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2008年11月30日 (日)

久々に飛び入りのジャムセッション @Music port

本日はすでにご案内の通り東京虎ノ門のライブ・バー 60's 70's 80'sにてMusic portでのうちの奥津恵のライブがあり、恵のライブでも結構盛り上がりました。特に未来(みち)は本当に盛り上がりますね。その意味で恵の歌唱力にはいつも手ごたえを感じているんですが、あとは今後の見せ方一つだと思います。もう少しステージングとか派手になってくれるといいんですが...

ところで今日はその後の打ち上げでライブにご来場いただいたドラマーのSEIGOさんがドラムを叩き始めたんですが、それがやはり本物の人間の音だったんですねー。思わずミュージシャンの血が騒いでしまいその場で飛び入りでジャムセッション、 いやーこっちはもっと盛り上がりました。やっぱり音楽というのはこういう時にすごい力を出しますね。会場がそんじょそこらのロックコンサートなんか目じゃないくらい、大々盛り上がり。何か久しぶりに本当の音楽をやった感じになりました。2時間くらい時間を忘れて弾きまくったような気がします。そうです。これが本物の音楽です。最近こういうことをやる機会が減りましたねー。

ジャムはブルースコードの完全な即興で何パターンかやりました。たった12小節のくり返しで会場をこんなに盛り上げることができたんですねー やはり音楽のパワー。すばらしさをもっと多くの人に見せたいです。このパワーは音楽配信では絶対に伝わりません。

最後はロックのクラシック、ジョニービーグッドで締めました。古典的なロックンロール、これが基本です。どんなに時代が変わろうとポピュラーミュージックは全てここから始まったんです。

恵のライブのはずなのに、飛び入りジャムで自分で盛り上がってしまった私でした。

ちなみに飛び入りのジャムに参加したのは十数年前のピットイン以来ですねー

でも楽しかったー

TSUTAYA online

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2008年11月28日 (金)

ソニー「Blu-ray Discの素材と技術を応用した高品位CD「Blu-spec CD」」開発!!

すみません。遅いニュースでもはや"Olds”になってしまいますが見逃していましたので、何をいまさらという方はお許し下さい。

■Blu-ray Discの素材と技術を応用した高品位CD「Blu-spec CD」登場

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0811/05/news086.html

■ソニーがBlu-ray技術を応用した高音質な「Blu-spec CD」を開発、既存のプレーヤーでも再生可能
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081105_blu_spec/

まあIT系のジャーナリストの方には記録メデイアのことを語るだけで時代遅れと決め付ける人も多いが、現在のmp3を中心とする音楽配信の状態がもし音楽配信の完成系であると考えているとしたら音楽配信の将来は暗い。そういう話はもっと高音質の音ファイルが日常的にやりとりできる環境になってからいうべきだと私は思っている。

そしてやはりこういうのを出すのはソニーだった。SACDの失敗から今回は通常のCDプレーヤーでも再生できるようにしたようだが気になるのは高品位再生した時のスペックである。公式サイトを調べてみるとブルーレイのカッテイング技術を応用した高品質としか書いてなく、SACDのように50MHZ帯域とかそういうことではなさそうである。公式サイトに書いてあることをそのまま引用すると

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高品質時代の最も新しいハイクオリティディスク
現在お手持ちのCDプレーヤーで、小さなボリュームでも大音量でもその違いを実感できます。
余すところなく伝わる臨場感
コンサート会場のVIPシートで聴いているような、最高のバランスと臨場感を楽しめます。
『Blu-spec CD™』は通常のCDと同じ構造ですので、従来のCDプレーヤーでお楽しみ頂けます。
ご自宅のオーディオルームで、愛車の中で、アウトドアでお好きな場面で『Blu-spec CD™』のサウンドをお楽しみ下さい。
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ということらしい。あとは実際どの程度既存のCDと違うかだがマスタリングスタジオで聞けるような高音質でこの「ブルースペックCD」は聴けるのだろうか。興味はあるところである

Blue Spec CD公式サイト
http://www.blu-speccd.jp/

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2008年11月24日 (月)

サブリミナルの話ーサブリミナル現象の存在を初めて科学的に証明した日本人

私が取り組んでいるコンテンツ事業にからむこのサブリミナルの話、今年の2月にその関係の記事を書いてから10ヶ月近い日にちが経ってしまいました。 これは今うちで推進しているTs3h0010 万引きを防止する防犯BGM機器(写真 DLBG-1000)がようやく正式導入の運びになりそのための一連のフォロー、そして当然弊社の通常の業務である音楽制作、コンテンツ制作、CD等のパッケージ製作の業務とかに忙殺されてしまったことが背景にあります。

この防犯BGM機器サブリミナルの原理を利用したものであるため、どうしてもこの分野に手を染めるとどうしても誤解する人や偏見で話を聞く人が出てきてしまいますので、前回もうだいぶ前になりますが「人間の耳ー聞くことと認識(サブリミナル)の話」の記事を書かせていただきました。http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/02/post_8c04.html

今回のこの記事はその続きになります。

 さて、前回は人間は音に関する情報を耳だけで習得しているとは限らないこと、人間が耳の周波数特性である20-20KHZ以外の帯域の音の情報を耳以外の何らかの方法で情報を得ている可能性が高いことを述べました。そしてその「耳以外」で得られる音の情報は通常の私たちの意識ではなく潜在意識を通して認識している可能性が高いということが前回のおおまかな主旨です。勿論既存の考えは画像や映像の情報は目のみから、音の情報は耳のみから、という考え方が主流ですがその考え方は正しくはないのではないか、というのが前回の主張でした。

実はこのサブリミナルの現象の存在を始めて科学的に証明した日本人がいますボストン大学大学院對馬淑亮(つしまよしあき)氏が発表した論文、「サブリミナル効果の科学」でサブリミナル現象は現実に存在することを証明した画期的な論文といっていいでしょう。この論文の最大の特徴は人間の意識の認知と脳の活動は同一でない、つまり私たちの通常の意識(=顕在意識)のみで脳は活動していないことを人間の脳のMRI測定によって証明した点にあります。つまり人間の意識は顕在意識のみでなく潜在意識の面でも脳が活動していることを初めて証明したわけです

