af1

  • 奥津恵 プロモショット

    私がプロデユースしているアーチスト「奥津恵」のプロモショットです。よろしければご覧下さい
  • Kyoji's website

    このブログの作者 大野恭史の公式サイトです

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月30日 (日)

ネットならではの音楽コンテンツとは!?

私が運営しているネット放送「癒しの音楽チャンネル」が放送開始以来、一年経ち今日新放送がアップされた

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/iyashichannnel/2008/03/post_529b.html

ネット用の放送コンテンツを作り始めたのは今から二年半前に「冗談放送」なるネット放送を開始して以来、あれから少しブランクがあったが「癒しの音楽チャンネル」を始めて一年、podcastingを含めてこの分野では結構長くやっている方だろう。

さまざまな試行錯誤を行ったが、結局いまだにわからない、見えてないことがある。それは「ネットならではの放送、ネットの特性を一番行かした番組」とは一体なんぞや?ということだ。もう二年半やっているがいまだに「これだ!!」という答えがみつからない。

今だからいうが「冗談放送」は途中で一部のスタッフの単なる自己満足的な方向に動いていった。それが自分には見えたので半年後の番組改編の時に私は「冗談放送」から抜けた。そして案の定それから3ヶ月もしないうちに「自然消滅」した。ネットならではの放送=マイナーなアングラな放送、と勘違いしていたように思う。そんなものなら最初からやらないほうがいい。

だからといって地上波の番組と全く同じことをやってもまとまな勝負にならない。となると他の方法を考えなくてはならない。

先日のブログ記事「IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか--著作権問題の奥にあるもの」http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/03/it_12d4.html

でも最後の部分に

ネットならではのコンテンツを

 ネットにはネットならではの特性があり、古いテレビ向けのコンテンツをネットに流すよりも、ネットの特性に合ったものを作り出すべき、というのが登壇者の一致した見解だ。岸氏は「マスメディアは、広くコンテンツを流すもの。これに対して、デジタルメディアではコミュニティを作る部分が大事になる。

とシンポジウムの記事の中にあった。自分も賛同するかのような言質を書いたが、しかし自分で書いておきながら「ネットならではのコンテンツー特に音楽コンテンツ」についてはまだ今もってどういうものか見えていない。二年半やっていまだに見えていないのだ。

試行錯誤はまだ続く....


| | コメント (0)

2008年3月29日 (土)

パイプオルガン録音

うちの会社は音楽制作全般を行っておりますので、通常のポップスからクラシック系のホール録音まで「音の制作」と名のつくものは全てやっております。今回はネット経由の問080329_091602 い合わせで、東京都町田市のO大学で新しいチャペル、ホールが竣工しその記念式典ならびに同チャペルに設置されたパイプオルガンの奉献コンサートの録音ということで録音スタッフとともに早朝よりセッテイングを行いました。

パイプオルガンはスイス・フェルスべルグ社製のもので確かに低音の響きとかすごかったですね。式典で前半は大学の合唱団とともに讃美歌等を歌ったり、学校のおえらいさんの挨拶等で後半はプロのパイプオルガンの演奏会という内容でした。一応依頼の内容はパイプオルガンの録音ということになってはいますが、式典の中なので本来ならチャペルの通路中央にマイクを置けば理想的なのですが式典なのでそれもかなわず、やむを得ずチャペルの2階の上にゼンハイザーの志向性のマイクを使用しました。(写真下)

080329_095501_2

パイプオルガンは考えようによっては古いシンセのようなもので、使用するパイプによって「フルート系」「トランペット系」という風に違った音色を出せるわけですね。余談ですがロック草創期に「キーボード」ではなく、よく「オルガン」(主にハモンドですけどね)が使われていたのもこうした特性があったからでしょうか?

このクラスのパイプオルガンはメンテするだけで大変でしょうね。一年中空調を聞かせて温度を一定に保って、なんてことをしなければならない。まあめったにない機会ではあったので楽しかったですが...

できれば次回は理想的なマイクの置き方で録音したいですけどね


| | コメント (0)

2008年3月26日 (水)

IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか--著作権問題の奥にあるもの

IT業界はコンテンツを無料で騙し取っていないか--著作権問題の奥にあるものhttp://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20370105,00.htm

ネットの世界では特にそうだが「嫌われ者」のJASRACの中で興味深いシンポジウムが昨日行われたようである。

出席者は

菅原瑞夫氏 (JASRAC常務理事)

砂川浩慶氏 (立教大学社会学部メディア社会学科准教授-元日本放送連)

岸博幸氏 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)

堀義貴氏 (ホリプロ代表取締役社長CEO)

川上量生氏 (ドワンゴ株代表取締役社長)

