヴィーナスフォート ワークショップ+ライブ | トップページ | 日本人は音楽が好きなのではなく音楽をめぐるシチュエーションが好きなだけではないか »

2011年2月14日 (月)

第53回グラミー インデイースバンドの最優秀アルバムとB'sの松本孝弘受賞

第53回グラミー賞、先ほど閉幕しました。

主な受賞者は以下のとおり。この中で注目すべきは「年間最優秀アルバム」にカナダのインデイースバンドのArcade FireThe Suburbsが受賞。これは誰も予想していなかったでしょう。そしてベストポップのインストアルバムにラリーカールトンとB'zの松本孝弘のTake Your Pickが受賞したことでしょう。

最優秀レコード         Need You Now   Lady Antebellum

最優秀アルバム        The Suburbs       Arcade Fire

最優秀楽曲           Need You Now   Lady Antebellum

最優秀新人賞          Esperanza Spalding      

最優秀女性ボーカル    Bad Romance    Lady GaGa

最優秀男性ボーカル Just the way you are  Bruno Mars

最優秀インスト演奏    Nessun Dorma   Jeff Beck

最優秀インストアルバム Take Your Pick  Larry Carlton Tak Matsumoto(松本孝弘)

このほかにミックジャガーのグラミーステージ初出演やバーバラストライサンドの演奏などもありました。

詳しくは http://www.grammy.com/nominees

これに関する私の感想は続きをご覧下さい。

まず今回は何といってもインデイースのバンドがグラミーの最高の賞である最優秀アルバムを受賞したというのが画期的だと思います。グラミーって基本的に音楽業界関係者が選ぶものですが、それにもかかわらずインデイースの受賞。こういう懐の深さって日本の業界人にはないと思います。日本のメジャーレコードの連中の大半は「メジャー」という肩書きにあぐらをかいている輩が殆どですからね。過去にこういう例が果たしてあったかわかりません。先ほど調査した限りではそういう前例は見つからなかったのですがご存じの方がいらっしゃれば教えてください。

そして日本の音楽業界に久しぶりの明るいニュースはB'z松本孝弘が ラリーカールトンと共にアルバム"Take Your Pick"でグラミー受賞しました。これは本当に明るい話題。これを機会にどんどん世界を目指す日本のミュージシャンが出てきて欲しいと思いますね。もう日本の音楽業界のトップは頭脳が硬直しきっていて、これだけ音楽、コンテンツが国境に関係なく動いているのに相変わらず日本の狭いマーケットしか見ようとしていない。そんな連中に未来を開拓する力も意欲もないといっていいですから、プロ野球からどんどんメジャーリーグに出て行っているように、日本の若者もどんどん世界に挑戦しましょう。

あと今回のノミネート曲関係を見るとまたカントリー系が多かったですね。まあアメリカの景気後退も相変わらず深刻で「社会が停滞するとカントリーが流行る」というジンクスがあるようですが、私はそんなことよりアメリカの音楽のファンダメンタルズがなんだかんだいわゆながらもいまだ健在であるといいふうに思います。例えばLady Antebellumは正統派のカントリーとは云いがたい面はありますが、やはり音楽のファンダメンタルの部分ではカントリーの語法を継承しています。同じようにR&B系も然り、アメリカの社会、家族が崩壊という話はあるものの音楽文化のファンダメンタルズはまだ健在といっていいと思います。

ところが日本にはそういうファンダメンタルズは最初からありません。

ない  のです。

面白いのはアメリカの音楽業界、レコード会社自体はもうかなり壊滅状態に近いのに音楽文化はまだ健在、しかし日本は全くその逆で音楽産業の体制はまだ辛うじて形を残していますが音楽文化はもはや壊滅状態、といっていいです。

その根拠は、それは昨年の年間チャートを見ればわかります。トップ10には嵐とAKB48しかない、というこの現実。レコード大賞もわざとらしいExileという現実。これは音楽そのものよりも芸能界、バラエテイとの絡みだけが重要視されています。

それに比べて今日のグラミー受賞者は少なくともちゃんと音楽で勝負している。

この差は大きい、といわざるを得ません

|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。