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2010年10月14日 (木)

音楽屋はいまや1人何役が当たり前

最近、これから映画、劇伴関係の仕事を強化しようと考えている関係で映画館系、映像関係の人たちとのつきあいが増えている。今後もふえていくだろう。

さて、昨日も話したように現在大マジでCGの短編アニメ部門でのオスカーを狙うべく"Legend(伝説)"という作品を計画し、先日受賞した"Yama-Oni"はそのパイロット版(デモ版)でもあるわけですが、それですら脚本、CG映像制作、そして音楽(私ですが)の3人での作品になる。実際に本作品となるとCG映像は今回のパイロット版とは比較にならないほどの手間がかかるわけで、たぶんCG担当の中村さんにはかなりの人間のアシスタントがつけないどできないことになる。

また普通の実写映画はカメラさんはカメラ、照明さんは照明、メークさん、スタイリストさん当等と役割が決まっている、つまり映像とは絶対に1人では作れないものなのだ。よって分業制が成り立つしこれは絶対にくずれない。

これに比べると音楽は違う。特にDTM DAWの普及でクリエーターがサウンドエンジニアもプロデユーサーも兼ねることは珍しくない。サウンドエンジニアなど、最近はミキサーや録音機器の使い方だけでなく、デイレクションも兼ねられないとギャラが低く抑えられてしまう。そのためもう1人何役はもはや音楽の世界では当たり前になりつつある。自分なんかもう何役こなしているかわからないくらいだ。

特にこれからさらにコスト要求が厳しくなっていくから、もう作曲だけしかできない、エンジニア(オペレート)しかできない、というのは仕事を続けるのにしんどくなると思う。

大昔の作曲家は譜面さえ書ければよかった。しかし今譜面だけ書けたって何にもなりゃしない。サウンドも作ってプレゼンまでできないといけないし、当然録音技術等もある程度の知識が必要とされる。実際これから9割の仕事は自宅でのpro toolsの作業だろう。今ですら大半の仕事がそうだが,,

私などは上記+奥津恵のプロデユースマネージメントまでやっているんだから本当に何役こなしているのか、自分が本当に何屋なのか本当にわからない。いや、もうわからなくていいのかもしれない。

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