まだ他にもいたかもしれませんが、発言が引用されたのは以上の人たちです

確かにコンテンツホルダーの世界もIT業界の世界もともに魑魅魍魎の世界であることは事実だ。芸能や音楽は体質的にかなり「ヤクザ」な世界だし、IT業界は「IT革命家きどり」したマスメデイア関係者なみの傲慢な輩が少なくない。

このような真剣な議論のシンポジウムがJASRACというところで開催されただけでも意味がある。ネットそのものに否定的な「既存の業界」、一方で「コンテンツ」を望みながらもその価値を真剣に理解しようとしないIT業界、私は両方の言い分がわかるが今後のITを含めたメデイアの中でのコンテンツの扱い、特に権利についての扱いについて「落としどころ」を模索するきっかけになればと思う。

以下記事のポイントとなる部分を引用し、私見を述べさせていただく

1.悪者探しから未来は生まれない

 ネットを新しいコンテンツ流通プラットフォームとして育てていく上で、よく指摘されるのテレビ番組をはじめとした既存のコンテンツがなかなかネット配信されない問題だ。岸氏は「なぜコンテンツが増えないのか。著作権法を変えればコンテンツが流通するというわけではない。むしろ、契約を変えるとか、著作権者が受け取る報酬を増やすといったことで変えられる部分がある。にもかかわらず『著作権が悪い』といったように、すぐ議論が曲がってしまうことを懸念している」(岸氏)として、著作権法が槍玉にあげられる現状に意義を唱える。

確かに何でも現行の著作権法をやり玉にあげるのはどうかと思うが、例えば「44秒以上は音楽配信」とか、IPマルチキャストでのストリーミングは音楽配信とみなす、とか問題がある点は多々ある。よって著作権法に全く問題がないわけではない。一方で現行の著作権法も運用次第では、ネットでかなりのプロモーションが可能である。要は配信に対する「運用に対する考え方」をどうするかという問題になる。

2.ネットでコンテンツホルダーは儲からない

 コンテンツホルダーの立場からは、ホリプロ代表取締役社長COOの堀義貴氏が発言し、そもそもコンテンツがネットに流通すればすべてうまくいくという議論自体がおかしいとした。

 「コンテンツが死蔵していて、流通しないのは悪いという理論がある。しかし、流通業界を見ても大量に良いものを仕入れて売れば儲かるという時代ではなく、プライベートブランドを作って自分たちで安くて良いものを作ろうという小売中心の考えになっている。そういった時代に、『コンテンツが流通すればみんな儲かる』という幻想を抱かせているのは問題だ」(堀氏)

今の音楽配信の状況を見れば明らかですね。私も「ネットでやれば全てうまくいく」というIT業者のお決まりの言葉には今までの経験論を含めて極めて懐疑的であります。実際いまどきそんなセールストークを持ってこられても鵜呑みにする人は少ないと思いますが...

「過去、(BS放送やCS放送など)色々なコンテンツ流通プラットフォームが登場し、その度に『これでクリエイターは仕事がたくさん増えて引く手あまたになる』と言われたが、実際にそんなことは一回もなかった。むしろ設備投資が増えてコストがかさみ、コンテンツは横並びの似たものばかりになっている。広告主は数字を求めるので、難しいものがなくなる。完全なデフレスパイラルに陥り、制作してすぐ流すという中で制作会社は疲弊し、コンテンツを作る人間がどんどん減っている。こんな夢のない世界はない」(原氏)

まさにその通り。私の以下のブログにも同じことを書いています。
コラムーデジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか?

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/01/post_a5f7.html

「コンテンツはフリーであるべき、という空気があり、それを理由にIT業界がコンテンツを無料で騙し取ろうとしている雰囲気がある」(川上氏)

これも先日のmixi関連の記事で書きましたが正直IT関係の人たちに権利に対する意識がきちんと浸透しているとは正直とても言いがたい、というのが事実ですね。実際川上氏の指摘するような雰囲気は残念ながら間違いなくあります。それがJASRACやレコ協や日本放送連盟のような「既存のコンテンツホルダー(某IT業者の言葉を借りれば)」から不信感を抱かせているのは事実でしょう。
参考までにmixiの著作権、人格権の規約改訂に伴う騒動にふれ、
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/03/mixi_31d2.html

しかしそれをただいがみ合っているだけでは何の問題の解決になりません。コンテンツホルダーとIT業者の間でのきちんとした協議が必要です

3.コンテンツホルダーは魅力ある提案を待っている

JASRAC常務理事の菅原瑞夫氏は、「ライセンスという面では、マスメディアでもネットでも変わらない。ただ、経済的規模は圧倒的に違う。着メロの市場を考えてみると、登場から3年で市場規模は20倍になったが、その後4分の1にまで縮小した。単価が小さいビジネスで、(著作権者と配信事業者が)どう合意を取るかが問題だ。そこのビジネス提案があれば実験ができるが、そこが今、あまりない」と不満の意を示す。