実験の概要を簡単に説明しますと、以下の通りです。

 ランダムに選ばれた被験者に以下の点のような映像を見てもらいます。この点(ドット)には数字が書かれており、数字と文字が書いてあります。この点が規則的に動く場合と無作為に動く場合(コヒーレントモーション)の両方のパターンで動き、無作為に動く割合を変化させていき(徐々に動きが規則的になっていく)その状態で2つの数字を識別できるかをテストしています。尚、このドットはかなり高速で動いています。

被験者には脳の血流を測るMRI(病院の検査で使うあのMRIです)がつながれており、コヒーレントモーションの強度、つまり無作為で動く強度(高いほど認知できなくなる)の応じて脳内の血流がどのように変化するかを測定しました。

5 さて、この場合ポイントになるのはドットの動きを認知できるかどうかの境目ーこれを閾値(しきいち)と呼びますがーの時にどう変化するかですが、これがかなり面白い結果が出ました。当然ながら全く無作為の状態ーつまりコヒーレンス(相関性)0%被験者の判別率が悪かったという結果が出ましたが、それが下がっていき判別できるかどうかの閾値(しきいち)の間で正答率が一度下がり、コヒーレンスの強度を上げるとまた正答率が上がっていることがわかります。これは点(ドット)の動く方向を変化させても同じ結果が得られたそうです。

この場合の脳の血流がどう変化したかですが、脳には人間の理性や論理的な考えをサポートする前頭葉(正確には背外側前頭前野(DLPFC))と具体的な役割はまだわかっていないけれど就寝時等で活発になる側頭葉の背側(MT+)の両方を測定しました。臨床心理学や脳神経科学の分野では前者が意識をつかさどる部分、後者が無意識をつかさどる部分といわれております。

2

その結果が以下のとおりです。

8

ここで非常に興味深いことがわかりました。被験者全員についてコヒーレントモーションの強度が高くなるーつまり通常の意識では判別できないほどの不規則な運動を認知するとMT+部分の脳血流量が上がることがわかった点です。つまり本来なら認知できない情報=意識できない情報であるにも関らず脳が活発に活動していることがわかったわけです。つまり意識できない部分では(MT+)(側頭葉)の部分が活発になり(グラフ左)意識可能が動きの部分では前頭葉の部分(DLPFC)が活発に動いていることを示しています。
この実験では被験者たちはこのドットの映像以外の情報を得る環境にはなく、 閾値以下の情報以外で脳の(MT+)(側頭葉)の部分が活動するというのはありえない環境だそうです。もし人間が意識できる情報でしか脳は活動しないということでしたらこの現象は説明できません。

つまり

脳は意識している情報のみで動いているのではない、意識≠脳

ということを初めてデータによって証明した画期的な論文ということができます。


まあ、こういう実験ができること自体、日本の大学では考えられないことですが、そこはさすがアメリカの大学ですね。日本のアカデミズムの世界ではサブリミナルの研究をしている、というだけで変人か気違い扱いされかねませんから


日本ではサブリミナルというとまだニセ科学、とかトンデモ系、下手すりゃ詐欺師呼ばわりされかねないんですが、それは確かに一部のスピリチュアル系にそういう詐欺師まがいや思い込み勘違い(トンデモ系)がサブリミナルを利用しようとしているがためにそういう偏見と固定概念が広まってしまいました。これはとても不幸なことです。アメリカではサブリミナル研究は正統な研究として認められていますが、日本は残念ながらそういう面では非常に遅れているといわざるを得ません。
個々の分野では最先端の研究をしている日本人は多いですが、こういう心理学、精神分析学等の人文科学の分野では残念ながら日本のアカデミズムも日本社会全体としてもは世界で最後進国であるといわれても仕方がないでしょう。特に日本のアカデミズムの世界的な研究レベルの低さは深刻です。>ノーベル賞を取った日本人の大半が日本在住でない、ということが全てを物語っているでしょう。


勿論、これは視覚の話であって弊社が扱っている防犯BGM機器のような聴覚となるとまた別の話になるかもしれませんが、視覚に効果が出て聴覚に同じ効果が出ないというのは考えられないと思います。なぜなら聴覚のサブリミナル効果があるということも知られているからです


以上、サブリミナル効果というものが決してニセ科学ではないこと。がおわかりいただけましたでしょうか? 非常に大雑把に可能な限りわかりやすく説明しましたが、例によってこのブログのクセである長文になってしまいました。この記事によって決して偏見でもトンデモ系でもなく、サブリミナル効果というものを論じていただければ幸いです。
とはいえ、まだ解明されていない部分も多く、かなりの部分は仮説に頼らざるを得ないのも事実です。またヴェーバーフェヒナーの法則<・あ>や「「スティーヴンスのべき法則」がこれによって摘要されるとは思えないのでサブリミナル現象に関しては新たな法則定義が必要でしょう。

次回は殆ど仮説のみになりますが、サブリミナル効果というものがどういう時に生じるかについて考えてみたいと思います。


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2008年11月22日 (土)

ヒーリングミュージックはアヤシイものではありません。

さて、私は幸か不幸かヒーリング、癒しというものに関ってしまいました。これは今を去ること20年前にビクターエンタテインメントから出したヒーリングミュージックのシリーズを出したことに始まるのですが、当時は私のシリーズも含め、多くのレコードメーカーからヒーリングミュージックの作品が発表されました。それから二十年たっていますがヒーリングミュージックが果たして市民権を得たのか? というとこれは必ずしもそうともいえない気がしています。

皆さんは「ヒーリング」ときいてどんなイメージを持っているでしょうか?

