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2009年6月23日 (火)

iPhone 3GS グローバルスタンダード≠日本市場

■iPhone 3GS、3日で販売数100万台超える 「これまでにない勢い」とジョブズCEO
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/23/news023.html

6月19日にアプリケーションがこれまでの2倍の速さで起動するほか、ウェブサイトの表示が3倍程度高速化したiPhone 3GSが米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、英国の8か国が発売された。前回もいわゆる「テクノミーハー」が日本で行列を作ったが今回それと同じことが起きるかは疑問。

誤解しないで欲しい。私はiPhoneの機能はすばらしいものだと思っている。アメリカで爆発的に広がる理由もわかる、しかしIT評論家の大半がいまだに頑として認めようとしていないが、携帯の世界で最先進国の日本の基準だと、日本マーケットの特質や他の機種の使いやすさから日本市場で同じ状況で売れるとは考えにくい。

そもそも日本の携帯に慣れている人からみればiPhone 3GSはまだ大きすぎる。そしてもっとも大きな点は欧米は「タイプライター文化」でありあの操作盤はそれを前提に作られている。英語に対する苦手意識が一向に消えない日本人には辛い。それに世界中どこでもかけられる電話ならdocomoでもauでも可能でさして珍しくない。

この状況を見てバカなITジャーナリストたちが「これだから日本は遅れている」とか「日本は世界で取り残されていくばかり」etc etc とIT雑誌(この記事のITメデイアを含む)等に書くのは目に見えている。

しかしはっきりいおう、グローバリズム偏重はもはや時代遅れなのだ。今海外のITの世界で真剣に論じられているのは「グローバリズム」と「ローカリズム」の融合である。いままでITの世界があまりにグローバリズム偏重に走ったことに対する反省からで、今「ローカリズム」を再評価しているのが最近のトレンド。

Appleも日本市場を本当に支配したいと思うのなら、日本の「ローカリズム」(日本市場の本格的マーケテイング)に対する研究をもう少しするべきだろう。単に日本語のフォントを入れたからローカリズムだ、などというそんな単純な話ではない。iPhone 3GSが先行発売された国と日本では文化的、社会背景が全く違う。グローバリズムをカルト宗教のように信じ込む人たちには「文化の違い」というものを全く無視する人が多いが、何度もいうようにポストモダン時代=グローバルスタンダードの世界への普及=世界が均質で同じ社会になる、という意味では断じてない。

ちなみにアメリカ企業が日本の市場に参入する際にAmazonが成功してなぜEbayが撤退したか、Macdonald が成功してなぜBurger Kingが成功しないか、Starbacksが成功して、Seattle Coffeeがなぜ撤退したか、いずれも「ローカリズム」を軽視しすぎたからである。Appleも同じ過ちを行なわないように希望する。20年以上Macユーザーになっている自分から節に思う点である。

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