私的にはこういう受身的な態度が問題なような気がします。IT業者はそもそも「コンテンツ」を0から作った経験のない人たちばかりなので、「どういう提案をしてよいのか」そもそもわからない、というのが実態なのではないでしょうか? 逆に我々コンテンツメーカーが積極的に「こうして欲しい」という要望をたたき台として出し、それに対してIT業者がどうするか、という形で進めたほうが話しが早い気がします。

ネットならではのコンテンツを

 ネットにはネットならではの特性があり、古いテレビ向けのコンテンツをネットに流すよりも、ネットの特性に合ったものを作り出すべき、というのが登壇者の一致した見解だ。岸氏は「マスメディアは、広くコンテンツを流すもの。これに対して、デジタルメディアではコミュニティを作る部分が大事になる。オンラインビデオはテレビ局しか作れないのかといえば違う。たとえば米国では、地方新聞ほどカメラマンを教育して動画を撮影できるようにし、独自の動画を流している」と紹介。

つまるところそうでしょうね。「他のメデイアで見れるコンテンツ」のみをネットで配信しても意味がないということです。だからこそ今「ネット放送」に対して規制しようというおかしな動きがあるけれども、それは「ネットならではのコンテンツ」を作ろうとするコンテンツメーカーにとっては寧ろ自殺行為であると思います。何よりもネットといえでも多くあるメデイアの一つに過ぎない、ということ。ラジオはラジオならではのコンテンツがあるように、ネットはネットならではのコンテンツを作る必要があります。

 但し「ネットはネットならではのコンテンツ」とは一体何か、これが大きな問題ですね。私もネット放送をやっていますが、まだその答えを見つけられないでいます。これは私自身の課題だと思っております。

最後に次の言葉はコンテンツホルダー、IT業者ともに肝に銘じておくべき発言だと思います

「欧米を見ても、ネットだけで儲けているところはほとんどない。将来的には儲かるだろうから、いまのうちに実験をして儲かる方法を見つけるんだ、と考えている。研究開発投資に近い。これまでサービス産業は研究開発投資に縁がなかったが、技術の進化が早くて、しかもサービスの質に影響する以上、今のうちに実験をしておかなくてはいけないと考えている。今、何もしなかったら、ユーザーの変化に追いつけない」(岸氏)

「著作権がネックになっていると言われてる問題でも、実際そうであることはあまりない。確かに、著作権は分かりにくく、著作権者の世界は魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する怖い世界だというイメージがある。しかし、人間と人間が話をすれば落としどころは必ずある。冷静に問題点を摘出した上で議論をすべきだ。悪者探しをしていても、議論は前に進まない」(砂川氏)

この部分は全く同感です。まさに今のコンテンツホルダーとIT関係業者の状況を表しています。

この議論でコンテンツホルダーとIT業者の間にはかなりまだ認識の面で距離があることが浮き彫りになったと思います。しかし次の時代に生き残る意味でも「落としどころ」を真剣に考える必要があるし、また一般のユーザーに対しても啓蒙が必要でしょう。しかし大事なことは今回のような議論を通じて具体的な解決策を模索することがコンテンツホルダーやIT業者双方にメリットがあるということです。


| | コメント (0)

FM世田谷ーペットフリーク大集合!!

開局して十年になる東京のコミュニテイFM「FM世田谷」の開局以来からの長寿番組「ペットフリーク大集合!!」が今月で終了。その最終収録におじゃまさせていただきました。

Relax 実は私は「ペットと飼い主がいっしょにリラックスできる」ペットミュージックというCDを今から8年前にビクターエンタテインメントより発売しました。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/pet.htm

この「ペットフリーク大集合!!」は私はこのペットミュージックの音楽を一時はテーマミュージックのように定期的に流していただきました。この音楽のプロモーションに大きく貢献していただきました。

番組にも何回ゲスト出演したかも覚えていないくらいよく出させていただきました。コミュニテイFMの番組としては異例といってよい十年の長寿番組。パーソナリテイのよしりんこと武田佳子さん(写真前中央)、長い間お疲れ様でした。ちなみによしりんには私の会社の仕事で何回かナレーションの仕事もお願いしたことがあります。既に海外ドラマの吹き替え等で大きな実績がありますが、今後の活躍も期待できそうです。

Dsc03739

ペットフリーク大集合の関係者、中央がパーソナリテイのよしりん、右端が私です

よしりん'ずねっとわーくぶろぐ
http://blog.goo.ne.jp/yoshirins/

いつも3月、9月という番組とか改編するときって何か一つの時代が終わったという感じを受けますがこの「ペットフリーク大集合!!」の番組終了もそういうことを感じさせるできごとのように思います。改めて番組のスタッフの皆さん。長い間お疲れ様でした。


GREEN DOG:春のごはん祭

| | コメント (2)

2008年3月18日 (火)

双子のリリーズ久々に再始動します..

