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2010年10月 4日 (月)

音楽を始めとするコンテンツのコピーと無料配布について

さて業界関係の話はもう基本的にはしないつもりでしたが、やはり以下の点については誤解のないようにきちんと説明したいと思いますので、あえてもう一度ここで記させていただきます。

というのはある意味ここの部分はとてもわかり辛いし、説明のしかたが悪いと私の意図しない方向に私の考えを取られる可能性を感じたので...

つまりコンテンツのコピー無料配布についてです。

私は以前、コンテンツをコピーし放題で自由にコンテンツをばらまけばそのコンテンツのプロモーションになる、というのは大嘘と書きました

但しここでいうコンテンツについて明確に定義しておかないと私が単に他の音楽業界人のように単にネットを目を敵にしている「守旧派」に見えてしまいます。これだけでは言葉が足りないため私の主旨がきちんと伝わらないことになります。

なぜなら、アーチストの音楽、映像を皆さんに買っていただくには皆さんにその音楽や映像を知ってもらわないと皆さんが音楽配信だろうが、CDだろうが買っていただくことはほぼ不可能なことくらいは私にもわかるからです。

つまり宣伝、プロモーションが必要ということです。そのためには音楽なら聴いてもらわなければなりません。

但し、

音楽の聴かせ方、映像なら映像の見せ方が重要だということです。

大前提としてアーチストである以上ブランデイングをしなければなりません。アーチストの音楽を無条件にネットその他でばらまくことでブランデイングができる、そう考えているとすればそれは違います。

そのためには宣伝、プロモーション用のコンテンツ実際に販売するコンテンツを明確に区別する必要があります。ただ、無条件にコンテンツ=自由にコピー=垂れ流しがコンテンツのプロモーションになる、わけではありません。それはその宣伝用の目的のコンテンツとして配布しなければなりません。これは「商品」として売るものとは明確に区別しなければなりません。

私は前社を「非商材コンテンツ(あるいは宣伝用コンテンツでもいいですが)そして後者を「販売用コンテンツ(商品)」と勝手に呼んでます。ひとくちにコンテンツといっても2種類あるんですね。

つまり上記冒頭の

コンテンツをコピーし放題で自由にコンテンツをばらまけばそのコンテンツのプロモーションになる、というのは大嘘というのはあくまで「販売用コンテンツ(商品)」についての議論なのです。

ここを取り違えると私の主旨が全く伝わらないことになります。

「非商材コンテンツ(宣伝用コンテンツ)は逆にどんどん無料配布させるべきです。映画のトレーラー(予告編)、試聴用音楽 これはMIAUの津田氏が主張するように好きなだけコピーされてもいいコンテンツです。

しかし「販売用コンテンツ(商品)」に全く同じことをされては困ります。それはMIAUや津田氏、池田信夫氏あたりの論客がどんなに「コピーし放題にすべきだ」と強硬に主張しようがそれは拒否すべきであり拒否するのが当然です。商品なんですから...

なぜならそれをやればアーチストのブランデイングができなくなるからです。

コンテンツ、音楽、映像について論じているコラムはたくさんありますが、ひとくちにコンテンツに「非商材コンテンツ(宣伝用コンテンツ)「販売用コンテンツ(商品)」2種類あり、両者を明確に区別した議論は私が見るかぎり残念ながら

殆どありません。皆無といっていいです。

コンテンツ、と一義的に論じ、片方のコンテンツが無料だから有料のコンテンツがあるのがおかしいじゃないか、といった類の議論の方が圧倒的に多いのが現状です。

ですから私は「非商材コンテンツ(宣伝用コンテンツ)に限って云えばコピー、無料配布を否定するどころか、どんどんやるべきだと考えます。

ですからこの2種類のコンテンツは全く別の議論をすべきですが、殆どのケースで両者を同じコンテンツとして一色丹に論じています。これでは問題の本質が見えてきません

わざわざこう念を押したのは、

残念ながら人間は自分の都合のいいようにしか解釈しない傾向があるんですね。

音楽やコンテンツの無料配布、コピーし放題が可能
 

「じゃあ、あのアーチストの新譜が永久にタダで手に入るんだ。それが当たり前なんだ。それこそがネットの未来だ」

こう早合点する人が出ないとも限らない、というかおそらくかなり多くの人がそう考えているでしょう。 実際ネット内でのコンテンツに関してこうあるべきだと考えている人がかなりいると思います。

しかしそれは違います。

池田信夫氏のようにネットは無秩序で全てが野放しがいいんだ、などと主張する人がネットではあたかも正論であるかのように考えている人がいまだに多いですが。

無秩序はカオスしか生みません。そしてそれは全てのことを「自己責任」という魔法の言葉で正当化され、結果として窃盗、下手すりゃ殺人のような犯罪すら正当化されかねない恐ろしい社会になります。

被害を受けるのも自己責任、ある2ちゃんねらーが本当にこんなことを云っていましたね。

ですからコンテンツプロバイダーとして一定のポリシー、制限はやはり必要で冒頭の主張はそういうことを背景に申しあげています。

ちなみにこれはネットに限りません、地上波テレビのタイアップにしろラジオにしろ、

「非商材コンテンツ(宣伝用コンテンツ)の見せ方がかなりコンテンツを売る場合にポイントになるのは事実です。

個人的な反省として、その「見せ方」に私なりにかなり詰めが甘かったな、と最近思います。

いずれにせよコンテンツには2種類ある、そして「販売用コンテンツ(商品)」ー商品を不法コピー無料配布し放題がプロモーション、というのは嘘だ、しかし「非商材コンテンツのコピーし放題はOKだ。というのが僕の主張です。

おわかりいただけたでしょうか?

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