少々遅いですが今年の音楽業界展望
一週間ぶりの更新です。
世の中は不況の嵐が吹いていますが私はおかげさまで今のところ忙しくしています。オバマ政権も発足し、その政策が注目されていますが本当の不景気の恐怖はこれからです。80年前にF.D.ルーズベルトが大統領になった時はアメリカでも4人に1人(失業率25%!!)という状態でしたが、まあそこまで行かなくともかなりそれに近い状態になるでしょう。昨年末非正規社員の解雇がメデイアをにぎわしましたが、今度は「正社員」それもかなり大量の社員が路頭に迷う事態になるのはおそらく避けられません。そのくらいひどい状況です。だから今は忙しくしていますが何ヵ月後に同じ状態になるという保証はありません。
音楽の世界は残念ながら一番その煽りを食らうでしょう。音楽という「嗜好品」は最初に削 られてしまうからです。表面上今は健全に見えますが、4月ー7月にかけては非常に危険な状況になると思います。何度もいいますが、業界の大再編成は避けられないでしょう。大手レコード会社や大手芸能プロの倒産、吸収合併も80%以上の確率で起きると思います。
とはいえ私は2008年音楽業界滅亡、なる記事をかいてしまいましたが(笑) たぶん表面上は「滅亡」していないように見えるでしょう。そして一部のネットユーザーは失望するかもしれませんが、業界がどんな状況になろうがJASRACがつぶれることはありません。規模の縮小はあるかもしれませんが..
というのは演歌とか、クラシックの世界は健全に機能しているからです。演歌は現在メジャーレコードが一部のアーチストを除いて実質殆ど手を引いた状態ですが地方では非常に強力に展開しています。演歌系の人は「営業」で食べていて「営業」でCDとか売っていまして、それが下手なレコード店流通より売れている現状がありますから、正直たとえ今の音楽業界のシステムが崩壊しても演歌の世界は健全に生き延びるでしょう。ちなみにカラオケや有線は演歌系の人の大きな収入源(特に地方都市のカラオケ収入はまだ凄い)になっていますからはっきりいってレコードメーカーが全部つぶれても彼らはびくともしないでしょうね。
同じことがクラシック系についてもいえるわけで、どちらも個々の金額は小さいですが総体としては実はJASRACを支えるのに充分なものです。したがってJASRACはつぶれません。一部のネットユーザーの間では極めて評判の悪い同団体ですがそれは期待しないほうがいいです。
しかし早くも水面下ですが業界で動きがあります。私の会社は現在国内CDプレス工場(当たり前ですがいずれもJASRACとPhilips認定工場ですが..)いずれも大幅な組織変更を発表しました。具体的には今唯一伸びているBlue rayの生産を主力にして、CDの部署を縮小する動きです。まあCDはなくならないにせよ、今後大幅に伸びる可能性は低いから当然の処置でしょうね。特に大手メーカーの製作体制が実質殆どなくなりつつある現状では当然だと思います。これで業界の製品の生産体制が大幅に変わります。そのうちCDは後回しにされる可能性すらありますね。
しかしこういう厳しい情報ばかりですが前にも書きましたが決して私は悲観していません。寧ろ大きなチャンスだと思っています。特に幸か不幸かうちの会社は身軽なので。。実は先日その業界状況の影響と思われる動きがありました。ある大手制作会社からドラマ関係でインペグ関係の仕事を受注しました。今まではうちのような会社は無視されていたと思うんですが、おそらく今までその会社が発注していた会社が倒産したか何かしたんでしょうね。これから音楽事務所も制作会社も大幅に減る可能性が高いです。やる人間が減れば当然ビジネスチャンスが現れます。だから決して悲観する必要はないのです。勿論油断はできませんが...








その中でここのところ毎年やっているのはある金属メーカーの展示会の時に配る「クラシック音楽のCD」です。写真は昨年やらさせていただいたジャケットです。2000枚作ったわけで今年は曲目を変えて再度制作しています。音源は弊社でつきあいの長いあるクラシック音楽の事務所の契約を経てご提供いただいております。






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