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2008年9月29日 (月)

CDプレス業者としてのつぶやき

ご存じのように私の会社は音楽制作だけでなくCDのパッケージの製作も行っております。うちは基本的に「制作屋」ですが、音楽制作費が昔に比べあまりに下がってしまったためそれを補う意味で始めたのですが、結構うちの会社の重要な事業の1つになっています。大苦戦した昨年と比べ今年は今のところまずまずですが(それでも絶好調というレベルまではいかないですけどね)お問い合わせのお客様の傾向を見ると、2-3年前と明らかに大きな変化があります。

まず、数年前お客様からCDプレスのお問い合わせをいただく際には、まず問答無用で海外生産の問い合わせでした。国内工場なんてとんでもない、という雰囲気があり見積もりも他社と比べながらのはっきりいって数字しか見ていないお客様が殆どでした。まあデフレ真っ盛りの時代でしたから、仕方ない面もあるんですがしかし理由がなく安くなるなんてことはありえないんですね。 安くなるのは「あるものを削っている」から安くなっているのであって、平たくいえば安くなる以上そこには一定のリスクもあるのです。そこを理解していない方が多かったように思います。

当時は中国(本土)の海外プレスが大きく伸びた時期で確かに中国プレスは値段的にはかなり安かったのでうちも正直かなりお客を取られました。しかし中国本土の大半の業者はPhilipsの認定工場(Philipsに特許料を支払っている工場)ではありませんし、不良品率もかなり高いものなのです(平均3枚に1枚は不良品) 私どもはお客様よりお見積もりを出す場合、その辺りも説明するんですがはっきりいって殆どの場合無視されました。また著作権なんていう概念すら持っていない工場が多いので、マスターが横流し、なんてことは中国工場なら当たり前のように行われます。うちの会社にも中国本土のプレス業者の売り込みがかなり来ていましたが、正直恐くて頼めないですね、少なくとも現状のままでは

まあ何も問題が起きなければお慰みですが、たぶん多くのお客様はその後大変な問題に直面したのだろう、ということは想像に難くありません。その証拠に最近のお客様のお問い合わせが殆ど国内工場に変わってきました。しかし別の問題が出てきました。

通常海外だと早くて二週間半ー時期によっては3週間かかる場合があります。国内は2週間以内なら余裕で納品できますが、最近は1週間あるいは数日という異常に短い納期を要求されるケースが増えています。何か国内だとすぐに納品される思い込んでいる方が多いような気がします。特にいわゆるベンチャー系企業の方にそういう傾向が強いですね。これはこれで困ったものです。

パターンとしては週末に近い金曜日のそれも夕方から深夜近くに電話が来て数日から1週間で納品せよ、という内容が多いです。ひどい場合は明日納品せよ、なんていう例もありました。少なくともちゃんとした企業の工場でそうした無理な納期に対応できる会社を手前どもは知りません。これらの要求にこたえられた業者がいたとはちょっと考えにくいですね。少なくともまともな会社の工場では...

ついでに申し上げますとPhilips認定、そしてJASRAC認定のちゃんとしたCDやDVDプレス工場を作ろうとしたら設備投資だけでゆうに億単位の金が必要になります。個人経営の会社でできるレベルではないんですね。まあCD-RやDVD-Rのコピーなら不可能ではないですが、CD-RときちんとプレスされたCDは全く違います。表面上は同じに見えますが全く別のものです。(CD-Rは耐久性もないし、傷がつけばアウトですから「商品」には向きません)

最近の日本企業、特にIT企業を始めベンチャー系の企業経営者に「もの作り」というものをあまり重要視しない、工場なんか頼めばあっという間に作るのが当たり前だ、といった感覚が蔓延しているような気がして仕方ありません。日本は安くて良い「もの」を世界に売って今日の経済大国を築いたのですが、その「モノ作り」を軽視する、見下すような雰囲気がもし日本の経済界で多数派になりつつあるとしたら日本という国の将来が危うい、そう感じるのは私だけでしょうか?

とにかく国内工場でCD, DVDのプレスをお考えのお客様、納期はジャケットのないものでも1週間半、ジャケット印刷物がある場合は2週間は見ていただくように、お願い申し上げます。

弊社のプレス事業の詳細は以下をご覧下さい。

CDプレス詳細
オリジナルCD制作
CDプレス価格表
DVDプレス価格表

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2008年9月24日 (水)

DimaとRIAAがインターネット放送”に関して和解成立

一応インターネット放送をやっているものなので、ちょっと遅い記事ですが(英語です)

MAJOR MUSIC INDUSTRY GROUPS ANNOUNCE BREAKTHROUGH AGREEMENT

http://www.digmedia.org/content/release.cfm?id=7243&content=pr

これはインタラクティブ・ストリーミングとダウンロード(オンデマンド放送)に関して柔軟な著作権使用料金(売り上げの10.5%)を適用し、一方で音楽のみのインターネット放送(インターネットラジオやノン・インタラクティブ・ストリーミング放送)に関しては’著作権使用料を免除する’との発表。

