コンテンツ制作にからみ音楽家がハードの会社を立ち上げます
今日で2月も終わります。私の経営する音楽制作会社は3月決算なので今年度もあと一月。正直このままで終わるとここ数年で最も悪い業績で終わってしまうのは避けられないのであと一ヶ月で何とかウルトラCを期待しています。と同時に来期に向けての展望と方針も決めなくてはなりません。正直いって音楽制作はもとより音のコンテンツ制作やパッケージ製作については弊社が予想した以上に現在厳しい環境に置かれています。
以前コラムー「デジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか?」 でも述べましたが、日本ではコンテンツを手作りのソフトウエアというよりは物品と同様に扱う傾向があり、厳しいコストダウン要求にさらされている現実があります。音楽制作だけでなく音声コンテンツ等の仕事の数をかなりこなしても正直殆ど利益が出ないのが現実です。例えば同じクオリテイのコンテンツを作る能力があるAという会社とBという会社があり、もしAの方が若干コスト的に安くできるとしたら、発注は間違いなくA社の方に行きます。そしてしばらくするとAの会社にも更なるコストダウン要求が行く。そんな感じでデフレスパイラルが半永久的に続きます。
これらの仕事はそこそこ人脈がありそこそこの業務経験があればある程度「替わり」が見つかる仕事はである以上、あとは何処がいかに安くそれをやるか、というのが受注のポイントなってしまいます。実際には安くするために。不必要な部分とか削っていますからどこも実際にはそう大きく変わらないのですが、そんなことはおかまいなし、発注する側の殆どのお客様は見積もりの「数字」しか見ません。条件が書いてあってもあまり読まれないことが多いですね。
実際には「クオリテイ」を保つための最低限のコストというのがあります。つまりコストダウンには限界があります。そして現在の要求されているコストは正直な話もはや限界を超えています。また「コンテンツ制作」はデイスカウントショップのように薄利多売、というわけにはいかないのです。物品ではありませんから、量をこなすにも限界があるんですね。そして量をこなしても殆どたいした利益が出ない。これがコンテンツ制作事業の現実なんですね。 はっきりいってこの事業に未来はありません。
そのため先日も述べましたが、やはり「替わり」が見つかる制作ノウハウではなく、「簡単にマネのできない」そして「付加価値のつく」コンテンツ制作、槇原敬之ではないけど、「オンリーワン」のノウハウのコンテンツを制作していかないと、到底生き残れない、というのが私の結論です。
それには誰も注目しない分野、しかし「付加価値」を付けられるコンテンツのノウハウを身に着ける必要があると考えました。
・「音」で万引きを減らす防犯BGMシステム
これだけ聞くと何これ? と思うでしょうがこういった特殊な音を利用してある効果が得られる商品を開発しています。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/manbiki.htm
これ以外にドッグトレーニングで犬がおとなしくなる音、ねずみやゴキブリがよりつかなくなる音、等があります。これの商品化も考えています。
そして勿論本職の「音楽」コンテンツを導入した商品を計画しています。主に「ヒーリング系」の音楽が中心にはなりますが、主に医療機関向けに音源を供給できないかと考えております。
というわけで「音楽屋」もしくは「音屋」が自分のコンテンツを付加価値をつけて売る手段としてハードの会社を立ち上げる計画をしています。変だとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、音楽業界の存続自体は危ぶまれている現在、何もしないでただ滅びるのを待つよりは誰もやらない新しいことをやったほうが意味があるのでは、と考えております
| 固定リンク

ブログのKyojiが経営する制作会社の将来を嘱望されている所属アーチストです。。





コメント