Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月29日 (木)

CMのMA

本日八丁堀にある某マルチメデイアスタジオにてMA作業を行いました。

知らない人のため、MAとはMulti-Audio作業といいまして、映像のサウンドをまとめるのにマルチトラックレコーダーを使って最後はトラックダウンする作業です、昔はオープンリールのマルチテープを使っていた時代を私は知っていますが今は勿論、Pro toolsです。

こういう作業は昔からやっているんですが、音楽関係者でMAまで立ち会うというのは話によると私くらいだという話を聞きました。日本の名だたるアレンジャーや劇版音楽作家の大半はMAには来ないそうですね。

個人的にはレコーデイングにしろ、MAにしろ「スタジオ」という場所が私は好きなので、結構立会いも楽しいんですけどね。

そして本日、完成しました。明日納品だそうです。
6月にはオンエア開始だそうですので、その時には公開しようと
思います。一応ネット等で公開していい、という話を聞きましたので..

ちなみに音楽はもろにクラシック調です。ちょっとハイドンの某有名交響曲をパクリました。

地方CMとはいえ、なかなかよくできているんじゃないかなと自負しています。解禁になり次第発表します。

これで一段落しました。これでリリーズ関係と、それと奥津恵の新曲のレコーデイングも来月行おうと思います。しばらくその2件に全力投球します。

USJアトラクション-ファンタスティック・ワールド

| | コメント (0)

2008年5月24日 (土)

CM音楽完成

例の保険関係のCM音楽 ほぼOKをもらいました。

あとはMA作業を待つばかりです。

今回は結局「クラシック音楽」のパターンになりました。
たぶんCMを見た人はオリジナル音楽ではなく、普通のクラシック音楽ーそれもハイドン、モーツアルトといったロココ風ーだと思うでしょう

15秒の中でいかに説得力ある表現にするか、ですが実はCM音楽って
実質14秒がMAXなのです。規定により頭0.5秒と終わりの0.5秒を無音に
しないといけないからです。
だから秒単位、フレーム単位の作業が非常にシビアになります。
久々のCMの仕事なんで結構忘れていたこともあったりして...
ご迷惑をおかけしました。

でも結果的にはすごくよくまとまったものになると思います。
たぶんクライアントの受けもいいでしょう。

今月中に納品、たぶんオンエアは(中国、四国地方限定ですが)来月
でしょう。

| | コメント (0)

2008年5月23日 (金)

直るかどうかわからないけど、診るだけで二万円-

昨日の話の続き、クリエイテイブジャパンにエミュの昔のハードの修理する会社があるというのでEmulator IIIの修理が可能かどうか電話してみたらそういう答えが返ってきた。

そして仮に直る可能性があるにせよ、費用は天井知らず、いくらかかるか想像もつかない、という。

確かにそもそも部品自体が存在しない可能性が高いし、昔の仕様(特に基盤関係)なので今の部品が代用品になる可能性も低いという。特にハードデイスクがやられていたらもうお手上げとのこと。

まあ何せ二十年前に発売されたハードなんで、そういうことだろうと予想はしていたが、それでも取り合えず診るだけみてみようかと思っている。このサンプリングマシンは私のここ二十年近い業務キャリアとともにあったものだけに他の機材と比べても思い入れが深い。1%でも直る見込みがあるのならかけてみてもいいと思っている。

たとえが悪いけど直る保証のない末期がん患者に手術を受けさせるようなものかもしれない。

今月はドタバタしているから月あけに考えようか。
2万円はポケットマネーから出して僅かな可能性にかけることにしよう。

| | コメント (0)

2008年5月22日 (木)

Emuの名器、E III 昇天

さて、音楽制作作業中に突然愛用のサンプリングマシン、Emulator IIIがエラーを起し、ハードデイスクが読めない状況になった。

何回も電源を付け直したりしたが、Operating Systemやサンプリングのデータを読まない、ついに昇天してしまうのか?

