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2010年7月19日 (月)

ネットとイノベーションの中のコンテンツ知財の権利について2ーコンテンツには2種類ある

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さてここから何回かに分けて技術的イノベーションコンテンツについて論じたいと思いますが、これから述べる点はまさにこれ以降の話の大前提となりますので必ずお読みいただければと思いま

さて、ひとくちにコンテンツといっても実はいろんな種類があります。コンテンツ知財を論じる際にはまずこの点を抑えていなければなりません。

それはコンテンツというのは物品と違い形のないものであります。そのために用途によって同じコンテンツといっても扱い方、見せ方等が全く違います。その点は一般の人になかなか見え辛くなかなか理解してもらえないのですが、同じコンテンツといってもその存在目的によって全く見せ方、扱い方、そして何よりもコンテンツを制作した権利の扱い方が全くちがうのです。そこが普通の物品とコンテンツの根本的な違いです。

ひとことでいってコンテンツには大きく分けて二種類にわけることができます。

1.広告宣伝や各種プラットホーム、ソフトウエア等の普及を目的とするためのコンテンツ (非商材コンテンツ)

例えばTVのCMなどの広告を目的とするもの、映画のトレーラー(予告編)、など文化知財の普及を目的としたもの、あるいはフリーウエア、シェアウエア等ソフトウエア技術やイノベーション普及を目的としたもの、もしくはi-tunesのように特定のプラットホームを普及させるため、または。文化や技術イノベーションの発展や普及のために意図的に無料でダウンロード配布されているものです。これはこの特定のコンテンツを商材にするというよりはコンテンツのビジネスが可能になるための環境を設定するためのコンテンツです。つまり最初から販売を目的としているコンテンツではないのでここではこれを非商材コンテンツと便宜上命名することにします。

2.文化的知財、文化、芸術的に価値のある人類の文化資産としてのコンテンツ

さて、上記の宣伝やイノベーション普及のためのコンテンツが非商材コンテンツであるならば、こちらのコンテンツはクリエーターによる制作物であり文化資産であります。これは最初から販売を目的として制作されたコンテンツであり、これを便宜上商材コンテンツとここでは命名します。具体的にはアーチストの音楽、映画、絵画、小説、ゲーム、等のエンタテインメントから、コンピューターである特定の作業を行なうアプリケーション等が含まれます。
これらはクリエーターが身を削る思いで制作されたコンテンツであり,当然のことながら有料の文化、知財であります。これらは基本的に無料である、などということはありえないのです。

ちなみにもモバゲーやGreeなどのゲームは無料じゃないか、という人もいるかもしれませんが確かにゲーム開始時は無料ですが、だんだんあるレベル以上になると「ゴールド」を購入しないとゲームを続行できることが不可能になります。いうまでもなく「ゴールド」は本物のお金であり、携帯の料金に組み込まれているため気がついていない人が多いようですが、結果的には有料になっています。人によっては気がつかないうちにモバゲーやGreeなどのゲームで10万以上支払っている人もいるようです。(だから正直「誇大広告」の危険性のギリギリのところですね)

つまりコンテンツには非商材コンテンツ商材コンテンツの2種類があるということをまずご理解下さい。

この非商材コンテンツ商材コンテンツは同じコンテンツといっても本質的に全くちがうものです。なぜなら両者はそもそも存在目的自体が全く違うものであり、当然ながら権利の管理の方法、ネット等での露出のありかた、等が根本的に全く違うものであります。両者は同じテーブルで論じること自体が間違っており、そのためひとくちにコンテンツといっても全く一色丹には論じることができないものです。したがって両者は明確に区別すべきものです。

しかし残念ながら殆どのITジャーナリズムやブログ等の記事、それこそ学識経験者関係の記事までこの非商材コンテンツ商材コンテンツを同 コンテンツとして同列に論じてしまっている例が殆どで、私の知る限りこの両種のコンテンツを明確に区別して論じている記事は殆どありません。(勿論私自身の見落としもあるので、もしあればご教示下さい。) かくして無料のコンテンツがあるのに、なぜコンテンツに金を払わなければならないのか、とかネットでコンテンツを有料にしても無駄だ、とかコンテンツを無料に配布するのがネットの伝統であり、あらゆるコンテンツが無料になるべきだ、などといった言説があたかも正論であるかのように罷り通っているのが現状でしょう。

常識的にいっていくらネットに無料のコンテンツが多いとはいえ、プロが制作したコンテンツが全て無料で制作できる、などということはありえないことくらいわかりそうなものなのですが、残念ながらそれが理解できないネットユーザーが少なくないというのは残念な事実です。

また非商材コンテンツにしても決して権利を放棄しているわけではありません。やはりそれを不当に改ざんしたり、非商材コンテンツの一部をコピー、盗用してまったく別の商品を作る、などということは許されません。つまり非商材コンテンツといえども完全に権利を放棄しているわけではありません。

物品の場合は手に入れたものはユーザーが煮て食おうが焼いて食おうが自由だ、といった考え方がありますが、コンテンツは権利ビジネスですから、やはりそこは根本的に違います。

次項ではこの非商材コンテンツ商材コンテンツの区別のしかたを論じて行きたいと思います。

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