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2008年8月31日 (日)

コンテンツ学会というのができるようです。

コンテンツ学会
http://contents-gakkai.org/

というのができるようです。

呼びかけ人は

・堀部政男(一橋大学名誉教授)
・杉山知之(デジタルハリウッド学校長)
・玉井克哉(東京大学先端科学技術研究センター教授)
・中村伊知哉(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)
・和田洋一(スクウェア・エニックス代表取締役社長)
・金正勲(慶應義塾大学DMC機構准教授)

10月11日、秋葉原コンベンションホールにて設立会及びシンポジウムが開催されるようだが、自民党の麻生太郎や民主党の原口一博も来るという。原口はともかく麻生まで来るとは何か胡散臭い感じも何となくする。「学会」というからには学問的な部分があると思うのだが一体何をやるのだろう? 詳しいことをご存じの方は教えてください。

デジハリやゲーム会社の人がいるようだが、ここで気になるのは著作権や知財関係の専門家といえる人間がいないこと。例の総務省のコンテンツ会議と同じ、ハードやIT系会社主導で行われると思われても仕方がない。音楽配信や映画配信のビジネス本格化までもし視野に入れているとしたら、映画関係者や音楽関係者も入っていないとおかしいだろう。その業界関係者の参加はあるのだろうか?

気になるのは映像制作や音楽制作の関係者はともにこの官やハード、IT系の「コンテンツビジネス推進」の流れに対してどうしても受身や「守勢に立っている」様に見えてしまうこと。もし今回の「コンテンツ学会」がアーチストやクリエーターの権利を軽視するような方向にいけば取り返しのつかない事態になるかもしれない。

そうならないためにも、音楽関係者、映像関係者が積極的にこうした動きに参加してほしいものだ。スクエアの和田さんやデジハリの杉山さんだけだとコンテンツ制作者の権利がいいようにやられてしまう可能性がある。

興味ある方のため設立記念発起会のお知らせです
=========================
コンテンツ学会設立総会・シンポジウム
・日時:2008年10月11日(土)
  13時30分~14時:発起人を対象とした設立総会
  14時30分~16時30分:設立シンポジウム
  終了後、設立記念パーティーを開催
・登壇者:会長・副会長候補、および麻生太郎氏、原口一博氏
、コンテンツ関連4省庁をはじめとした各界からのゲスト
・会場:秋葉原コンベンションホール
・地図:http://www.akibahall.jp/data/access.html
・費用:無料(設立記念パーティーのみ会費制:5000円程度)


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2008年8月20日 (水)

音楽業界に関して質問をいただきました。

先日ある高校生のA君よりメールをいただき、私のブログを読んでいくつかの質問をいただいた。私のこのブログは結構多くの学生さんに読まれているのは承知しているが、(アクセス解析でac.jpや.eduが結構たくさん来ているので) 直接質問をいただいたのは初めてである。何でも学校の「課題研究」で「音楽配信」のレポートを書いていらっしゃるらしい。

その件の詳細を書く前に、まず、私は音楽業界ではしがない1業者ーそれもかなり零細な業者ーに過ぎないということはご理解いただきたい。また一般の人から見れば必ずしも音楽業界のメインストリームの中にいるとは見えないかもしれない。本当に業界の中では「取るに足らない人間」の一人である。

そんな私が音楽業界のことをあれこれブログに書いているのは音楽家の端くれとして音楽文化を大事にしたいという思いと、1998年以来ずーっと右肩下がりの業界に対して業界のトップが改革を行おうという姿勢を全く示さないばかりか、現状を改革しようという人間をどんどん会社の外に追い出す、といった行動を見るに及びかなり怒りを覚えたのも事実である。そのため2-3年前の私の記事にはかなり辛らつな表現が入っている。

しかし今は経営のトップの人間ですらそんなことを考える余裕がないこともわかっているので最近はそういう書き方を控えているし、残念ながら現在の流れはもはや変えようがないということも感じている。それより自分がどうこの最悪ともいえる音楽業界の中でどう生き残っていくかを考えるほうがよっぽど大事である。それほど事態は深刻なのだ。