昨年の6月の品川パシフィック以来、しばらく止まっていた「双子のリリーズ」ですが事務所と移籍した関係で本日新事務所の代表の方とお話をして再び動き出すことになりました。
但し、具体的内容はまだ流動的ですが、はっきりいえるのは

1.現在のKaringa/DragonCDの原盤を新たに作りなおすこと(新曲追加あり

2.ライブ活動も編成は小規模になる(運営費の関係上

注:必ずしもかつてのような大編成でやらないという意味ではありません。折を見てやるとは思いますが...

ということになるでしょう。また例の「夕張関係」のプロジェクトで他の事務所同士の話し合いも必要なので、本格的に動き出すのはその情勢が決まってからということになるでしょう。

事務所移籍のいきさつの詳細はここでは申せませんが、かなりいろいろな面で大変だったようです。(今だからいいますが昨年の8月頃に少し雲行きがおかしくなっているのを感じていました)

しかし私自身も復活プロジェクト時に関ったといういきさつもあり、またお二人の今後の活動を引き続きサポートしていきたいという気持ちも強いことから今までとは違い今後は少し立ち入った立場での協力を要請されましたし、私もその方向で考えるつもりであります。(今まではどちらかというと「業者」でした。)

今月末もしくは来月始めに具体的なことがわかります

尚、5月5日にライブがありますが、現段階では私が関わるかはまだ流動的です。ファンの方が大勢集まりそうでしたら、出演の可能性はあります。(現段階ではまだカラオケの可能性が高いです)

とりあえず私が関わるかはまだ流動的ですがリリーズのライブ情報を伝えておきましょう。

日時:2008年 5月5日(月 祝) 17:00会場 17:15開演
場所:パセラ リゾーツ 新宿グレースバリ6F
      http://www.grace-bali.com/top.html
   地図
   http://www.grace-bali.com/shop/index.html
料金 \9000

お問い合わせ:03-5410-6677


| | コメント (2)

2008年3月17日 (月)

不景気がいよいよ来るー音楽業界滅亡のカウントダウン!?

日経平均が1万2000円割れ、郵政解散後の改革期待が吹き飛ぶ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30863320080317

円高 12年7か月ぶりに95円台
http://www.mainichi.jp/select/today/news/m20080317k0000e020006000c.html

今年の初め私がブログに書いたことがいよいよ現実化する可能性が高くなったようです。

「2008年は景気後退の年?-更に厳しい状況の音楽業界」
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/01/2008_4e70.html

音楽業界滅亡のカウントダウン、いよいよ始まるか
もうここまで来たらいったん焼け野原からさら地になって欲しいね


| | コメント (0)

2008年3月16日 (日)

いわゆる「癒し系」音楽というものについて

私は音楽業界の中では「癒し系」音楽の作曲家というイメージがある。これは私にとって必ずしも本意ではないのだが確かにヒーリングものとかたくさん出しているのでそういう風に見られるのはある程度仕方のないことかもしれない。そんななりゆきもあってご存じの通り現在「癒しの音楽チャンネル」なるネット放送もやっている。
しかし最近私の考える「癒し系」と世間一般に考えられている「癒し系」にはかなりずれがあるのではと感じている。

勿論いわゆるヒーリング音楽、ニューエージ音楽、アンビエントといったもののみが「癒し系」というつもりはない。音楽のジャンル、形式のみで区別するというのはナンセンスである。しかし一般には私が今述べた音楽よりはクラシック音楽や「バラード系」の方を「癒し系」というくくりかたをしていることの方が多いだろう、 しかしどうもそれだけではない、それも少し違うようである。

これは某広告代理店にプレゼンしたときの本当の話。今からもう2年ほど前の話だが、広告代理店から「癒し系」の音楽でノベルテイ企画があるのでプレゼンして欲しいといわれ音源も含め資料を提出したら「違う、自分だちの求めているのはこれじゃない」といわれた。後で聞いたらどうも夏川りみ、と中島美加(!!!)を考えていたらしいが、おいちょっと待ってくれよ。夏川はともかく中島のどこが「癒し系」なんだー と叫びたくなった(^^;;;)