日常的にアロマテラピーとか、ヒーリング音楽を聴いている方には特に普通のイメージを持っている方もいらっしゃるでしょうが、なかには「アヤシイ」とかトンデモ系のようなイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか? 実際私の友人のヒーリング音楽のアーチストがあるイベントでヒーリング音楽をやるといって「怪しい」といわれていたことがあったと聞いています。

そもそもヒーリングとはどういうものなのかといいますと、三省堂提供「デイリー 新語辞典」よると「心身に働きかけて生命力・自己治癒力を引き出し,治癒・回復を促す活動。癒しともいう」と書いてありますが、これじゃ何をいっているのかわからないと思いますが「生命力・自己治癒力」を引き出す状態へ誘導するメソードだという風に私は理解しています。ところが確かに私の理解とは違う考えを持っている人も少なくないのも事実です。

正直、ヒーリングにはいわゆるスピリチュアル系とかいわゆるトンデモ系の人が実際少なくないのも事実で、そういう人たちの存在がヒーリングやヒーリングミュージックというものにある種の偏見を持たせる原因にもなっているように思います。

これらはヒーリングの定義による「生命力、自己治癒力を引き出す」という点をスピリチュアルなメソードを使って誘導するということのようですが、そのメソードも明確な根拠が示されていないものばかりで、科学というよりは宗教(ある意味ではカルト宗教に近い)印象を受けます。

ヒーリング、私の場合はヒーリングミュージックということになりまnすがこれは音楽を用いてヒーリングの定義による「心身に働きかけて生命力・自己治癒力を引き出し,治癒・回復を促す」ために音楽療法でいう「受動的音楽療法」のメソードを応用しています。

音楽療法についての詳しい解説は私のコラム「音楽療法について」をご覧いただくとして
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/m_therapy.htm

簡単にいいますと音楽療法には音楽を演奏することによって肉体的、精神的に回復を促す能動的音楽療法と、音楽を聴くことによって肉体的、精神的に回復を促す受動的音楽療法の2種類があり、ヒーリングミュージックを聴くことによって癒されるのは受動的音楽療法のメソードを使ったものです

さて、ここで受動的音楽療法なる言葉が出てきましたが「音楽療法」という言葉のため誤解されることが多いのですが、決して音楽で病気を治すわけではありません。これらは音楽を聞いたり、または演奏することによって"リハビリ"を行う事によって肉体的および精神的回復を図るというのが実態で、この場合音楽は薬ということより"リハビリテーションツール"としての役割を担っているという認識の方が正しいのです実はこの誤解が音楽療法やヒーリングというものの誤解を生み出しているような気がしています。

音楽療法ーこれを「音楽で病気を治す」とか「音楽をクスリにする」とかいうイメージから、「チャネリング」(もう忘れている方も多いでしょう)とか最近は「レイキ」等、さまざまなメソードが次々に出てきましたが、正直私はその大半に対して批判的です。またこういうものに関っているために、スピリチュアル系、トンデモ系の人たちとの接触を私自身ずいぶんしてきましたが、いずれも結果的に「ひどい目」にあっていることもあって、私自身はそういう人たちとは決別しています。個人的にはヒーリングミュージックをやっているという理由だけでこういう人たちと同類に扱われるのは正直いって迷惑に思っています

実は音楽療法のメソードも、ヒーリングもアヤシイものではなく、実に理にかなったものです。そろそろそういうきちんとしたメソードに対する啓蒙が必要な気がしています。スピリチュアル系とかトンデモ系とか、確かに売ることを考えたらインパクトはあるかもしれませんがそろそろそういうものから卒業すべきではないでしょうか?

ちなみに突っ込まれそうなのでここで述べておきますが、私が取り組んできているサブリミナルについては最近アメリカで新たな研究論文が発表され、サブリミナル効果というものが存在することを科学的に証明した画期的な論文が発表されました。このことについては次の日記で書こうと思っています。

尚、先週このブログでもご紹介しましたが、受動的音楽療法の「同質の原理」を応用したクラシックのCDを監修しました。先週の19日に発売されており、私の音楽作品ではありませんがご興味ある方はご覧下さい。詳しくは
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/11/cd-df4b.html                       

R0372011

レーベル コロムビアミュージックエンタテインメント (規格番号:COCN-20048)
発売予定日 2008年11月19日
盤種 CD
予定価格 2,200円(税込)

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2008年11月21日 (金)

MERGING Pyramix 6.0 マスタリング体験記

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本日あるクライアントのCD製作であるクラシック系の音楽のマスタリング作業をMERGING Pyramix 6.0(写真)で行いました。以前もこのブログで紹介させてもらいましたが32bitでPCM44.1kHz~384kHz,DXDおよびDSD(1-bit 2.8MHz) まで対応可能というかなり驚異的なスペックのマスタリング機能で、レコーデイングやシーケンスソフトも内臓しているそうです。今回はクラシック音楽、それもちょっと特殊なジャンルのクラシックなのでクライアント立会いの元、初めてこのMERGING Pyramix 6.0でマスタリング作業を行いました。

このMERGINGという会社はスイスの会社のようで、クラシック音楽やジャズなどのアコーステイックなサウンドを可能な限りのよい音にしたい、という設計思想で作られました。

Ts3h0036

音質は空気感がはっきりしていて非常によく抜けた音を作ることができます。アコーステイックなサウンド、特にクラシックやジャズをやるのに最適だと思います。クライアントもこの音質の充実ぶりにとても満足されていたようでした。編集作業もとてもやりやすい感じで細かい編集もかなりやりやすかったように見えました。

既にV社やS社のメーカーのマスタリングスタジオで導入されているようで、この32ビットのスペックが業界標準になる可能性があります。しかし一昨日のInterBeeの記事にも書いてあるように、スタジオや制作サイドではどんどん高スペックになっていくのに、一般で普及しているi-podではmp3で主に聞かれていることを考えると、すごいパラドックスを感じてしまいますね。本当はスタジオの高品位サウンドをそのまま聴ける何らかのメデイアが現れてくれればいいんですが、SACDもDVD-Audioも失敗したしまったのは、一般のユーザーがきちんとした音を聴ける環境を確保するのが難しくなったからなんでしょう。

しかしだからといってmp3中心、というのはなア、やはり音楽文化が興業的に衰退しているのはそういう面もあるんでしょうかね? 私にいわせればジャンクフードレベルの音質なんですが...

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2008年11月19日 (水)

InterBee (プロオーデイオ)2008年に行ってきました

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さて、毎年今頃開かれる国際放送機器展(Inter Bee)に久しぶりに行ってきました。前いったのは果たしていつだったか覚えていないくらい久しぶりですね。というのもうちから開催場所の幕張メッセまでどうがんばっても片道2時間以上かかります。車でいってもちょっと渋滞にはまったら3時間行きますね。そんなわけで結構行くだけでもエネルギーが必要です。よほどのモーテイベーションがないと行こうという気になりません。

国際放送機器展(Inter Bee)といっても私は音屋なのでプロオーデイオの分野しかいつも見ないのですが(といっても映像放送機器も興味は持ってますけど)スタジオでのコンテンツ制作作業が残っているので取り急ぎ2時間くらいで見終えました。

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今回のお目当ては近々発売のpro tools 8(写真)、予想通りAvid/digidesign社のブースは人だかりでした。Pro tools 8.0が今までと大きく違うのはmidi機能の強化、使いやすさで音楽制作の部分の使い勝手をよくしたことです。まあpro toolsはMAとかにも導入されていますが、そういう分野の方にはあまり関係ないかもしれません。demoとか見ましたがmidiデータの打ち込みがかなりしやすくなった印象はあります。

私は個人的にはmidiのシーケンスデータは使い慣れている関係もあってMOTUのDigital Performerでどうしても打ち込みをしてしまい、PTの作業時にシーケンスデータをSMFにして吸い上げるという方法を取っていますが、やはり手間ですね。最近は特にソフトシンセを立ち上げながら、ということも考えるとPTで打てるようになれば便利なのはわかっていますが、今度のvers 8でそれがやりやすくなるということらしいです。画面も見慣れた画面からかなり変わってしまうので慣れる必要があるようです。

びっくりしたのは楽譜化(ノーテイング)機能まで装備するようになったということ。ノーテイングソフトの「シベリウス」の機能を導入したらしく、一応オケの総譜を作ることもできるようですがパート譜はこれでは作れないらしいです。いずれにせよ私が使っているFinaleとは互換性がないのであまり使わないと思いますが..(^^)

でもこれでPro Toolsの今後の設計思想が見えました。要は音楽制作の全ての機能を集約しようということのようです。ちなみの既存のpro toolsのアップデートのみでしたらLEは一万六千円、HDは三万三千円くらいだそうです。

ちなみに他のブースも一通り見ましたが、まあ特に新しいものはないですね。PAやコンサート用のデジタルコンソールとか、PTとの連動を前提としたレコーデイングソフト等、HDのレコーデイングはだいたい24bit 96KHZの機能がありますね。
しかし一般に普及しているCDがまだ16bitの44.1KHZで最近は寧ろi-podのmp3での音楽が主流になっている、何かすごいパラドックスを感じてしまうんですが、 業務用は高スペックのデジタルなのに一般に普及しているのはCDより劣るmp3プレーヤーなんですから

ちなみにSSLはDAWとの連動機能はあるものの「アナログ」ベースの卓にこだわってますねー 最近実はStuderの2インチの24chとか復権してきているようですので、アナログの深い音が見直されてくるかもしれません。実際、音質をSN比のみで判断するという風潮が長い間続いていましたが、それだけで「良い音」とは本当は限りませんからね。

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2008年11月11日 (火)

大野監修クラシックCDー「ザベスト モーツアルトで心のリハビリを」

音楽療法の心得もある番組プロデユーサー大野恭史の監修、選曲によるクラシック音楽のCD「ザ ベスト モーツアルトで心のリハビリを」がコロンビアミュージックエンタテインメントより発売されます。

このCDはモーツアルトの音楽を受動的音楽療法の「同質の原理」に基づいて編成されており、特にテンポが曲が進むに従って徐々に遅くなっていき、「鎮静効果」が出るような編成になっております。美しいモーツアルトの音楽と音楽療法的に計算された編成で毎日の心の疲れを癒していただければ幸いです。

R0372011

ラジオCMをダウンロード

レーベル コロムビアミュージックエンタテインメント (規格番号:COCN-20048)
発売予定日 2008年11月19日
盤種 CD
予定価格 2,200円(税込)

曲目リスト

1. フルート四重奏曲第1番二長調 K.285 第1楽章:アレグロ
2. セレナード第13番ト長調 K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》 第2楽章:ロマンス
3. クラリネット五重奏曲イ長調 K.581 第1楽章:アレグロ
4. フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(297c) 第2楽章:アンダンティーノ
5. 交響曲第40番ト短調 K.550 第2楽章:アンダンテ
6. ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491 第2楽章:ラルゲット
7. 弦楽五重奏曲ハ長調 K.515 第2楽章:アンダンテ
8. クラリネット協奏曲イ長調 K.622 第2楽章:アダージョ
9. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467 第2楽章:アンダンテ

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2008年11月 9日 (日)

Music port 12周年パーテイー

本日はうちの奥津恵とmixiを通して知り合いましたアソウさん(首相とは漢字は別)のMusic portという若手作曲家、作詞家やヴォーカリストの養成もしくは仕事の請負等もやっているコミュニテイで、発足から十二周年のパーテイーの出席しました。

このMusic port はアメリカのロスアンジェレスのソングライター団体をモデルに1996年に設立した プロ&プロ目指すアーティスト・ソングライターの為の音楽コミュニティでNPOではありませんがアソウ氏が事実上ノンプロフィットで音楽家を養成する機関として活動しています。サエキけんぞう氏もスーパーバイザーのような立場で、作曲口座などの講師もしたりしているようです。

サエキさんは忙しいので早めに帰られたので殆ど話す機会がありませんでしたが、友人の作曲家T氏も来ていたので、楽しいひと時を過ごせました。奥津恵もMusic port にはじめて参加しましたがアソウ氏の強い要請もあって30日に虎ノ門のライブ・バー 60's 70's 80's にて恵のライブを行うことになりました。ノンプロフィットでやって十二年も続けていること自体がすごいですが、結構ここから若いアーチストも巣立っているので、恵のプロモーションや今後の活動等でうまくからむことができればと思っております。30日のライブの件は追ってお知らせいたします。

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2008年11月 8日 (土)

「わかったつもり症候群」が音楽文化を蝕む

先日私のもう1つのブログKyojiのよろずひとりごとで以下のような記事を書きました。

・情報社会の落とし穴(1) モノを知らない人が増えている
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20081031

・情報社会の落とし穴(2) 受身の姿勢が思考停止
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20081101

・情報社会の落とし穴(3) コミュニケーション不足の構造
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20081102

・情報社会の落とし穴(4) 情報化社会でなぜ想像力がなくなっていくのか
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20081103

・情報化社会の落とし穴に陥らないために
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20081104

ここで私は「わかったつもり症候群という名前で最近の人が断片的な情報のみで「全てをわかったつもり」になりそれが社会のさまざまな面で悪影響を与えている点を述べました。