しかしアメリカの著作権に詳しい法律事務所の記事でもこう書いてあります。 (これも英語です)

http://www.broadcastlawblog.com/archives/internet-radio-settlement-reached-on-certain-aspects-of-section-115-royalty-contrary-to-press-reports-this-has-nothing-to-do-with-internet-radio-royalty-dispute.html

要は現在全米で論じられている”デジタルミレニアム著作権法(DMCA)”の115条(mechanical royalty)に関しての和解で有り、インターネットラジオ放送などに影響する114条(performers royalty)での和解には至っていないとのことでこの合意にどれだけの意味があるのか、という問題もありますね。

まあまだアメリカ議会で可決されていないというのもありますが、日本でもJASRACとNRMSとの交渉に影響するかどうか、何とも興味深い動きではあります。

私が望むのはただ一つ、アーチストの権利をきちんと尊重された環境の上でインターネットで自由に音楽プロモーションができる仕組みを作って欲しい。

それには「有料」の場合と「宣伝(プロモーション)」の線引きをどうするかだけですが、なかなかここがはっきりしませんね

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2008年9月16日 (火)

今週はマスタリング作業が多い週です。

今日もそうだったんですが今週はマスタリング作業が多いです。

今日のは単なるCDプレス関係の仕事でマスタリング作業、たいして難しい作業ではなかったので問題なく終わりました。あとは明後日にコロンビアミュージックでマスタリング作業があります。実はある仕事でクラシック音楽の企画ものCDの監修をやることになり、そのCDのマスタリング作業です。このクラシック音楽のCD企画については追って詳細を説明いたします。

6月頃にマスタリングの最新ソフト、MERGING Pyramix 6.0MAGIX社のsequoiaをご紹介しましたが、コロンビアミュージックは何と自社で開発したマスタリングソフトを使っているようです。どんなものなのかわかり次第書いてみたいと思います。こちらもどうやらWindowsベースのソフトウエアらしいです。レコーデイングの世界はpro toolsCubase, たまにDigital Performer(私はシーケンス機能のみデジパフォを使いますが)いずれもMac OSですが、マスタリングに関しては今Windowsベースが主流になりつつなるようです。

弊社のマスタリングについてご興味のある方はこちら

http://homepage1.nifty.com/hyb-music/mastering.htm 

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訃報:Pフロイドのリックライト死去

リック・ライト、65歳で死去 
  http://www.barks.jp/news/?id=1000043397

スタジオで作業中にこの訃報を知りました。
僕がシンセ小僧になったのはピンクフロイドの「おせっかい」でそれからシンセサイザーというものに入り込んだ。エマーソンでもウェークマンでもないんですね。そのシンセパートを担当していたのがリックライトでした。
そしてその後のあの名盤"The Dark side of the moon"は今でも僕の教科書になっています。

DギルモアやRウオータースに比べて目立たなかったですが、ピンクフロイドのあのサウンドはリックライトによるところが大きいです。

なんとも言葉が出ません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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2008年9月14日 (日)

セプテンバーコンサートのライブ映像ー911とその後戦争の犠牲者に捧ぐ

一昨日今年のセプテンバーコンサートが終わりました。

このセプテンバーコンサートに参加しようと思ったのは911に関連して書いた私のこの曲をセプコンで演奏したかったからです。この曲を2001年の9月11日でなくなった方、そしてその後の戦争で亡くなった方、全てに捧げます。と同時にこの曲のクライマックスのように平和と愛情が戦争と憎しみにとって変わる時代が来ますように、という祈りの意味も込められています。

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2008年9月11日 (木)

911から7年ー音楽家として表現者として

既にお知らせしている通り明日私はうちのアーチスト奥津恵とともに高井戸倶楽部にてセプテンバーコンサートに参加します。(私の演奏は午後7時頃です)

そして本日はあの悲劇から7年目の日を迎えます。本来ならこういう政治や社会情勢の話は私のもう一つのブログ「Kyojiのよろずひとりごと」にて書くべきことかもしれませんが音楽の表現にも関っていることだと思いますのであえて私の本来のブログでかかせていただきます。

ヨーロッパでは「大砲が火を噴けばミューズは沈黙する」という格言があります。ミューズはギリシャ神話での学芸の神ですが、7年前のあの悲劇が起きてから世界は戦争に突入していきました。日本は小泉政権たけなわということもありタカ派的な論調が優勢になりリベラリズムや平和を語る人間は社会の隅っこに追いやられる日々が続きました。またアフガニスタンやイラクの戦争に疑問を投げかけるブログなどは、ネットウヨや一部の悪質2ちゃんねらーの荒らしによって言論を封殺されるという例も数多くありました。(今でもそういう例はなくはないですが)

