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2009年1月20日 (火)

販促のためのノベルテイCD

私の会社は勿論一般の市販用のCDも多く発売し、また他の会社の依頼によって作ったりしておりますが、実は企業のための販促品、広告代理店用語ですとノベルテイまたはインセンテイブ用のCDも多く作っております。 たぶん企画のみ、というのを含めると日本で一番多くこの手のものに関っているのではないかと自負しております。スポンサーの企業名も結構有名ところが多いです。

ご興味ある方はこちらをご覧下さい。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/cd_ordermade.htm

Classic1その中でここのところ毎年やっているのはある金属メーカーの展示会の時に配る「クラシック音楽のCD」です。写真は昨年やらさせていただいたジャケットです。2000枚作ったわけで今年は曲目を変えて再度制作しています。音源は弊社でつきあいの長いあるクラシック音楽の事務所の契約を経てご提供いただいております。
昨年は「のだめ」ブームでベートーベンの第七番でしたが、今年はなぜかベートーベンの第六番の「田園」。勝手な解釈ですがおそらく昨今の「エコブーム」の影響があるんでしょうか。

さて、こういうCDのありかたは別に珍しいことでは必ずしもありません。皆さんおぼえていらっしゃるかどうかわかりませんが、ビッグアーチストのプリンスがある新聞社のノベルテイ(付録)に自作のアルバムCDをつけた例があります。

アルバムの無料配布は増える? プリンスがニューアルバムを無料配布
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2007/08/post-b770.html

勿論「無料配布」といっても誤解しないでいただきたいのはプリンスのCDを実質的にこの新聞社が「買っている」ためにこういうことができるわけで、わかりやすくいえば地上波のテレビ番組は見るのは無料ですが、実際にはスポンサーが「買っている」のと全く同じことになります。したがってコンテンツは無料というイメージを持っている人は多いようですが実際には無料ではなく、別の人が「買っている」わけであります。

今回のクラシックCDも全く同じです。ただこれは特殊なケースであることは確かでだからこれをもってこれから「全てのCDはこれから無料配布されるだろう」などという議論が出てくるとしたらそれはあまりに早計であり、短絡的だと思います。そう話は単純ではありません。

まあ最近「無料の」地上波テレビ番組の低レベル化が叫ばれていますが、無料とはいえ音のプロとして恥ずかしくない音を心がけています。音も24bitに立ち上げマスターはDDPにしてあります。

尚、余談ですがベートーベンの「田園」はあの有名な「運命」とほぼ同時期に作曲されました。殆ど同時進行で全く違うイメージの交響曲が作曲されていたわけですが、実はこういう場合の方が作曲作業としてはやりやすいと思いますね。ちなみにベートーベンが聴力を失って自殺まで考えたいわゆるハイリゲンシュタットの遺書の時期の後だったのですが、今日マスタリングして思ったのは、そうしたハードな時期にベートーベンは自分のための「ヒーリング」を目的にこの「田園」交響曲を書いたのでは、という感じもしますね。私自身もどちらかというと自分の精神的疲れを癒すためにヒーリング音楽を書いている時がありますから、同じかもしれません。ハードな時期を過ごしたり、メチャクチャパワーが必要な音楽を書き終えた後は静かな曲を書きたくなる時ってありますからね。

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2009年1月 9日 (金)

収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を

■収入減を嘆く前に少しは見るに堪える番組を(日刊ゲンダイ)
http://news.livedoor.com/article/detail/3967213/

まあだいぶ前からわかりきっていたことなのでブログに書こうかどうか迷っていたけど、ここでテレビ界の構造的な問題が事態をさらに悪化させていることが見て取れる。

まず、広告収入源をそのまま制作現場にしわよせさせている現状ー制作費は大幅にカットされ、下請けや孫受けの会社のスタッフは普通の人が聞いたら驚くほどの低賃金で働かざるを得ない状況にある。一方で放送局のアナウンサーを始め経営者たちは普通の会社の平均の数倍の給料を取っている。まず、ここにメスを入れないと駄目だろう。

番組制作スタッフの人たちの現状には寧ろ私は同情する。今の状況は13年くらい前に制作費が大幅にカットされた音楽制作の現場と全く同じである。

加えて費用対効果の大きいネットのアフィリエート広告が既にラジオを超えている現状では、マスメデイアの広告のビジネスモデルはかつてのような花形にはならないだろう。テレビ局の幹部で「景気がよくなればまた広告費は戻ってくるさ」などと発言した人がいたようだが現状認識が甘いといわざるを得ない。

