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2008年9月11日 (木)

911から7年ー音楽家として表現者として

既にお知らせしている通り明日私はうちのアーチスト奥津恵とともに高井戸倶楽部にてセプテンバーコンサートに参加します。(私の演奏は午後7時頃です)

そして本日はあの悲劇から7年目の日を迎えます。本来ならこういう政治や社会情勢の話は私のもう一つのブログ「Kyojiのよろずひとりごと」にて書くべきことかもしれませんが音楽の表現にも関っていることだと思いますのであえて私の本来のブログでかかせていただきます。

ヨーロッパでは「大砲が火を噴けばミューズは沈黙する」という格言があります。ミューズはギリシャ神話での学芸の神ですが、7年前のあの悲劇が起きてから世界は戦争に突入していきました。日本は小泉政権たけなわということもありタカ派的な論調が優勢になりリベラリズムや平和を語る人間は社会の隅っこに追いやられる日々が続きました。またアフガニスタンやイラクの戦争に疑問を投げかけるブログなどは、ネットウヨや一部の悪質2ちゃんねらーの荒らしによって言論を封殺されるという例も数多くありました。(今でもそういう例はなくはないですが)

しかし私は音楽家であり表現者であります。こういう時こそ音楽家なら言葉ではなく音楽で主張を発表しなければならない、そういう思いは強く持っていました。しかしどのような機会でどのような表現をしたかについてなかなか頭の中でまとめることはできませんでした。

ようやくそれができたのは昨年の9月のセプテンバーコンサートにおいて、そして昨年演奏したポイントとなる曲を明日のセプテンバーコンサート(通称セプコン)でまた演奏します。よく考えればそのセプコンでポイントとなる2曲の詳細をこのブログで述べていなかったので、この機会に説明させていただきます。

・まず私のピアノソロ曲" To the victims of 911 and after"(911事件とそれ以後の戦争の犠牲者に捧ぐ) について

この曲は戦争の悲劇と平和の祈り、そして世界が平和と愛情に満たされるように祈ったものです。この曲には実は有名な曲のメロデイが3曲ちらばめられています。(勿論数小説単位で)1曲はアメリカの第二の国歌の"Oh Beautiful" そしてジョンレノンの平和の象徴の"Imagine"、そしてこれはよほど気をつけないとわかりませんが、"God Bless America"です。(尚、著作権のない"Oh Beautiful"を除きいずれも著作権法にふれない程度の1-2小節単位の引用になっています) これはアメリカ政府やアメリカ国民に対する抗議の意味が入っています。特にジョンレノンの"Imagine"、は911以降アメリカの多くのラジオ局で実質「放送禁止」(「自粛」という名の「禁止」ですが) になっていた曲です。(今でも一部の局では禁止であり続けているようです) アメリカという国は私に自由と民主主義のすばらしさを教えてくれた国ですが、ある時期アメリカはとても自由の国とは呼べない雰囲気があったのは事実です。今はかなり雲行きが変わってはきていますが、まだジョンレノンの平和と愛の精神の音楽が完全に復権したとはいえない状況です。そうした思いを込めた曲を演奏します。

・そして奥津恵の曲「君の笑顔を見てみたい

この曲は私の作詞作曲によるもので、元々はフォトジャーナリストの豊田直己さんの写真展「イラク・戦火の子どもたち展」を大野が見てインスパイアされた曲です。戦火の子供たちの実情を音楽家として歌にしようと考えこの曲を作りました。戦禍の子供たちへの愛情とこういう子供たちがいることを奥津恵の歌を通して知っていただければと思います。私なりのプロテストソングです。

「イラク・戦火の子どもたち展」に関しては次のページをご覧下さい。
http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/

豊田直己さん 公式サイト
 http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/

最後に私たちが住んでいる日本は平和ですが大砲がなっていなくとも学芸や芸術の神のミューズは日本国内では沈黙しているような気がします。こういうものを語るのが「ダサい」という雰囲気が確かにこの国にはあるからです。そういう意味でもこのセプテンバーコンサートのような機会は日本のような社会に必要であり、重要だと考えます。このような機会を作ってくださった「国境なき楽団」とシンガーソングライターの庄野真代さんに心から感謝の意と敬意を表したいと思います。

国境なき楽団 公式サイト http://www.gakudan.or.jp/

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