このEmulator III 今から18年前に購入した愛用の機器でこれまで私の数多くのレコーデイングやイベント、作品に参加してきた。自分用のオリジナルプリセットもあり、うちの機材でも重要な位置を占め続けてきた。それだけに、ダウンしてしまったのは精神的なダメージも大きい。
またよりによって、重要な仕事をしている最中に

実は私は自分だけのオリジナルサンプルのプリセットをかなり作る習慣がある。だたプリセット音源だけを鳴らしているのではないのだ。当然そこにはこのEmuでしかない音がたくさんある。

この機械を私は十八年の長きにわたって使ってきた。私の絶好調な時代、まだ羽振りが良かった時代に5年ローンで買った当時最高級(といってもフェアライトやシンクラビアには譲るが)のサンプリングマシンだった。

しかしソフトシンセ全盛の現代、実はもうEmuのハードをサポートしている会社はない、ということが判明、関連のPCインターフェースやソフトシンセをクリエイテイブジャパンなるものが代理店となっているが、果たして修理できるか、そもそも部品自体がない可能性も高く、仮にあっても取り寄せになるのでかなり経費がかかる。その見込みも低いといわざるを得ない。明日一応クリエイテイブジャパンに連絡はしてみるが、期待は薄い。

ふーむ。ちょっと精神的ダメージが大きい。泣き顔
なんでこういう時にこういうことが起きるかなあ

|

CM音楽制作開始

中国、四国地方限定オンエアですがある保険関係のCMの音楽制作開始です。

まあCMといっても地方CMなので予算はないですが、久々にオンエアもののオリジナル音楽を作るということで、気合を入れて作業を開始しています。

今のところ2パターン考えていますが、一つはクラシックオーケストラのパターン、もう一つはクラブミュージック風のリズムにデイストーションギターを鳴らすパターンです。どちらがはまるかはやってみないとわかりません。たぶんインパクトでは前者の方が圧倒的にありますが、「おおげさ過ぎる」などという人もいるかもしれないので、「無難な」パターンも用意しておきます。

デイレクターは「俺たちの世界」にも出演している俳優のMさん。 ドラマや映画なので活躍中ですが、映画や演劇のデイレクションも行っている人で今回CMは初挑戦だそうです。

日本ではなかなか映画監督だけでは食えない、というのもあるので こういう仕事もこなすことになるんですが、まあMさんは結構テレビ ドラマにもたくさん出ている人ですからまだいいですけどね。柱に なるものがありますから、 でもMさんは多才な人だと思います。私といっしょでアメリカ生活も長いという共通点もありますし ....

取り合えず作業開始です。

| | コメント (0)

2008年5月 7日 (水)

イタリア村とセラビリゾート倒産

イタリア村:東京地裁に自己破産を申請 名古屋

http://mainichi.jp/photo/news/20080507k0000e040079000c.html

実はこのイタリア村を開発したセラビリゾートという会社と私は浅からぬ縁がある。

今から4年ほど前に山梨の八ヶ岳にセラビリゾートの「大地の園」がオープンした時にピアニストとして、デイレクターとして関っていた。
「大地の園」は音楽と自然美あふれるリゾートをキャッチフレーズに大量の音楽家が敷地内で演奏し、夜にはクラシック中心だがコンサートも行っていた。私自身はピアニストとしてかなり演奏していたし、また私自身の会社としても初めてインペグ業に手を染めた仕事だった。

チーフデイレクターを勤めていたH氏は声楽家でもあり、かなり懇意にしていたが、二年目から音沙汰がなくなっていた。何となく愛知万博も終わり、事業も今までとは雲行きが変わって行ったことも感じていた。スタッフは全員解雇されたのかと思うと残念である。

ちなみに「大地の園」の時も同じ問題を起したが、この「イタリア村」も木造建物の市条例違反という問題を起している。八ヶ岳と同じ失敗を犯したわけだ。愚かな...

このセラビリゾートの社長は多くの破綻した「リゾート」をはじめ、経営破たんした「北の家族」も一時業績回復させるなどの立て直し屋として知られたが自らの会社は立て直せなかったという皮肉な結果だ。デフレ時代の申し子と呼ばれた実業家がまた一人退場ということだろう。 ワンマン社長はうまくいっている時はいいが、つまずくと取りとめもなく落ちていく。

あの仕事は八ヶ岳牧場の乳製品や温泉も楽しめた、結構楽しい思い出のある仕事だったが、長続きせず結局こういう結果になったのは残念である。友人のH氏は今どうしているか、気がかりである。

|

取材を受けました

本日音楽雑誌「大人のロック」の取材を受けました。

「大人のロック」日経BP社

http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/rock/

これは60年代、70年代のロック音楽黄金期のアーチストの情報を中心に取り上げている雑誌で、公称10万部発行の季刊雑誌です。ターゲットは勿論30代以上の世代です。私ももろに「ロックオヤジ」世代に入るものですから、雑誌を時々立ち読みはしておりました。

ここで今回「癒し系ヴォーカリストを探せ!!」という特集で私に白羽の矢が当たってしまいました。業界で「癒し系」というと相も変わらず私のところに来るパターンですが、もともと「ロック音楽」と「癒し系」というのは相容れない部分もあるので最初は悩みましたが、しかし中には心に残る名曲、いわゆるヒーリングの範疇に入れてもおかしくない曲というのは確かにあるので、その中の12人のアーチストの12曲を取り上げました。

どの曲かは読んでのお楽しみですが、結果的に割りとみんながよく知っている曲のリストになってしまいました。まあ人によって異論等いろいろあるかとは思いますが...