ここではその「わかったつもり症候群がいかに音楽文化、そして産業に対しても悪影響を与えているかについて述べたいと思います。

上記でポイントになるのは

1.「わかったつもり症候群」による断片的情報のみで判断する傾向。

2.情報に対する受身の姿勢による思考停止

3.家族や周囲の考えの「わかったつもり」から来る社会全体のコミュニケーションの崩壊

これらが現代の日本社会における「想像力のなさ」 や「常識レベルの知識を持たない」人間を増やしていることを書きました。実は音楽でも同じようなことが起きています。

例えばあるブラックミュージックが大好きでミュージシャンを目指している若者との会話

若者A 「自分、ブラックミュージックがめっちゃ好きなんスよ。だからそういう音楽をやっていきたいっスねェ

私「ふーん、じゃあジェームスブラウンやアレサフランクリンのどのアルバムが好き?」

若者A 「誰っスかあ? それ?」

私「.......... (・。・)  アゼン 」

これも上記の「わかったつもり症候群」のケースにあてはまるかもしれません。ブラックミュージックを卑しくもプロとしてやるならブラックミュージックの基礎ぐらいちゃんと勉強しろよ、といいたくなりました。だいたいブラックミュージックが何であんなにパワーがあるかといえば、奴隷としてアメリカ大陸につれられてきて、死ぬほど辛い毎日を過ごした果てでの表現で、ゴスペル、ソウル、R&Bは表面上での形式で基本的な精神はそこにあるんだ、というまずそこを理解しないといけないでしょう。

あるオーデイションの例で山下達郎さんが参加者があまりにも「ゴスペラーズもどき」などの表面的なスタイルのみを踏襲したものばかりで、たまらず「お前ら本物をもう少し勉強しろ!!」と怒鳴ったという話を聞いたことがあります。やはりこれは今の日本の音楽状況を如実にあらわしていると考えていいでしょう。

また私が懇意にさせていただいているある音楽ライターの方が今の音楽家と「わかったつもり」の音楽リスナーに関する状況を詳細にレポートしています。非常に的確に表現していますので本人の承諾を得て引用させていただいています。

尚、誤解を招かないように書きますが、以下の引用はあくまであるコンサートのレポートであり、このライターの観点と私が全面的に同じ意見であるというものではありません。あくまで一例としての引用であることをご留意下さい。

---------------以下 引用---------------------------------------

日本では清志郎やサザンのように、見世物として騒げる「タレント」としてしか、接しようとしない。また、ドラマタイアップする小田・陽水とか。
だから日本のロックの頂点であり、どんな売れてる若手よりも先進的で野性的で激しいロックをプレイする佐野元春のステージは、「知らねー」「興味ねー」「おっさんが昔好きだった人だろ」と、ハナっから無視して聞く耳を持たず、会場を出て、10~20代向けのほかのステージへ行った。

だから主催の鹿野淳や渋谷陽一はブチ切れ、「お前らもうフェスに来るな!」とキャリアを捨てる覚悟で叫んだ。
そこまでしないと、みんなわからないというのが、本当に情けない。
「音楽なんて好きなもの聞けばいいじゃん」「何を聴こうが勝手だろ」と言ってられない状況なのだ。
わかりやすく大雑把に言えば、今の好きな使い捨てルックス重若者専用音楽しか興味を持たない状況は、温暖化で自然破壊され、未来がないのに、「自分がタバコを吸いたくて金を出して買ってるんだから自由だろ」とか「暑いんだからエアコンかけてるだけで、誰にも迷惑かけてないんだから部屋で何をしようが勝手だろ」というのと、同じだ。

みんなが使い捨てルックス重若者専用音楽しか興味を持たないから(何でも聞いてるとかいっても、結局、清志郎やサザンの「タレント」とや、CM・ドラマタイアップする小田・陽水・達郎とかのみ)、本物のベテランが売れなくてレコード会社やメディアから捨てられ、消えていく。


そして、ジャンクフード音楽しか残らなくなる。今でもそうだが、それしか知らない若者は、ジャンクフード音楽を本物と勘違いしている。

天然ものの魚を知らず、養殖ばかり。畑や有機栽培を知らず、ハウスものや加工物ばかり。おばあちゃんの味やしっかり下ごしらえしたものを知らず、インスタントやファミレスばかりで、本物の味を知ってると言い張る。
僕らの世代は、ザリガニやカブトムシを捕まえ、海や川で釣りをして、親と一緒に料理をした。そういった本物を知ったうえで、お菓子やカップラーメンといったジャンクフードも、それはそれとして食べた。

甲斐バンド、TULIP、佐野元春、柳ジョージ、ツイスト、オフコース、渡辺美里、ゴダイゴ、中村あゆみ、山下達郎、松山千春、竹内まりや、アリス、山下久美子、白井貴子、杉真理、さだまさしなどが常にオリコンのシングルやアルバムチャートのベストテンを埋めていた。
そしてユーミンと大滝詠一が大記録を成し遂げた。
日本中が世代を超えて、いいものはいいときちんと評価していた時代彼らは今でも本物であり、互いを尊敬しあい、下の世代のミュージシャンに尊敬されている。
今売れているルックスありきのミュージシャンで、全く音楽性が違うのに、一緒に活動したり尊敬しあってるのはいるだろうか?


残念ながら、学生みたいに狭い世界で似た者同士でつるんでるだけ。そしてベテランに相手にされていない。
今100万枚売れていても、20年後にもいい曲と思えるか?
人前で聞いてて恥ずかしくないか?
下の世代に尊敬されるか?
そもそも第一線で生き残ってるか?
あなたが60~70歳になったとき、胸を張ってこどもや孫に、「いい歌だろ?」「いい歌手だろ?」と言えるか?
それを考えたら、80年代までの音楽と、それ以降の音楽の違いが如実にわかるはず。 <以下略>

誤解をしないでいただきたいのですが、ここでは古い音楽が良くて、今の音楽が駄目とかそういうことがいいたくて引用しているわけではないことをご理解下さい。

ここで最大のポイントは現代の日本人の情報に対するリテラシーの低さが音楽文化の発展の障害になっているのではないか、という問題提起です。具体的にいうと「テレビなどのタイアップを取った音楽=良い音楽、それ以外=取るに足らない音楽」という風潮であります。そして「そのタイアップを取った音楽を知る=世の中の全ての音楽を「わかったつもり」になっている」という思い込みです。

この友人のライターの文章も「ドラマのタイアップ」が演奏された時は盛り上がったけれど、タイアップも何もない佐野元春とか出るとぞろぞろとみんな会場から出てってしまう、「タイアップ音楽=良い音楽」と思い込み、それ以外の音楽についてはその価値を理解しようとすらしない、そういう風潮に怒りを表明した内容でした。

実際今の10代ー20代の子達と話していると本気でそう思っている人たちが多いことを感じます。 つまり「わかったつもり」 と「情報に対して受身」の2点が音楽文化をを蝕んでいるような気がします。

最大の問題は
1.断片的な情報のみで「全てをわかったつもり」になり、それ以外の詳細な情報には目もくれないこと、

2.情報に対して受身になり、その情報に対して考えたり評価したりしないことー思考停止


この2点が音楽文化にとって大きな障害になっているのではないかと強く感じています。

特に「情報に対して受身」の姿勢は日本人は欧米人などと比べとくに強いことが揚げられます。前述の記事にも書きましたがこれは検索エンジンの使い方で日本人と欧米人の間で顕著な違いがあり、欧米の人は自分が探している情報を見つけるまでかなり一生懸命探しますが、日本人は自分が探している情報が「すぐに」みつからないとすぐに諦めてしまう傾向が強いそうです。例えて云えば欧米の人は情報を「見つけられる」ページを探し、日本人は情報を「与えてくれる」ページを探す傾向があるようです。従って「よいホームページ」という概念には日本と欧米で明確な違いがあり、欧米は「情報がふんだんにある」ページがよいとされるのに対し、日本は「情報がすぐにわかる」ページがよく、あまりテキストの文字数が多いホームページは日本ではよいとされていません。

実際私もホームページを運営していてこれはすごく強く感じます。料金表(CDプレスとかマスタリングとかの)とかを入れても殆どのお客様からは「わからない」という答えが帰ってきます。どこがわからないかというと「たくさん書いてあってどれが自分にあてはまるのかわからない」ということでした。つまり日本人に対してはテキスト文字数が多すぎるとかえって「わかり辛い」と感じる人が多いようです。実はここに深刻な問題があります。またうちのホームページにはさまざまなクリック可能な場所がありますが、せっかくある検索キーワードでホームページに来ても、全然関係ないページをクリックして結局は他のページに飛んでいってしまう、そんな人が非常に多いことも感じています。つまり選択肢が多いという状況で「パニック」を起してしまい、どこをクリックしていいのかわからない、というのが実情のようです。要は自分で多くの選択肢の中から選択する、ということに慣れていない人が多いようなんですね。つまり情報に対して考えるという習慣を持っていない人があまりに多い点にあります。

これらは文化の状況にとって非常に深刻な事態をもたらしていると思います。私見では情報が現代はあまりに多くなってしまい。情報に対していちいち調べる、考えるということができなくなってしまう、面倒くさくなってしまうという点もあるようです。

 これは日本において情報のリテラシー教育というものが殆ど行われていなかったことに起因しており、その点においても残念ながら日本は欧米社会に比べても非常に遅れているといわざるを得ません。経済産業省が日本を本当にコンテンツの先進国にしたいのであれば、この情報やメデイアのリテラシー教育を早急に確立するように提言したいと思います。系統だった情報に対するリテラシー教育のカリキュラムを早急に確立し、これからますます顕著になる情報過多社会への対策を取るべきでしょう。

 このブログでは音楽業界の主に業界のありかたについて述べてきましたが、業界のシステムは遅かれ早かれ変わっていかざるを得ないでしょう。しかし私は音楽業界の本当の変革は業界のシステムのありかた云々よりも一般の人ー特に若者への「音楽文化の啓蒙」こそが急務であるように思います。せっかくすばらしい音楽を創っているのに「テレビに出てない」というだけで聞こうとすらしない若者たち、まずはここから変革しないと音楽業界そのものの再生はない、そう思うようになりました

 このブログは最近かなり多くの若い人たち、学生さんに読んでいただいているのがわかっています。(ac.jp とかがたくさんアクセスしていますので.)中には音楽業界で働きたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。まずはそういう人たちに理解していただくために、これから「音楽の成り立ち、その歴史」についてこのブログでシリーズ化して書こうと思っています。そうすることによって皆さん、特に若い人たちに「テレビに出ているもの ≠ 本物」ということを理解していただき、本物の音楽というものを尊重し文化として大事にする、ということを理解していただける人が一人でも多く出てきていただければ幸いです。

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2008年11月 7日 (金)

マイスペース、将来的には「音楽プレーヤー」商品化も

マイスペース、将来的には「音楽プレーヤー」商品化もhttp://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-34791920081107

さて、本来のこのブログの主旨に戻ります。

これは面白い。すぐではないにせよどんな「音楽プレーヤー」を作るつもりなのだろう。

マイスペースはご存じの通りインデイース系のみならず、最近はいわゆるメジャー系のミュージシャンも自分のサイトを持ち、自分の音楽やネットワークを広げる意味で非常に有効になっている。欧米の殆どのミュージシャンがマイスペースにページを持っているし、このブログでも紹介したMy Favorite Enemiesはこのマイスペース内に多数のページを作り、それを基にしたネットワークで多くのファンを獲得した。かくいうもそしてうちの奥津恵もページをもっている。いわば音楽のプロモーションいう意味ではある意味アップルのi-tunes以上に世界の音楽シーンで重要な存在になっている。

すでにストリーミングや着メロ(海外ではリングトーンという)ではかなりのセールスを記録している。ストリーミングは10億回というからこれはすごい。i-tunesの一人勝ちに待ったをかける気だろうかが、果たして音楽配信のセールスはどれだけ伸びるのだろうか?