前置きが長くなったが、そのため本来なら以下のような質問は私なんかより津田大介さんにお聞きした方がより私よりも詳しくきちんとした答えができると思うのだが、なぜか津田さんと連絡がとれなかったらしくそれで私のところに来たらしい。津田さんは先日あるオフ会でお会いしたが非常に気さくな方だったので、きちんと紹介したら答えてくれるとは思うのだが... だが以下の質問は結構多くの方が持っている疑問だと思うのであえてここで公開して私の考えを述べさせていただきます。(勿論高校生のA君の了解はいただいています) あくまで私の考えなので的を得たものかどうかは皆さんで判断して下さい。

質問は3つあり、質問のあとに私がA君に対する答えを書いています。

>・今ネットや携帯での音楽配信が広く普及してCDの売り上げがますます下がって
いますが、この先CDが無くなってしまうことはあるのでしょうか

私個人はなくなることはないと、思っています。
少なくとも音楽配信が現在のmp3フォーマットのままでいる間は,という条件ですが、といいますのはmp3の音質ではCDの方がはるかにまさっていますので...

但し将来的に光ファイバーが現在よりはるかに高速になりさらに大容量のファイルの転送が可能になればまた事情が違ってくると思います。

注:mp3がCDと同じ音質だと思っている人が多いようですがそれは誤りです。

>音楽配信が広く普及することによって、レコード会社などの企業にどのような影響が及ぼされるのでしょうか
音楽産業の体制を変えざるを得なくなると思います。
現在はCDのみで利益を出す体制ですが、これからはCDだけでなく着メロ、音楽配信
等、アーチストの収入を総合的に管理する体制を作るしかなくなるでしょう。

>今海賊版の楽曲がたくさん出回っていますが、それがいずれ無くなる時がくるのでしょうか。そして海賊版に対して、レコード会社等はどのような対策をしているのでしょうか。
海賊版を完全になくすことは不可能です。
ただ、日本はまだ諸外国に比べればまだマシな方です。

とはいえ、現在ネットの世界で著作権やアーチストの権利を尊重する意識が非常に低いのも事実です。

うまくいく、という保証はありませんが、著作権を始めとするアーチスト、コンテンツ の権利に対する啓蒙が必要だと思います。それをやらないとコンテンツを作る人自体が将来いなくなる可能性すらあります。

今、懸念しているのは特にIT系の名だたる企業の代表ですら「全てのコンテンツは無料であるべき」といってはばからない人物がいることです。これは私の考えですがコンテンツを無料、もしくはタダ同然にすることによってプロのクリエーターの生活が成り立たなくなり最終的には、取引できるコンテンツ自体がなくなってしまう、そのことによってかえってコンテンツビジネス自体が崩壊してしまうことです。そのことを理解できない人間が現在あまりに多すぎると感じるこの頃です。

以上が私の質問に対する答えですが、皆さんはどうお考えでしょうか?


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2008年8月17日 (日)

Blue Man Groupに行ってきました

今日は夏休みということもあり子供と六本木のインボイス劇場で公演している Blue Man Groupに子供と行ってきました。

Blueman
インボイス劇場の前にて

小学三年生の娘を連れて行ったのですがBlue Manを「キモい」といってあまり気乗りしていなかったため、あまりうれしそうな顔をしていませんが、実際の公演ではノリノリでした。

Blue Manは音楽、アート、コメデイ等が融合したパフォーマンスでブロードウエイで大好評だったんですが、要は現代の音楽、アート、映像のおいしいところを凝縮した「公演自体がまさに空間アート」といってよいもので、ブルーマンの無表情な顔でかなりひょうきんなことをしているので子供が見ても充分に楽しめるパフォーマンスです。(実際子供の観客も多かったです)3人ともパーカッションをかなりリズム的にきちんと刻んでいたので、おそらくパーカッショニストとしてもかなりの演奏能力があるといっていいでしょう。ちょっと昔のDavid Van Tieghem を思わせる演奏でもありました。(バンドは4人ー全員日本人でしたが..)

会場でブラックライトを照らし白い布を撒き散らす、なんてのは80年代のアートシーンでよく行われていたことでしたが、音楽もトランス系からニューウエーブ、ジャズ、まで多彩に起用していました。公演時間は休憩なしの正味100分でしたが、あっという間でした。

公演後、Blue Manとの記念写真が録れるんですが、娘は近くに行くのを嫌がったので撮れませんでした。残念(T_T)

替わりにこんな感じで観客とツーショットしています。(^^)

Blueman2_2

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2008年8月 6日 (水)

MUSIC BiZ NITE: 「音楽業界の動向と新たなる可能性」交流パーテイー

実は本日は本来地元の商工会のつきあいで花火大会に出席する予定だったのですがご存じの通りの雷雨で中止!!  そこで友人の朝瀬蘭君に誘われてMusic Biz の音楽業界イベント「変動を続ける音楽業界の新しい可能性を探る」交流パーテイーに出席するために六本木のClub 57まで出かけました

Ts3h0014_2

何でもイギリス大使館が後援してイギリスやイギリス連邦関係の音楽業界人と日本の音楽業界人の交流を目的としたものらしく、そのため出席者も大半がイギリス系の人たちでした。日本人もいましたが、あまり日本の音楽関係者はいなかったような印象があります。会話も当然殆ど英語でした。

Ts3h0013 パーテイーではシンポジウム、やパネルデイスカッション、そしてイギリスのインデイース系レコード会社のプレゼンテーション等が行われ、私は「デジタル音楽の日本での可能性」というシンポジウムに出席しました。パネリストはhearjapan.comNathan Reaven氏、Theta MusicのSteve Meyer氏、Last FmのMakiko Allum女史の三名。会話は全部英語でしたが、私が出席したものだけなぜか通訳がついていなくて、後のプレゼンやパネルデイスカッションは全て通訳がいました。

シンポジウムでは日本の音楽配信で携帯の着メロの売り上げが圧倒的であることが驚きをもって迎えられたようですが、これはネットがまだPC中心である欧米社会と若者を中心にコミュニケーションが完全に携帯中心になっている日本との違いだと思います。シンポジウムではNapsterやdocomoの音楽配信の定額方式がうまくいっていないこと、少なくとも日本国内に関しては日本のメーカーが騒ぐほどネットでのコピー「海賊版」が配信の売り上げに悪影響を与えていないことが報告されました。(これは私も同感) シンポジウムでは既存のレコード店がどんどん閉鎖していく一方で「ツタヤ」のようなCDレンタルショップは寧ろ売り上げを伸ばしている現状が報告され、そこに音楽業界としての活路があるのでは、という意見も出されました。この点はなるほど、と思いましたね。

ただ、パネラーがこのことによって日本のポップスももっと海外で聴かれることになるだろう、(?) などと発言していましたが、それを聞いて質疑応答の時少し意地悪な質問をしてみました。「日本のJ-popは殆ど日本語の歌詞だが、それが欧米社会にどれだけMarketableなのか?」という内容。実は私はアメリカ人は一般に「歌詞が英語でない」というだけで聞かない傾向が強いことを知っているためで、同じように映画も「英語でない」「字幕」というだけで見ないアメリカ人が多い、と少なくとも私の中ではそういうイメージを持っているからです。それに対してReaven氏は、その事情は少し変わりつつあり今アメリカ人が海外の新しい曲を求めつつある、という答えでしたが果たして本当でしょうかね?ちょっと目から鱗でした。

まあ確かに最近下手な日本人より「アキバ系」に詳しいアメリカ人やフランス人が増えているのは知っていますが、まだそういう人たちは多数派だとは思えませんけどね。海外の文化への関心が強ければ、ブッシュなんかに投票して再選させないと思うんですけど...

しかしもし本当だったとしても、日本の音楽業界人の殆どは自分の曲が海外、それも欧米で売れるなんて考えもしないでしょうしね。考えるとしたら細野さん、坂本さんといった人たちくらいでしょう。

尚、もうひとつ「i-phoneは音楽配信シーンを変えると思うか?」という質問には「うーん。何ともわからない」という答えが返ってきました。これは正直な答えだと思います。日本のIT系のジャーナリストなんか、もうそれを信じて疑ってない人が少なくないですからね。日本人はムードに流されやすいけど、欧米の人はやはり冷静でした。

ちなみにこの交流会、日本人が欧米の業界に売り込むというよりは何とイギリスの音楽業界人が日本の市場にどうやって売り込むか、という主旨だったようでなるほどだからイギリス大使館が後援しているんだ、と理解できました。それにしても音楽業界の深刻さは日本だけでなく欧米もかなり深刻であることを改めて実感しました。でも、何で日本の市場へ? 知らない人もいるでしょうが、アメリカの次に大きな市場らしいです.。 要は日本人ってまだ金を持っていると思われている、というのもあるようです。

まあ結構楽しい時間を過ごさせてはいただきました。こんなに英語しゃべったのは久しぶりだー。

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