どうも「癒し系」というものを単なるファッション、流行という観点しかとらえておらずうわべだけのスタイルだけで論じている傾向があるようである。

実際私はネットショップもやっているのだが「なぜOrange Rangeの「花」がないんですか?」なる問い合わせがきて困ったことがある。要はダンス系以外を全て「癒し系」といっているに過ぎないようだ。

うちのネットショップはGoogleで「癒し系音楽」とかヒーリングCDと検索すると上位に表示される。結構SEOも独学だがやっているしAdwords広告もやっているのである程度の売り上げがないと正直しんどい。おかげさんでアクセス数も多い時は100を越すし、平均60-70アクセスは毎日ある。しかしその割に正直いって売り上げは少ない。やはり今の商材では限界があるのかもしれない。「癒し系」といったものを今のような捉え方をしている風潮がある以上、やむをえないかも...

でも「夏川りみ」など扱うつもりはないが、たまたまうちでつきあいのある事務所はいわゆるバラード系、アコーステイック系をメインに出している所が多いので条件さえ折り合えばうちのショップで取り扱うことも考えようかと思っている。あとクラシック系の人ともつきあいがあるので一応その商品も考えようか。とにかくやり続けるためには売り上げをもっと揚げなきゃいかんから... そんなわけでうちのネットショップで扱って欲しいと思う方はご連絡下さい。但し一応店の性格上、以下の範疇に入るものに限らせていただきます。

1. 基本的に静かな音楽、ただしジャンルは問いません
 アコーステイックな音源を歓迎

2. 心が洗われる、泣かせる、精神が安定する、落ち着くetc
等の効果があると思われる音楽


当ネットショップのurl
http://www.healingcd.net
尚、「癒しの音楽チャンネル」でもオンエア曲を随時募集しています。当ネットラジオでオンエアし、うちのネットショップでも販売、ということが可能ですとすばらしいですが,
(但し癒しの音楽チャンネル」のオンエア曲はJASRAC信託曲でないものをお願いします)

| | コメント (0)

2008年3月15日 (土)

mixi掲載の記事のアーカイブ(音楽関係)をこちらに掲載しました。

さて、mixiの規約改訂にまつわる騒ぎは以前にアップした記事で記したとおりであるが、3月半ばになっても例の問題の規定がどういう風に改訂されるのか見えない状況であるのと、仮に問題の条項が事実上削除になってもやはり一つのネット業者に自分の著作物の全てを掲載する、ということに不安を感じたため、音楽関係の記事のアーカイブ(アップ機関2005年3月ー2005年9月)をこちらに移すことにいたします

あわせて当ブログが本来音楽関係、もしくは私の音楽の仕事関係のブログでしたが音楽関係の記事(社会ネタ)もかなり入っていましたが、それは本来のブログの主旨からかなり離れますので(裁判員の話、政治の話、mixiの話etc.etc)そちらの記事は以下のブログに掲載されます。

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/

アーカイブの掲載が続いてしまいますが、ご了承下さい


| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ9「ロックサウンズ編曲第一弾」

弦楽アンサンブル「サロンオーケストラジャパン」用の曲でロックもののアレンジを3曲

サロンオーケストラジャパンは
バイオリン第一、第二 4-5人
チェロ、コントラバス各1(CBはここでは殆どウッドベース扱い)
フルート、クラリネット各1+ピアノ

これにドラムと1曲だけギターを入れている

種明かしではないが今回のアレンジした曲は

アンジー(Rストーンズ)
ラヴ オブ マイ ライフ(クイーン)
ピアノマン (Bジョエル)

さすがにアンジーはギターを入れざるを得なかった。

一応以下の条件
1.クラシック系の人があまりやらない名曲
2.ストリングス用にあった曲
3. なおかつみんながよく知っている曲

にあてはまると思われるがいかがだろう。

あと4-5曲考えているが、取り合えずこれでうまくやれるか試してみてからでも遅くはないと思う。クラシック系の人でもうまく演奏できるように配慮したつもりだ。
2005年08月31日mixi掲載
この後 当ブログの2番目の記事
ロックの名曲を弦楽アンサンブル用にアレンジ」に続きます

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ8「ロックサウンズ編曲スタート」

なかなかてをつけられなかった「サロンオーケストラジャパン」用の曲、
頭の中ではあれこれ考えていたが、ようやく形になった

とりあえず7月にやったオリジナル以外にアレンジもの等で曲数を揃えなくてはいけない

まずロックもののアレンジだが次にあてはまる曲を考えた
1.クラシック系の人があまりやらないけど名曲として語り継がれている曲
2.ストリングス用にあった曲
3. 1,2の条件を満たしながら、なおかつみんながよく知っている曲

実は1.と3.は矛盾する場合があるし、これはあまりやられていないだろうと思われても実はやられている場合があるのでわからない。取り合えず上の3つにあてはまる(と思われる)曲を3曲やっている

どの曲? それは後ほどのお楽しみ。ヒントとしては70年代のロックの名曲、あ、1曲80年代があったか

ちなみに先週の日曜日「題名のない音楽界」で,つんくがモー娘の曲をクラシックオーケストラ風にアレンジしたものをやっていたが、私はたぶんJ-POPはやらないだろう。やはりやるなら確実に次の時代に残る曲でやりたいと思っているから、と思うのはロックおやじのつっぱりだろうか?

 でも誰かこの曲は名曲だからアレンジしてみたらという提案があれば、検討する用意はありますけどね...

ちなみにビートルズとかカーペンターズといったものはやりません。もうやり尽くされているし、いまさらという感じでしょう。

でもクラシック系の作編曲家が、ビートルズやカーペンターズをアレンジしたものを聴いたことがあるけど、みんな聴いていてつまらなかった。
何というか、音大の作曲家卒業生特有の「エクリチュール(作編曲技法ーフランス語で筆致のこと)」という奴にこだわり過ぎて、曲の良さを殺してしまっているアレンジが多い。

ロックおやじの私としてはやはり原曲のイメージは大事にしたいと思っている。

2005年08月29日mixi掲載

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ7「サロンオーケストラジャパンとの曲作りークラシックコンサートにもっとエンタテインメント性を」

先日、西新宿三井ビル(あの三井ビルとは別ものです)でのロビーでのコンサートでそこそこよい感触を得たので今後ではどういうものに作っていくかについて、もう一昨日になるがクロードさんと打ち合わせした

とにかくこの方向性でいくにもまだ曲が2曲しかないので、まず曲のナンバーを増やさなきゃならない。そこでとりあえず年末でのコンサートを目標に曲をそろえることにした。

基本コンセプトとして小林玄人さんとの話で「クラシックコンサートにもっとエンタテインメント性を持たせたい」との話になった。私は現在はポピュラー系や商業音楽の作曲、編曲活動を行っているが音大をまじめに受験しようと思ったことがある(結局やめたけど..)そのため一応クラシック系もポップス系も両方の雰囲気を知っている人間だ。その私が思うにやはりクラシック音楽がなぜ人気がないのかといえば、やはりクラシックコンサートそしてクラシック音楽そのものに「堅苦しい」雰囲気があるためだろう。

クラシック自体は歴史の波を乗り越えて残ってきた名曲ばかりである。しかしそのことが音楽学者とかクラシック系の音楽評論家といった連中よって「堅苦しいー親しみづらい」という雰囲気を作らせエンタテインメント性を寧ろ拒否し。そういったものを蔑視すらしてきた。そのためジャズがデイクシー、ラグタイムといった古いスタイルも含めエンタテインメント性を兼ね備えていったのに対し、クラシック系だけがそれを取り入れようとせず取り残されていったのである。
私は「ロックコンサート」的な雰囲気を持ったクラシックコンサートがあっていいと思うのだが、いかがだろう。いっそのこと武道館でやることを目標にしようか!! (^^;)


そんなわけでロックのアレンジものもやると思うが、クラシックナンバー、メロデイーフレーズを使ったちょっとしたアイデアも浮かんだのでこれから試行錯誤をしようと思っている。でも僕がやるから音大の先生が喜ぶようなクラシックには決してならないことはいうまでもない。

2005年07月29日mixi掲載ーこの後 ロックサウンズウイズサロンオーケストラ(当ブログの二番目の記事ーにつながる)

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ6「マザーグースと紙芝居

週末、女房が実家の野暮用で出かけその関係で娘の子守というか駅前の公民館で紙芝居+人形劇があったので見せにでかけた。週末になると時々こういうことをやらされる。

イギリスのフォークテールをベースにした紙芝居で例によってマザーグースの歌がふんだんに盛り込まれていた。当然子供たちは大喜びであった。

子供がいると童謡とかに触れる機会が多くなるが、その背景でここ数年マザーグースの歌には実はかなりはまっている

実はこの”マザーグースの歌“はただのわらべ歌のひとことでは片付けられない実に深いものであることをご存じだろうか? 
”マザーグースの歌“の中には皆さんがよく知っている曲、あまりにも有名過ぎる歌―例えばメリーさんの羊、キラキラ星etc―もあるし、また単に韻を踏むだけの特に意味のないもの(Simple Simon met a pieman, Hickory Dickory Dock等)もあるが、今日の紙芝居には出てこなかったが実はこんな意味深な歌がある。

 Hey Diddle Diddle (古い英語―今で言えば「ねえ知ってる?」に近い)

Hey Diddle Diddle
The cat and the fiddle
The cow jumped over the moon
The little dog laughed to see such sport
And the dish ran away with the spoon

直訳;ねえ 知っている
   猫とバイオリン弾きがいてさ
   牛が月を越えてジャンプしたら
   それを見た小さい犬が大笑い
   そして皿とスプーンがいっしょに逃げたとさ

これだけじゃ何をいっているのかわからないと思うが実はこれは昔のイギリス人が政治を批判するのにこのわらべ歌を使っていたのだ。実はこの歌はイギリス絶対王政の時代の女王―エリザベス一世がひどい奴だったことを批判した歌。”マザーグースの歌“を始めて体系的に編纂したジョンニューベリーという人(18世紀のイギリス人です)の説明だけにかなり信憑性がある。

 まずこの歌でいう「猫」とは実はエリザベス一世のあだ名で、実はこの女王は意地悪な性格でよく使用人をいじめていたという。映画「エリザベス」ではケートブランシェットが演じていたが、実際のエリザベス一世はデブでブスで性格も悪いという最低の女性だったようだ。まあ女王にならなければ誰も相手にしないよね(^^:)

このエリザベス一世はバイオリンが好きだったのでいつもバイオリン弾きを近くに立たせていたという。それが「猫とバイオリン弾き」の意味
 そして「牛」「月」というのはエリザベスの家来で、おそらく「月」と呼ばれた家来が女王の不興を買う何かをしたのだろう。「牛」命令して「月」をいじめるように仕向けたようです。つまりここの訳は『「牛」が「月」に襲いかかった』いうのが正しい訳のようだ。

 そして「犬」というのはエリザベスの愛人といわれ、宰相も勤めたバーガリー卿といわれ、おそらくエリザベスといっしょになってこの家来をいじめたようである。ここの訳は『それを見た「犬」は大笑い』
 
そして「皿」というのはエリザベスの食卓の給仕係で「スプーン」というのは毒味役のことをいい、「月」がいじめられる様を見て今度は自分かもしれないと思いその場から逃げてしまった、
 
つまり本当の訳は
ねえ 知っている?
あのバイオリン弾きといっしょにいるあの意地悪な女王の所でさ
女王の命令で「月」がいじめられるのを見て
女王の愛人が大笑いしながらいっしょにいじめてたとさ
それを見た給仕と毒味役はこわくなってその場から逃げたとさ

というのがこの歌の歌詞の正しい意味だという。大英帝国の黄金時代を築いた女王だが、ずいぶんとひどい奴、いやな奴だったことを歌によって世間に知らせていたようだ。

 昔は勿論今と違って言論の自由とかないので、表だって政府を批判するということはなかった。そうすれば命がない世の中だったのだが、しかしこういうわらべ歌を使って政府批判を昔の人はしていたようである。ジョンニューベリーの研究を見ていやーマザーグースって深いと思わず唸ってしまった。
mixi2005年06月18日掲載

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ5「モーツアルトの幻の交響曲」

僕は仕事柄、いろんなジャンルの音楽事務所とのつきあいがあるがそのなかにクラシック系の事務所もある。新東京室内楽オーケストラの常任指揮者前田二生(まえだつぐお)氏の事務所でこことのつきあいはもう10年以上続いている。うちのCD製作事業にもかかわってもらっているし、かなり親密なつきあいが続いているがその中で時々ちょっと変わった仕事をする。

前田氏はウイーン楽友協会の監修のもと大作曲家の「隠れた名曲」や忘れられた作曲家の作品を日本初演する等のユニークな活動を行っている。日本初演どころか、100年以上演奏されていない曲をやるのだから当然レコードも過去の音源もない。誰も実際の音を聞いたことがないのでどんな曲かわからない。そこで僕は楽譜をもらいmidiで打ち込んでいわばシミュレーションの音源を作るのだ。また僕の場合通信カラオケよろしくmidi打ち込みでもSC-88のようなGS音源は、音がショボイので使わない。仕事場にあるemuのサンプラーとpro toolsのプラグインを使う。その方がより本物らしい音になる(それでも「らしい」だけどね)それが好評なのかわからないがほぼ毎年、年に1-2度こういう仕事が来る。この仕事をこなすにはDTMとクラシック音楽の知識、とりわけクラシックのオーケストラの楽譜を読む力が要求される。