勿論欧米と日本では音楽配信のビジネスの内容が全く違う。海外は音楽そのものの配信が主流で着メロなどは「ついでにある」という感じだが、日本では着メロが何と配信の9割!! 通常の配信は一割にも満たない。同じネットでも日本と欧米社会でかなりの違いがある。

というわけでマイスペースの今後の動きにも目が離せないようだ。

 iTunes Store(Japan)

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嵐が来るかもしれないので、準備しよう

 ひとまず小室関係は置いときましょう。今週は何かそのことについてちと書きすぎた気もしないではないので...  。こういう事件なのでついつい日頃思っていることをぶちまけてしまいました。 まあ僕は小室関係は勿論、エイベックスとの直接の取引がないためにいいたいことをいえるわけですが、本当にこの件で音楽業界のイメージが悪くなってしまうことに重大な懸念を表せざるを得ません。とにかく今後の捜査の行方を注視したいと思います。

 それにしてもゴーストライターの話がワイドショーとはいえマスメデイアで報道されてしまうと、エイベックスだからといって喜んでホイホイ、ゴーストライターでも請け負っちゃう若い人は減るでしょうね。しかもエイベックスは一応レコ協に加盟しているいわゆるメジャーレコード(私見ではもうだいぶ前から実質的にレコード会社ではないと思ってますが) なわけですがレコ協の規約に「著作権(この場合殆どJASRAC)の規約を遵守する義務を負う」という項目がありますが、ゴーストライターの存在はその規約に違反することになります。というのは一応建前論ですがJASRACはゴーストライターというものを認めていませんし、まして「著作権の買い取り」などというのは「あってはならないこと」という建前になっています。(あくまで建前ですけどね) するとレコ協内にはエイベックスを心良く思っていない会社がいっぱいありますから、これを機会にエイベックスを叩こうという動きも出る可能性は充分にあります。

 ただ、最近のエイベックスの動きを見ますとレコ協からの脱退も視野に入れているのではと受け取れる行動もしています。ですからレコ協からペナルテイが課せられる前にレコ協を脱退する可能性もあります。

 とはいえ、昨日エイベックス社は次のことを発表しました。

■ORS 有限責任事業組合契約締結のお知らせ

http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20081106/5cfe77/140120081106004515.pdf

当社の100%子会社、エイベックス・エンタテインメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松浦勝人、以下「AEI」)と、株式会社ウーロンレコーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林武史、以下「OR」)は、アーティスト・マネジメント、音楽(映像)制作、プロモーション、新人開発等を主な業務とする有限責任事業組合(LLP)を共同設立する契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせします。なお、AEIは、平成21 年1 月に会社分割(新設分割)によりエイベックス・マネジメント株式会社を設立し、同社が本組合員の地位を承継する予定です。

 最近は大手プロダクションがレーベルとかやるのが すっかり定着してきて 結果も出て来てるのでおそらく最終的にはプロダクション内にレーベルを作る形に殆どの会社がなるでしょうね 。実際そうしないともう収益が出ないはずですから,, JASRACのいう「プロダクションとレコード会社は同じであってはならない」という不文律ももはや風前の灯です。LLPという形式が増えてきていますが、双方が2000万出しているようですね。まあ音楽業界の勝ち組が合弁でこの規模ってのも寂しいですが、この背景にはエイベックスの大幅減益の実情があります。

■エイベックス株が大幅安、08年3月期は経常減益見通しhttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-26055220070521

まあ正直かなりあせっているでしょうね。この会社は。その上に今回のこの事件、これが今後の動きにどう影響するか、エーベックスにとってよい影響にはならないでしょう。いずれにせよここ一年以内に音楽業界で業界再編成を含む大きな動きが起きるのはほぼ間違いないと思います。どういう動きかは全くわかりませんが、 

今年もあと二ヶ月切っていますが、何が起きても大丈夫なように準備をしておこうと思います。まるで大きな台風が来る前の備えのような気分です。

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2008年11月 6日 (木)

小室関連の記事での正直な感想

何かまだ小室関係のニュースが続いているのと、この件に関してはなぜかいろんな人から小室に関して質問されてしまいました。別に小室とは知り合いでもないから、そんな個人的な事情まではわかるはずがありません。バーニングは昔からの友人で所属している人はいるけど、僕自身は直接つきあいがないのでわかりません。エーベックスも私は意識的につきあいを避けてきた事情があります。勿論知り合いのデイレクターはいるし、会社の背景や状況に関する情報は入ってきますけど...

率直な感想は

・小室逮捕

自業自得だし、自分で墓穴掘っちゃったねー、罪を償ってください。
ちなみに周囲にそそのかされたとか、はめられた可能性はなくはないけど結果的にそれを推し進めたのは小室本人。そしてこの事件でゴーストライターの存在が世間一般に知られるようになりましたし、このブログでも何度もいってますが彼の名前で多くの作曲家、作詞家が使い捨てされた、その部分は同じ作曲をやっている人間として許せないというのは本音。だから僕は同情しません。

・小室ファミリー締め出し
正直これはやりすぎだとは思いますね。日本人の極端から極端に行く例で日本社会の恐さを示していると思います。安室まで巻き添えにするのは本人たちがかわいそう。

だけど ファンの方には申し訳ないですが

音楽業界で仕事をしている人間として「これはチャンスかも」と思ってしまうんですね。 あちらさんの方で勝手にこけてくれたんで.. 

しかもA社は捜査の今後の展開次第では、 今いくら社長のM氏とて派手なことはやりたくでもできないはず..

そして場合によっては来年、業界で大変なことが起きるかも、何て期待もww

実際小室ファミリーの曲がオンエアされなくなったらJ-popでオンエアできる曲は大幅に減るでしょう。それに元々オンエアするたびに局にエーベックスは払ってきたはずで、ただでさえ広告主がつかないFM局の経営にも打撃を与えるはず

「だとすれば  これはチャンスだ。このチャンスを逃してはならない」

という風に考えてしまうんですねー申し訳ないけど。

正直他人のことなんかかまっていられない。それほど今音楽業界の状況は深刻です。

一点気になる点があるとすれば、これによってまた音楽業界人のイメージが悪くなってしまうこと。ただでさえおかしなスカウトや詐欺まがいのオーデイションとかでイメージが悪くなっているのに、今回でまた音楽の世界はおかしな人と恐いヤクザみたいな人ばかり(ヤクザがいるのは事実ですけどね) という風に世間一般の人は思ってしまうでしょう。
それが困りますね。

まあ、とにかくわが道を行く。それだけです。

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2008年11月 4日 (火)

夢を奪うつもりはないけれど...

