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2009年2月12日 (木)

生とリアルの価値が理解できない病気=ジャンクフード文化症候群

二次元の女と三次元の女、見つめたいのはどっち?

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/12/news017.html

女性の生肌よりアニメの「理想化」された視覚の方がよいと思う人たち、
この問題をいわゆるバーチャルとリアルとかを対比して論じるつもりはないし、いわゆる「オタク文化」に対する偏見を助長させるつもりは毛頭ない。アニメや二次元の画像を始め、DTM等の打ち込み音楽(「ノイズ」を排除した文化)の存在自体を否定するものではない。私自身その関連の仕事もしているのでその価値は理解しているつもりである。しかしこの問題は現代の文化を論じる面ではかなり深刻な問題を宿している。

実は音楽でも全く同じことが起きている。

生のフェンダーローズの音よりもシンセの「エレピ」の音の方が「よい音」と感じる若いミュージシャンが驚くほど多いし、ギターのフレットの音やバイオリンやチェロの弓の音を「ノイズ」だといって嫌う人間も多い。ピアノのサステインペダルの踏む音を「耐えられない」という若いミュージシャンがいたのを覚えている。

つまり全部市販のシンセの音が基準になり、シンセの音が全てよくて「生」の音は「ノイズっぽい音」「良くない音」という風になってしまう。

アニメの女性が良くて実写の女性を受け付けない、というのはまさにこれと同じ

例えて云えばカップラーメンやファストフードの味が基準になり、レストランの一流シェフの味の価値が理解できなくなる、そういう味が耐えられなくなってしまうのだ、私はこれを「ジャンクフード文化症候群」と呼んでいる。これははっきりいって立派な「現代病」である。つまりジャンクフードという客観的なレベルからみれば基準以下のレベルのものを「良い」と考え、基準以上のレベルのものを「悪い」と考える、つまり物事の価値の判断基準が本来の文化の基準と比べ完全に倒錯してしまう状態をいう。

実はこの現象、10代ー20代の若者に非常に多い。この状況はかなり深刻である。当然ながら本当の「本物の文化」を理解する感性などないし、その感性を磨かないで成長してしまったため、「本物の味、音。視覚等」を理解する感覚がすっかり麻痺あるいは退化してしまった状態である。

私はこれは現代の文化にとって極めて危機的な状況だと考える。「本物の料理、本物の音楽、本物の絵や美術」を理解する能力がなくなってしまえば、これらの文化が後世に伝えられることはないだろう。もしかしてそれらの価値を理解できない人間が、文化に対して取り返しのつかないことをする事態が起きることを懸念する。

オタクだから必ずしも生身の女性を受け付けない、ということとは限らないが、こうした「生」のものに対する「ジャンクフード文化症候群」がいわゆる「アキバ系」の大半になっているとしたらこれは問題だ。

人間の感性の危機かもしれない。特に従来の質の高い文化、伝統文化を「ノイズの多い文化ー無価値な文化」として理解されず、廃棄すらされてしまう可能性を大きく危惧する。

ちなみに音楽で以下の点に1つでもあてはまる人がいればあなたは「音のジャンクフード文化症候群」にかかっている可能性が高いといえよう

1.ギターのフレット(指が弦を押さえる音)をノイズ、うるさいと感じる

2.ピアノのペダルの音をノイズ、うるさいと感じる

3.ウッドベースの指が弦を押さえる音をノイズ、うるさいと感じる

4.トランペットやSAXなどの吹奏楽器から漏れる息の音をノイズ、うるさいと感じる

5.バイオリン、チェロ等の弦楽器の弓が弦に触れる音をノイズ、うるさいと感じる

6.バイオリン、チェロでフォルテ(強い音)を弾くときの弓の音(カチ!って音)をノイズ、うるさいと感じる

7.ドラムの皮を緩めたときになる共鳴音(周囲に伝わる振動音)を聞くとノイズ、うるさいと感じる


8.生ピアノやエレピよりシンセのエレピやピアノの音の方が「良い音」と感じる


9.ビンテージシンセの音より安物シンセの音の方が「良い音」と感じる。



まだまだあるけどこのくらいにしておきます。

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