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2008年4月28日 (月)

フジは制作費5%カット テレビ局の大不況

個人的には今のテレビ業界の状況、12-13年前の音楽業界の状況にものすごく良く似ている、と思った。まず下請け、孫受けの会社の制作費カットから始まり会社自体の締め付けも強くする。まさに12-13年前にレコード会社が制作会社に対して行ったのと全く同じ状況、今のテレビ番組制作会社の現場の悲惨な状況は関連業界の私にも伝わっており、その詳細な状況を聞くと何か懐かしい話だ、あの時の音楽制作の現場と全く同じである。

今から10-12年前に音楽制作会社、プロダクションはバタバタつぶれていった。おそらくテレビ番組制作会社も同じことが起きるだろう。それにこんな状況で「優秀な人材」など業界に入ってくるわけがない。現場の人間も仕事への意欲が失せるだろう。

番組の質の低下ーこれはだいぶ前からいわれていたこと。「お笑いタレントにバカ騒ぎさせりゃ視聴率が稼げる」等視聴者をバカにしているとしか思えない安易な番組作り先日のTBSの「新世界遺産」の番組の質の著しい低下、公式BBSの視聴者をないがしろにする管理方法等。

テレビ産業がいよいよ本格的に斜陽産業の仲間入りしたということだろう。しかしこれによって日本国内でいまだ続く「地上波テレビの一人勝ち状態」が解消するとすれば非常に望ましいことである。是非ともこういう方向に進んで欲しい。その時初めて日本国内に真の意味の「情報革命」に移行するかもしれない。何よりも偏向報道やテレビ局によるあからさまな情報操作の社会に対する影響力が低下する。

最後にテレビ局の人間がもし改革をしようと考える人間が少しでもいるとすれば(たぶんいないと思うが) (1)現在の番組の質の向上方法をもう一度考えよ、(2)そして不当に高い社員の給与体制を見直せ。

・フジは制作費5%カット テレビ局の大不況(内外タイムズ)http://npn.co.jp/article/no/10113104/


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2008年4月27日 (日)

美の巨人ー石田徹也

私の友人なら私があまり地上波のテレビを見ない人間であることはよく知っていると思うが、その中で数少なくレギュラーで見ている番組は何とテレビ東京の「美の巨人」(毎週土曜日: 22;00-22:30)である。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/index.html

世界遺産が日曜の六時に移って、薄っぺらな内容のない番組になりもう全く見る気が失せたから、今やこの番組が私がレギュラーで見ている地上波テレビの殆ど唯一の番組といえる。(あとは殆どBSかケーブルだ)

アレンジと打ち込みの作業中、手を休めて見たのだが、今回の特集は石田徹也」、1973年生まれの画家の作品はかなり衝撃的だった。日本にもこんなオリジナリテイあふれるインパクトのあるシュールな絵を書く人間がいたのかと思った。

Tetsuya002

 

「囚人」

Tetsuya012_3 「飛べなくなった人」

 Tetsuya040

 「燃料補給のような食事」

とても「イラスト」的だがどこかシニカルで滑稽でまたもの悲しさもある何とも不思議な絵である。絵に出てくる人間の表情は無表情で無気力ー何か現代の人間の姿を象徴している。ちなみに本人は否定しているがこの絵は自画像、もしくは自分の分身なのではと思っている。人間と機械を合体させる手法はキリコなどの表現主義的であり、またどこかマグリットをも思わせるシュールで幻想的でもある。それでいて私的にはかなり表現が「ストレート」な印象をも持った。

ようやく画壇に世界に誇れるほどの画家が出たと思ったら、残念ながら3年前に小田急線の踏切事故で夭折、まだ31歳の若さだった。(事故の状況が不自然なことから自殺という説もある)

公式サイト
http://www.tetsuyaishida.jp/

もう一人、タイプは全く違うが「天才」といわれた山田かまち(私と2つ違い)がいるが、彼も事故でまだ十代の若さで夭折している。この石田徹也にしろ「天才」といえる人間が長生きしないのはとても残念である。ちなみに山田かまちもギターのシールドと電源コードを間違えて感電死、と我々の常識じゃ考えられない事故で他界している。

いずれにせよ、自分にしかないオリジナルな表現をしている人間は日本という社会で生きていきにくいということだろう。この石田も晩年、かなり「自分の新しい表現に苦しんだようである」

海外でも非常に評価が急上昇の日本の画家である。事故死(!?)が本当に惜しまれる

それにしてもこういうアーチストが日本にいた。
日本のアートシーンもまだ捨てたもんじゃない。

音楽は? ふーむ(-_-\)


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2008年4月 6日 (日)

半ば「観光案内」化した!? TBS新世界遺産

さて、私が地上波のテレビで数少なくレギュラーで見ているTBSの番組「世界遺産」が日曜の夜十一時半から同じ日曜の午後六時からの放送に変わった。

90年半ばの番組スタートからの長寿番組でありくだらない番組が多い中で残っている数少ない内容ある教養番組の一つである。

日曜の6時というノンプライムとはいえゴールデンの時間帯に限りなく近い時間帯に放送されるためにある程度、予想通りというか危惧したとおりというか、正直番組のスタート同時から見続けている私としては番組の構成にやや違和感を覚えざるを得なかった。

先々週まで中村勘太郎の淡々とした、しかし説得力のあるナレーションに耳が慣れていた私としては今回の市村正親のナレーションに違和感を覚えずにはいられなかった。いや、市村のナレーションというよりナレーション原稿そのものが、「表情がありすぎる」というか何となく「世界遺産」をテーマとしたテレビによくある「観光案内番組」的な原稿の構成になっている。

「より多くの人に世界遺産を知ってもらう」という意味ではある程度仕方ないのかもしれないが「世界遺産の現状」を考えるとあまりそういったのんびりとした気分になれない。(実は世界遺産の大半が危機的な状況にあるのだー特に自然遺産が)

確かに若い人で「世界遺産」というもの自体を知らない人も少なくないことを考えると、より「わかりやすく」「興味を持たせる」構成にする必要はあるというのはわかるが、長年続いた番組の雰囲気とあまりに離れてしまうというのはいかがなものだろうか? 少なくともバラエテイの旅番組のナレーターよろしく感嘆詞や感想じみたコメントを原稿に入れてしまうと、「何もそこまで親しみやすくしなくとも」と思ってしまう。

個人的に結構好きだったテーマ音楽ー鳥山雄司さんの「THE SONG OF LIFE」がテーマ音楽でなくなったのも寂しい。イントロからかなり映像を盛り上げ、世界遺産の映像に引き込む音楽のもりあげ方はなかなかのものである。鳥山さんはアレンジャーというイメージが強かったが映像音楽作家としてもなかなかの才能の持ち主であることがわかる。新番組のイントロ映像に使われた音楽はそれと比べ何かあまり存在感のない音楽だった。(曲のクレジットもなかったー選曲?)

こういう方向に番組が作りかえられるのをある程度「予想」はしていたがやはり実際に見ると「何か違う」と思ってしまうのだ。

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