今日は小室関係の情報でかまびすしい一日でした。といっても私自身も大騒ぎした一人かもしれませんが,,,

実は前々からこういう情報は水面下ではあったんですね。ですから正直私はそんなに驚きませんでした。寧ろ遅きに失した感すらあります。

小室ファンの夢をこわすようですが、実は世間で見えない部分で相当ひどいことも行われていたんですね。そしてそこにはいわゆる闇の勢力の影も.....、
ファンになった人は辛いと思いますが遅かれ早かれわかってくることだと思います。認めたくないでしょうが彼によって踏みにじられ存在すら忘れられてしまった多くの将来ある作曲家や作詞家が、その将来を奪われました。残念ながらそれは事実です。

 小室はとてつもなく稼ぎ、想像を絶する浪費で180億の金を全部使ってしまいました。まあスケールは凄いとは思いますが音楽バブルに乗ってそしてはじけた、ということでしょう。私は正直小室の曲で好きな曲は一曲もありません。音楽的な共通点は皆無といっていいです。しかしある意味では時代に踊らされ、振り回されてしまった悲劇の人間ともいえます。

 正直「売れている」時代の方が異常だったのかもしれません。はっきりいってもうけようと思ったら音楽は最悪の選択といっていいです。それほど音楽というのはもうかりません。実際「音楽なんてタダでしょう?」って本気で思っている人が世の中にかなりの数いるのが現実です。音楽のすばらしさ、音楽の力というものを理解してくれる人が本当にどんどん減っているという実感があります。

だから夢を奪うつもりはないですが、単なるカッコイイから、とか女の子にもてる(最近は音楽ではもてないか)とか大金持ちになる、という目的で音楽をやろうというのなら諦めた方がいいです。そんな中途半端な考えで続く職業ではないです。どんなに生活がしんどくても石にかじりついても、死ぬ気で音楽をやる、という強い意志がもてないのならおやめなさい。十中八九成功しませんから。

 じゃああんたは何でやっているの? と思うかもしれません。それは正直いって私はそれしか能がないからです。生涯の仕事としてできるレベルの仕事としてこれしかなかったからやっています。

 しかしじゃあ音楽のニーズがないのか? というと決してそうは思いません。とはいえ現在のビジネスの体制ではもはや将来がないということもいえると思います。

 ただ、今回の動きが加速して音楽業界自体が一端さら地になるんでしたらまだチャンスはあるかもしれません。とにかくその時まであらゆることをして生き残ろう、今はそれしか考えていません。

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小室逮捕について

小室哲哉氏 詐欺容疑で逮捕へ http://mainichi.jp/select/today/news/20081104k0000m040101000c.html

何か音楽業界がまた激動する前奏曲のような気がします。

 ワイドショー系で小室の著作権云々なんていう問題があるけどどこの出版社が持っているなんていう話は正直どうでもよくて、逮捕されたからいっちゃうけど実はこの男のプロジェクトは無数の「無名」の作曲家の犠牲の上に成り立っているという現実があります。この事件に関して自分が関心ある点があるとすればそこの部分に果たしてメスが入るかどうかですね。 そこが一番重要なことです、

 どうもA社がらみで来年当たりに音楽業界だけでなく日本全体を震撼させる事態に発展するかもしれません。表に出ていない多くのことが露見すれば間違いなくそうなります。

 憶測の域を出ていませんが最近タイアップを取るのにA社は代理店を飛ばしているという話です。H社はともかくD社がだまってそれを見ているはずがなくもしかしたら今回の事態はD社が背後にいる、なんてこともありえない話ではありません。あの会社を本当に怒らせたらA社ごときをつぶすのは簡単ですからね。

 これは単なる私の経験上の話ですが音楽業界は7年周期で激動していて来年がその7年目に入ります。音楽業界の売り上げが数字的にピークになったのは1998年だが実際には1995年辺りから雲行きが変わっていて、それまでにイケイケの雰囲気がなくなったのはこの頃、今思うと衰退は実質的に95年に始まったといっていいでしょう。そして2002年はレコード会社がアーチスト育英金や制作費を劇的にカットした年で、この時期の多くの音楽事務所がつぶれていきました。そして来年はその7年後の2009年、正直何が起きてもおかしくありません。

 その前にまずは明日の米大統領選挙、この結果は全世界に影響するだけにまずはそちらでどうなるかですね。そちらの方が大きな問題です、別にオバマがいいとはいいいませんが、マケインだと実質的にネオコン政策が継承されるますから、今回だけは民主党に勝って欲しい、というのが正直な気持ちです。時代の流れが本当に変わるかどうか... 事態を注視したいと思います。

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2008年11月 1日 (土)

当ブログのカテゴリー変更のお知らせ

いつも「Kyojiの音楽ひとりごと」をご覧いただきありがとうございます。毎日大勢の方に当ブログをご愛読いただいているようでとてもうれしく思います。

さて、当ブログは基本的には「音楽関係」もしくは「音楽業界の現状」に関する記事が書いてありますが、この度「音楽」に関してカテゴリーの分類を行いました。これは当ブログの記事350のうち200以上が「音楽」のカテゴリーに入る記事で「音楽」のカテゴリーページを開けるにあたり記事数があまりに多く、光ファイバーのFTTHでアクセスしてもページも重くなってしまっている現状がありました。

勿論当ブログは音楽関係の記事が主ですので仕方がないことなのですが、今回はその音楽関係の記事を時期ごとに分類することにいたしました。

2005年の音楽関係の記事・・・ 音楽05
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/05/index.html

2006年前半の音楽関係の記事・・・ 音楽06
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/06/index.html

2006年後半の音楽関係の記事・・・ 音楽06-2
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/062/index.html

2007年の音楽関係の記事・・・ 音楽07
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/07/index.html

2008年の音楽関係の記事・・・ 音楽08
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/08/index.html

音楽コラム関係・・・ 音楽コラム
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/cat20784239/index.html

尚、これに伴いまして、旧カテゴリーの「音楽」は廃止いたします。また今回のカテゴリー整理に伴い、いくつかの記事が本来あるべきカテゴリーに入っていないこともわかりましたのであわせて整理いたしました。

引き続き当ブログ「Kyojiの音楽ひとりごと」をよろしくお願い申し上げます

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