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2010年2月27日 (土)

地元のコミュニテイFM(FM多摩G-wind)が3月末日で閉局

私の住んでいる多摩市にはコミュニテイFMであるFM多摩G-Windがあります。
http://www.fmtama.co.jp/

東京都下では最初にできたコミュニテイFMで私の記憶が確かなら首都圏でもFM湘南に続いて二番目にできたコミュニテイFM 、まあコミュニテイFMの中では老舗といっていいでしょう。(といっても開局は平成七年ですから十五年弱ですけどね) 先日そのFM多摩G-Windが2010年3月末日を持って閉局することが発表されました。

このFM多摩G-Windは多摩市だけでなく、日野市、稲城市、国立市、府中市の全域をカバーし八王子市の市街地部分もカバーする等コミュニテイFMとしてはかなり電波受診域も広く(潜在視聴者は100万人を超えます)、3つの自治体と防災協定も結んでいました。もともとコミュニテイFMは阪神大震災の折に地元密着のラジオが大きな役割を果たしたことと、FM放送電波に関する規制緩和から全国に次々と誕生したのですが、殆どが第三セクターです。

しかし昨今の不況による広告費の売上減、さらに自治体の財政事情の悪化などが背景にあるようです。FM多摩G-Windの場合放送設備の老朽化によるトラブルも発生しており、設備の更新を自治体の申請しても自治体の支援が得られなかった、ということが大きな背景にあります。

FM多摩の解散理由書
http://www.fmtama.co.jp/look/info/riyusho.htm

実はもっと裏事情をいいますと、多摩市の市議会も民主党が多数をとっていますがそれに伴い市の財政支出に関する「仕分け(この言葉一時流行りましたが覚えてますか?)」が行なわれそれに伴いFM多摩G-Windに対する支援が大幅に減額された背景があります。防災協定の予算が精一杯のようでとても機材入れ替えの予算の支援など頼める状況ではなかったんですね。

それにもまして最も大きな問題はコミュニテイFM聴取率です。何度もこのデータを引用しますが2008年の10月度のビデオリサーチによるラジオ聴取率を見ると殆どのコミュニテイFMの聴取率0.1%に過ぎないのです実際いまだに地元に住んでいる人でFM多摩G-WindというコミュニテイFMがあったことを知らない人がまだかなりの数いると思います。
私もコミュニテイFMの番組を制作した経験がありますが、実際聴いている人がどれだけいるのか疑問でした。なぜなら全く視聴者からの反応を感じなかったからです。それに引き換え今運営しているネットラジオ「癒しの音楽チャンネル」の方がまだ多くはないですがリアクションを感じますね。今日現在4万6千人podcast登録者ネットラジオですがプロモーション能力は充分ではないにせよ、少なくとも大半のコミュニテイFMよりは多くの人に聞かれているのではないか、と感じます。

まあそれでも音楽業界人の大半はネットラジオというと馬鹿にしますけどね。ネットラジオよりコミュニテイFMの方が有効なプロモーションだと本気で思っている人が殆どです。無知というのは恐ろしいです。

FM多摩G-WindコミュニテイFMの中では大きい方だといっていいと思います。それが3月末日をもって閉局に追い込まれました。残念ながら今後こういうケースは増えてくると思っています。全国235局にコミュニテイFMが今ありますがここ数年以内に半分以下になるという予測もあります。リーマンショック以来の広告収入の落ち込み、自治体の支援力の低下がコミュニテイFMの経営を脅かしているといっていいようです。


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