・掲載号」「大人のロック」15号(5月31日発売)

特集「癒しロックヴォーカリストを探せ!」

・日経BP社

全国の本屋でお買い求め下さい。

| | コメント (0)

2008年5月 1日 (木)

IT産業もハードメーカーもクリエータへの思いやりがない

慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構准教授の岸さんのコラム

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT12000026112007

この人は確かにエイベックスの取締役でもあるからIT関係者から「音楽業界のロビイスト」と罵られたりしたし、音楽業界の保守派からは{IT業界のまわしもの」と忌み嫌われている。しかしその考え方は非常にバランスの取れた視野の広いものだと思う。

>1つはデジタル放送におけるコンテンツの複製を巡る権利者とハードメーカーの対立であり、もう1つは、ネット上で違法にアップロードされたコンテンツのダウンロードも違法とすることに対するネット寄りの人々からの反論である。双方に共通するのは、クリエーターに対する思いやりの欠如だ。このままでは、プロのクリエーターのデジタルやネットに対する不信が増大するだけであり、ネットによる社会の変革もソフトパワーの強化も絵に描いた餅となりかねない。

こういう視点でものを見れる人がIT業界のみならず、実はコンテンツ制作業界にも少なくなっているのは最近肌で感じている。現在、「IT化」で本来一番恩恵を受けるはずのクリエーターは現場で一番恩恵を受けていないというのが一番の問題である。

また「はてな」の梅田氏が対談集「フューチャリスト宣言」で「全てのコンテンツはフリーであるべき」と受け取れる発言を行い、IT関係者から喝采を受けている模様だが、IT関係者でおそらくコンテンツのクリエートの現場を知っている人は殆どいないため、それがどれだけ大変な作業であるかを理解している人間は少ない。それが事態を悪化している。どうも全員ではないが、一部のIT業者の中に変なエリート意識があり、モノ作り、コンテンツ作りを「旧態依然の産業」と決め付け最初から見下すような態度の輩も少なくない。

特に以下の発言はおおいに賛同する

JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)もMIAU(インターネット先進ユーザーの会(MIAU))も、個々の論点に関する主張には理解できる部分もあるが、全体として、制度変更に対する批判ばかりで、その前提としてクリエーターに対する思いやりが足りないのではないだろうか。今回文化庁が提示した制度改正が最善の策とは思わない。しかし、現行著作権法の抜本改正がすぐにはできないなか、深刻化した違法コピーとダウンロードへの対応として、権利保護の強化は止むを得ない面を持つのではないだろうか。

 デジタルとネットの普及でクリエーターは所得機会の損失という深刻な被害を受けている。MIAUは「一億総クリエーター」という政府の標語を引いているが、プロとアマチュアのコンテンツは分けて考えるべきである。放送局やレコード会社などを含むプロのクリエーターは、作品から収入を得ているのであり、その収入が激減するのを放置したらどうなるだろうか。ネット上でのプロのコンテンツの流通が増えるどころか、プロの道を志す人が減り、日本の文化の水準が下がる危険性もあるのではないか。

全く同感である。特に「全てのコンテンツがフリーであるべき」と考えている情報機器ハードメーカーの人たちや、IT業者の人たちに言いたいのは、一度映画や音楽の製作現場を実際に見てみるといい、少なくとも彼らが考えている以上に「クリエートする」というのは大変な作業であり、音楽も映像も「簡単にできるもの」ではないということがそれによってわかるはずだ

結局この「クリエートする」ことが文化を支えていくものである。彼らの視点からは全くこの視点が欠けている。結局、文化や創造性というもの(当然それには権利が発生する)への理解の欠如が今日のITのコンテンツ事業の停滞を生んでいるのではないだろうか。これは結局は電気情報技術メーカー」もIT業者も自分の首を絞めていることになるのである。そのことを理解しない人間が多すぎる。

岸さんのような人間がもう少し増えれば日本のデジタル文化の未来に希望が持てるのだが....


フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)

| | コメント (0)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »