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2010年9月19日 (日)

最後にもう1点だけー気骨あるCDショップオーナーの出現を切望する

昨日の記事で少なくとも当分の間は音楽業界関係に関する記事は書かない、と書いたばかりですが最後にもう一点だけ。

ご存じのとおりCDショップが次々と現在閉鎖されています。HMV渋谷の閉店は記憶に新しいですし、東北在住の友人の話だとHMV仙台も閉店になるそうです。まあこのまま行けば大手CDショップはどんどん閉店していくでしょう。音楽業界衰退の何よりの証しです。

音楽業界衰退の原因は既にこのブログでさまざまな観点から論じているのでもうここではふれませんが、業界の現金回収の機能を果たすはずのCD流通網が目も当てられないほど弱体化しているのが衰退に拍車をかけています。
今CDの流通網は本当に販売力がない、というのを残念ながら実感します。 好調なのはアマゾンくらいですかね。現実問題として

しかしこれは必ずしもECの販売力が店舗にまさっており、もはや店舗の時代が終わったなどという単純な話ではありません。原因はこれもこのブログで何回も述べていますが「CDショップにいっても楽しくない、ワクワクしない」という点の方が大きいでしょう。昔のCDショップは店員こだわりの一枚を試聴したときガツンと衝撃を受けて、「今まで聴かなかったジャンルのCD買うといった類の音楽との出会い」という体験がありました。しかし今のCDショップは品揃えが同じ(いわゆる「売れセン」だけー最近はこれすら満足に取り揃えられない) 、店員も何かやる気がない等、新たな音楽の出会いを提供しなくなりました。これが本当に寂しいですね。

昨年私が親しくしている音楽制作会社の社長が「CDショップ大賞」というものを立ち上げ話題にはなりました。これはCDショップの販売の起爆剤になり音楽愛好家をCDショップに呼び込もうという狙いもありました。しかし本来CDショップの売上回復のためのこの企画に協賛したCDショップ網はなんと1店もありませんでした。乗っかるのは乗っかるけど金は出さない、という点ですね。この音楽制作会社社長が激怒したのはいうまでもありません。

音楽業界もレコード販売業界も衰退の原因はたくさんありますがほぼ全員が「守り」に入ってしまったというのも原因の1つですね。1店くらい、うちは他社とは違うぞ、という気骨を見せるレコード店が出てくればまた少し変わるかな、という気もしますがそういう人間は音楽業界にもCD販売業界にも、もう1人も残っていないんでしょうか?

どうせ、このまま何もしなくてもはっきりいって沈むだけです。滅亡するだけです。同じ滅亡するのならせめて業界人としての矜持を最後に示して欲しいものです。何か音楽に興味を持っている人たちにCDショップにもう一度来てもらう対策ーおそらくは根本的な発想の転換が要求されますがー何か捨て身でいいから、そういう試みをしようとする会社が一社でいいから出てきてくれないかな、とも切に願います。

私の中には「音楽のテーマパーク」のようなお店を作ったらいいんじゃないか、というアイデアがおぼろげながらありますが、資金も必要ですし私1人だけの力ではとてもできるものではありません。誰かそういう試みをやってみようという気骨あるCDショップオーナーの出現を切望します、という点だけ最後に述べさせていただきます。

世の中の人は決して音楽が嫌いになったわけではないと思いますただ今のメジャーの音楽シーン、今のCDショップ、そのどちらもがつまらないと感じているだけだと思います。それには何かこういう話題になる起爆剤が必要です。こういう発想に共感して資金もそこそこある人が1人でもいてくれたら、と切に願って一連の記事を一旦収めたいと思います。

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