知り合いのライターが最近のおバカブーム、おそろしく低レベルの番組を見る若者を批判したらその番組を支持する若者から非難轟々だったようだが、こういう番組を見て本当に楽しいと感じている若者が少なくないというのは残念ながら悲しいことだ。

ただ若い人に関して少し弁護させてもらうと、10-20代でも逆に我々がたじたじになるほどしっかりしている人間も少なくない。私の周囲に結構そういう人はいる。

要は「知の格差」が10-20代で極端なほどあるような気がする。これも小泉新自由主義や世代的に云って「ゆとり教育」の弊害の一つかもしれない。
その中でテレビとしては高いレベルの人に合わせるよりは低いレベルの人に合わせたほうが視聴率がまだ取れる、だからどんどん内容のない、くだらないものになっていく、 というのが構図だろう。

一番の問題はテレビやネットでもニュースのヘッドラインのみだけで「自分が全てをわかっている」と思い込むー私は「わかったつもり症候群と読んでいますが」-人間が非常に増えている点だろう。

だから「君はわかっているつもりかもしれないが、実は何もわかっていないんだよ」ということを上の世代がうまく教えなければならない。10-20代でも知の上のレベルの人たちは逆に「自分が全てを理解していない」ということをわかっている。低い人ほど「自分は何もわかっていない」ということを理解していない、認識していない傾向がある。

あと若い世代のほぼ共通する「実体験の乏しさ」も問題だろう。「わかったつもり」状態の今の若者が音楽や映画を語るのは、一流シェフの料理の味も知らないでグルメを語るようなものである。「本物」彼らのしらないもっとよいものが存在するにも関らずそれについて知ろうともしない、無関心な状態でいつづけるというのが大きな問題だ。それは上の世代の人間が何とかその良さを教えようとする努力をしないといけないだろう。

いずれにせよ景気が本格的な回復軌道に乗るのはどんなに早くても2年後というのがエコノミストの大半の意見だし、テレビ局も現行の番組は殆ど投げた状態で2011年7月をにらんだ番組制作の準備(前にもいったように有料番組も含む)に主軸を置いているかもしれない。特に「有料番組」が出てきた時に現在の低レベル番組しか興味のない若者たちが見たい番組などなくなってしまうかもしれないつまり「知」と「情報」の格差が今以上に広がる危険性がある。

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2009年1月 7日 (水)

井上堯之さんが引退

日本を代表する名ギタリストの井上堯之さんが引退されるそうです。

■井上堯之が引退を発表 2月公演払い戻し
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/01/07/06.html

あまり邦楽を聴かなかった私でもこのバンドの演奏だけは大好きでした。特に「太陽に吠えろ!」のテーマは今でも私の教科書になっています。

直接の原因ではないようですが、体調も崩されているようです。

それにしても47年間もの長い間、 ずっと、プロとして活躍し、 ギターを弾きつづけて、 精一杯、音楽と向き合ってきた人が、「音楽以外にやることがみつかった」(事務所関係者談)というのはどういうことなんでしょうか? なにを見つけたんでしょうか?

とても気にかかります。 動機も含めてですが、とても知りたい・

とにかく、長い間お疲れ様でした。

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iTunes Store、全曲DRMフリーに

■iTunes Store、全曲DRMフリーに
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/07/news026.html

新年早々、これはビッグニュースだ。しかし結果的にこれはコピーし放題(全部ではないけど)になるわけでこれで配信数が伸びるかどうかは議論が分かれるところだろう。

ネット時代に入り、また既存のメデイアの影響力が落ちている中でネットプロモーションが大きいウエートを占め始めているのは確かだが、その場合必ず「普及させる=音楽をもっと聞かせる=コピーが可能になる」というのと「音楽の権利を保護する」のどちらを取るかのジレンマに陥る。

ただ一部のIT事業者のようにコンテンツを何でもタダ同然にし、コピーし放題にすれば全てが「ばら色」になる、などというのは単なる幻想である。権利保護を主張するのがあたかも犯罪行為であるかのような考え方をする人がいて、それがあたかも「正論」であるかのような議論がネット内でまかり通っているのは問題である。そういう考え方は必ずコンテンツビジネスを崩壊に導く。

今回の決定はレコード会社側がジョブスの主張に押し切られた感があるが、これがどういう方向に行くか、私は少なくともこれだけで配信ビジネスがばら色に発展するかのような幻想は抱いていない

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