しかし私は音楽家であり表現者であります。こういう時こそ音楽家なら言葉ではなく音楽で主張を発表しなければならない、そういう思いは強く持っていました。しかしどのような機会でどのような表現をしたかについてなかなか頭の中でまとめることはできませんでした。

ようやくそれができたのは昨年の9月のセプテンバーコンサートにおいて、そして昨年演奏したポイントとなる曲を明日のセプテンバーコンサート(通称セプコン)でまた演奏します。よく考えればそのセプコンでポイントとなる2曲の詳細をこのブログで述べていなかったので、この機会に説明させていただきます。

・まず私のピアノソロ曲" To the victims of 911 and after"(911事件とそれ以後の戦争の犠牲者に捧ぐ) について

この曲は戦争の悲劇と平和の祈り、そして世界が平和と愛情に満たされるように祈ったものです。この曲には実は有名な曲のメロデイが3曲ちらばめられています。(勿論数小説単位で)1曲はアメリカの第二の国歌の"Oh Beautiful" そしてジョンレノンの平和の象徴の"Imagine"、そしてこれはよほど気をつけないとわかりませんが、"God Bless America"です。(尚、著作権のない"Oh Beautiful"を除きいずれも著作権法にふれない程度の1-2小節単位の引用になっています) これはアメリカ政府やアメリカ国民に対する抗議の意味が入っています。特にジョンレノンの"Imagine"、は911以降アメリカの多くのラジオ局で実質「放送禁止」(「自粛」という名の「禁止」ですが) になっていた曲です。(今でも一部の局では禁止であり続けているようです) アメリカという国は私に自由と民主主義のすばらしさを教えてくれた国ですが、ある時期アメリカはとても自由の国とは呼べない雰囲気があったのは事実です。今はかなり雲行きが変わってはきていますが、まだジョンレノンの平和と愛の精神の音楽が完全に復権したとはいえない状況です。そうした思いを込めた曲を演奏します。

・そして奥津恵の曲「君の笑顔を見てみたい

この曲は私の作詞作曲によるもので、元々はフォトジャーナリストの豊田直己さんの写真展「イラク・戦火の子どもたち展」を大野が見てインスパイアされた曲です。戦火の子供たちの実情を音楽家として歌にしようと考えこの曲を作りました。戦禍の子供たちへの愛情とこういう子供たちがいることを奥津恵の歌を通して知っていただければと思います。私なりのプロテストソングです。

「イラク・戦火の子どもたち展」に関しては次のページをご覧下さい。
http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/

豊田直己さん 公式サイト
 http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/

最後に私たちが住んでいる日本は平和ですが大砲がなっていなくとも学芸や芸術の神のミューズは日本国内では沈黙しているような気がします。こういうものを語るのが「ダサい」という雰囲気が確かにこの国にはあるからです。そういう意味でもこのセプテンバーコンサートのような機会は日本のような社会に必要であり、重要だと考えます。このような機会を作ってくださった「国境なき楽団」とシンガーソングライターの庄野真代さんに心から感謝の意と敬意を表したいと思います。

国境なき楽団 公式サイト http://www.gakudan.or.jp/

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2008年9月10日 (水)

仕事場のモニターアンプがこわれました。

作業中に仕事場(スタジオ)のモニター用のアンプがイカレてきました。あるレベル以上になるとリレーがかかって音が出なくなります。
仕方ないから音量を小さくして仕事しています。

このモニターアンプ、もう20年近く使っているので当然主だった部品はもうありません。半導体類なら代替品は可能ですがリレー関係だったらアウトです。機種はYamahaのA100

修理に持っていってもいいんだけど、YAMAHAのサービスセンターは平和島の倉庫街にありうちからは遠い。さらに修理もいくらかかるのか想像もつかない感じ。やっぱり買い換えた方がいいかなあ。二十年も使ってればもう寿命ですしね。別に真空管のアンプというわけでもないから無理してこれを使う必要もないし

それにしても先日はEIII そして今度はモニターアンプと結構機材が寿命に近づいているのが多い。録音設備も20年すると大変です。

でも25年前のビンテージシンセのJuno-60そして初期のDX7はまだ現役で時々つかってまーす。ソフトシンセたけなわの現在ですが、まだハードシンセの音を大事にしたいと思っている私です。

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2008年9月 3日 (水)

QueenがPaul Rodgersで十三年ぶりにアルバム

■Queen + Paul Rodgers "The Cosmo Rock"発売

http://www.emimusic.jp/queen/special/special_020.htm

フレデイもすでになく、ジョンデイーコンも引退ということで、これをQueenといえるかどうかは議論が分かれると思うが、とにもかくにも十三年ぶりにアルバムを出すらしい。

生前フレデイとポールロジャースはあまり仲が良くなかったなどという情報もあるけど、天国でフレデイはどんな思いでこのアルバムを見ているのだろう。

一応Queenの熱烈なファンでもある私としてはかなり複雑な思いでこのアルバムを見ている。

欲しいような、欲しくないような


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