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2010年1月25日 (月)

作家の著作権をないがしろにする業界が「著作権を守れ」といっても説得力はない。

さて、先日のCDショップ大賞の第一回の発表が行なわれましたが、とにかく公正な投票によって決まるー本来なら当たり前のことが日本では殆ど行なわれてこなかったこの実態、これからいろんな意味で、いろんな面で大変だとは思いますが、是非関係者にがんばっていただき健全な音楽業界に戻していただきたいと思います。

ちなみにランキングについてはこんな記事があります。

「金で買ったランキング!?」新人歌手ICONIQの"着うた1位"に疑問符

http://www.cyzo.com/2010/01/post_3682.html

さて、昨日のブログでも少し触れましたが同じ「サイゾー」の記事で

作詞も作曲も......実は自分で作ってない? Jポップ界の"偽装表示"疑惑

http://www.cyzo.com/2010/01/post_3654.html

まあ「サイゾー」というネットメデイア、情報の信頼性に問題がない、といえば嘘にはなるがしかし大手メデイアが絶対に扱わない情報を報道するし、時々正しいことも報道しています。いわゆる芸能ワイドショー系の報道内容が殆ど信頼性がない現在、それよりは参考になると思います。特にここで書いてあることは音楽業界で働く人間としてはほぼ規定の事実といっていいです。

それと同時に、バンドマンや歌手のことを「アーティスト」と呼ぶ習慣も一般化した。「自分で作って、自分で歌い、さらにルックスもいい」というのが、音楽界で活躍するスターの条件となった感もある。しかし、ある音楽関係者は声を潜めてこう話す。

「実は、プロの作家に楽曲を提供してもらっているのに、あたかも自分で作ったかのようにして発表するアーティストは多いんです。自分で作った、と述べたほうがプロモーションの場でも盛り上がるでしょうし、ファンからも尊敬の眼差しで見られますからね」

 音楽業界でそうしたケースの代表格と目されているのが、俳優業もこなす大物歌手Gだ。彼の楽曲のほとんどは本人名義の作詞・作曲クレジットで発表されているが、実はその大半はプロの作家の手によるものだという。

「Gがすごいのは、インタビューなどでは100%自分で作ったように話すことですね。作家からレクチャーを受けた内容を整然と話すのは、さすが大物俳優(笑)。メディア側が気付かないケースも多いようですよ」(前出関係者)

実はゴースト作家の存在というのは音楽業界では半ば公然と当たり前のように存在しています。また誰かが書いた曲を土台にして別の人間が全く別の作品を作る、なんてこともよく行なわれます。(私も何回かやられたことがあります) そしてそうなった場合本来の作家にはクレジットはおろか一文も支払われない場合があります。(はっきりいって盗作でしょう) 

これらは嘘ではありません。しかしこの実態を訴えた人間が事実上業界より永久追放されたケースもあります。

ですからこのサイゾーの記事などは我々からすれば「何をいまさら」という記事なんですが、今までこういう記事は音楽事務所がつぶしていたために表沙汰にはなっていません。

私はそのためここ十数年、コンペというものにもわざと参加していませんし、そういう作業を行なう事務所とのつきあいも避けています。どこがこういうことをやっているかという固有名詞はさすがにここではいえませんが...

しかしこういうことはいえます。CDコピーのせいで音楽業界が駄目になった、という以前に一番作曲家や作詞家の権利をないがしろにしているのは音楽業界自身だという事実がある、という点です。アーチストの権利、著作権を守るなどといっても業界自体が作家の権利をないがしろにしているようじゃ説得力も何もあったもんじゃありません。

業界自身が著作権の決め方をいい加減にしているんだから一般消費者がさらにいい加減になるのも仕方ないのかもしれません。

アーチストや著作権を守るまえにまず自らの襟を正さないと不正コピーや著作権侵害の動きを止めることはできないでしょう。 本気で音楽業界を再生させたいのならまずそこからメスを入れるべきだと思います。


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