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2010年11月12日 (金)

パッケージに関する一考ーCD,DVD等は決してなくならない。

先ほどの記事でもi-tunesが日本でも映画配信を開始したことでますます日本でもパッケージ不要論が台頭すると思われます。もう先月になるがマーケテイング庵というマーケテイングに関する研究会で「音楽産業の現状と今後を研究&トークセッション」に参加した時も参加者の方からCD等のパッケージはもうなくなるだろう、いや「残るわけがない」といった意見が圧倒的でした。

確かに配信が日本では今頭打ちを示しているとはいえ、これだけ普及すればそういう風に見えてしまうのはある意味当然かもしれません。

しかしそれでも私はあえていいます。 

CD, DVD等のパッケージは決してなくなりません。

ただし、

パッケージの商品として位置づけ、意味合いは大きく変わります。

特に今までの音楽業界に関していえばとにかく何が何でもCDというパッケージを売らなければならない、というマーケット観で進んできました。「CD」というパッケージを売ることを主目的としてきたわけです。音楽業界関係者の大多数はいまだにそういう考えを捨てていません。

しかし時代はもはや変わりました。「CD」といえどもアーチストの商品の一ラインアップに過ぎません。つまりアーチストの商品は多様化したわけです。したがって何が何でもCDを売らなければならない、という時代は終わりました。

しかしだからといってCD, DVD等のパッケージはもはや無用の長物なのか?いわゆるIT系の論客が強硬に主張している内容ですが..

違います。

その理由を説明する前にまず私が以前書いた記事で、アーチストのファン層について述べた部分を再度ここで触れます。もう4年前に書いた記事ですがこのブログで一番アクセス数の多い記事です。お読みになった方も多いでしょう。

コラム「音楽業界の現状と将来、そしてある取るに足りない者からの業界への提言」(長文注意)
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2006/07/post_1324.html

ここで私は「アーチストのファン層」は大きくわけで3つある。と述べています。つまり

A層:いわゆるコアな層: アーチストの真のファン アルバムは必ず買ってくれコンサートにも極力来てくれる人たち
B層:中間層:コアというほどではないが一定の関心は持ってくれる層;CDもできがよければ買ってくれる
C層:いわゆるミーハー層 真のファンにはならないが「流行っている、みんなが聞いている」というと買う層

   数的にはA層、B層に比べC層が圧倒的に多いことから音楽業界はいつのまにか
C層しか見なくなったことを私は音楽業界が犯した最大の過ちである、と主張しています。この考えは現在も変わっていません。

正直いってこの一番多いとされる
C層が今後パッケージを購入する可能性は極めて低いということは私も認めざるを得ません。しかしA層の人たちは確実に買ってくれるでしょう。なぜならあるアーチストのファンになった経験のある人ならわかりますが、ファンは自分の好きなアーチストのコンサート、イベント等に参加すれば「モノ」-記念品を欲しがるものなのです。

例えばアキバ系などがいい例です。アキバ系はコアなファンで成り立っており、ファンは同じCDを会場別で購入しています。そして各CDにアーチストのサインをしてもらい握手もしてもらいます。また面白いことに必ずそういうファンは「開封していない」同じCDも必ず一枚持っています。
こうして何枚も同じCDを買ってくれるコアのファンが多数いるためにアキバ系の事務所は結構ウハウハだったりします。

そしてそれを憎らしいくらいにうまく戦略として昇華させたのが皆さんよくご存じのAKB48です。
おニャン子をアキバ系という切り口でつつみこんでからスタートさせ、雑誌等の紙媒体という比較的安いメデイアからファン層を広げていった戦略は見事といわざるを得ません。そのことはここで改めて述べるまでもないでしょう。AKB48のファンも例の「握手券」がらみもあり、複数のCDを買っています。だから初期ロットが百万枚単位にすることができたのです。

つまりここで見えてくるのは グッズとしてのCDのありかたです。誤解を呼ぶ表現かもしれませんがTシャツなどと同じような商品の位置になりつつあります。
これは上記のA層の人たちは勿論、内容さえよければB層の人も買ってくれるかもしれません。ファンというのは必ず「モノ」がないと満足しないものなのです。だから配信さえあればあとはいらない、というのはこういうファンベースの現場というものを全く理解していない議論です。

この点はある特定のアーチストのファンになったことがない人は理解しにくいかもしれません。私がネット等でパッケージについて論じるコラム,記事等で不満なのはそういうアーチストのファンクラブの現場を全く理解しない人間、一アーチストのファンになった経験すらない人間が音楽等のパッケージについて論じているケースが多すぎるという点です。 

私はだいぶ前からCDを商品ではなく、「販促品」「グッズ」として作る事業を始めています。結構実績がありますのでご興味のある方はご覧下さい。

オリジナルCD製作のお手伝いをいたします。(販促、ノベルテイ用CD)
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_ordermade.htm

とにかく配信が出てきたからパッケージは無用の長物と決め付けるのではなくあらゆる可能性を考えていただく風土ができれば幸いです。


ちなみに弊社のCDプレス価格表
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_price.htm

DVDプレス価格表
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/dvd_price.htm


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