今回のコンサートの目玉は昨年ウイーン楽友協会がオークションで落札した「モーツアルトの交響曲」と書いてある曲。今回もその楽譜を打ち込んだ。とはいっても本当にモーツアルトの作品という確証はないし、別の地方の作曲家の作品という説も捨てきれない。コンサートの司会を勤めた音楽評論家の海老沢敏はモーツアルトが書いたとすれば8-9才頃の幼い時、成人の作曲家が書いたのであれば地方の三流作曲家の作品といっていたが、この「幻の交響曲」とやらに興味があったのかNHKのテレビの取材も来て、クラシックコンサートとしては割と注目されたコンサートのようだった。

果たして本当にこれはモーツアルトの作品なのか?詳しい検証は音楽学者とやらに任せるしかないし、まあはっきりいって僕は別にどっちでもよい。

しかし実際にmidi打ち込みをしてみた印象からいうと、僕的には「たぶん」モーツアルトではないような気がする。まずはっきりいって曲としては全然面白くない。それ以外に次のような理由がある。

理由1
たとえ幼い時に書いたとしても、習作だったにしても天才の作品であればどこか「光る」部分ー天性の筆致ーがあると思うのだがこの作品を聞いて正直あまりそれは感じられなかった
理由2:
第二楽章のアンダンテーつまりゆっくりとした楽章はマイナーコード、つまりニ短調の曲だが子供というのはあまり短調を好まない。うちの子供を見てそれは感じる。8-9歳の子が自ら進んで短調の「悲しい感じ」の曲を書くだろうか? 子供が書くにしては不自然である。

そんな理由で僕はこの曲は「モーツアルトではない」と思うが別に当たっても賞金もらえるわけじゃないので、まあどっちでもいいということにしておこう。
2005年04月12日掲載

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ4「違ったタイプの曲を作った方がやりやすい」

先週から取り組んでいた2曲、バラード風曲1曲(題名まだ決まらず)と愛犬といっしょに癒される曲"Pet Musicーふれあいのテーマ(仮題)"がとりあえずだいたい書き終え打ち込みも終了、あとは微調整と完全なTDをやり終えれば終わり。木曜日から殆ど突貫工事の感じだった。mixiもお休み状態

それにしても結構同じようなタイプの曲だけに結構やり辛かった。人によっても違うだろうが実は同じような感じの曲を同時進行で作るというのはやりにくいものだ。寧ろ”癒し系”の曲をやりながら"ダンスミュージック"もてがけたり、「悲しい曲」をやりながら「楽しい曲」も作るといった感じの方がかえってやり易い。

実は作曲をする時、全く違う感じの曲を同時に作るということは珍しくはない。古い話ではベートヴェンの「運命」交響曲と「田園」交響曲は全く同時に書かれ、ほぼ同時に完成されている(初演も同じ日)あの苦闘するような、重厚な感じの「運命」と自然にふれあう喜びにみちた「田園」、お互い全く似ても似つかない曲だが、その両曲をベートヴェンは驚くべき早さでほぼ同時に書き終えている。

こういう例は他にもある。モーツアルトの交響曲第40番(モーツアルトには珍しい哀愁を帯びたメロデイー曲名は知らなくてもメロデイは聴いたことがあるはず)と41番(ジュピターと呼ばれる荘厳な交響曲)はほぼ同時に書かれているしブラームスの大学祝典序曲(陽気な学生歌とブラームスには珍しい派手なオーケストレーション)と悲劇的序曲(重く渋い曲)もほぼ同時に書かれている

ロックに目を向けるとQueenのアルバム"News of the World"での"We will Rock you"と"We are the champion",レッドゼッペリン(日本ではツエッペリンというが英語ではゼッペリンという)の"Rock'n Roll" と「天国への階段」などがほぼ同時期に書かれている。

作曲家が全く違ったジャンルの、違った感じの曲を書くのを 不思議に思う人がいるようだが、それは決して珍しいことでは ない。特に映画や劇伴音楽を書いている人などは、全く違う ジャンルやスタイルの曲を仕事ごとに変えるのは珍しいことではないのだ。

たとえば映画音楽の大御所、エンニオモリコーネを見てみよう ご存じ「ニューシネマパラダイス」のノスタルジーあふれる 名曲を作ったかと思えば「遊星からの物体X」のような不気味 で音楽とはいえないようなフィルムスコアも作っている。
いわれないと同じ人が書いたとは思えないだろう。
そういう芸当ができないと映画や劇伴の音楽は書けないので ある。

2005年03月27日掲載


| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ3「なんだ防空」

実は本来の作曲,編曲,演奏以外の仕事で僕が経営して いる会社は音コンテンツの制作の仕事をしている。 音コンテンツとは音楽、音響、音声をCGのシミュレーターや ゲームのための音ファイルを制作、CD等ではなくPC用の ファイルとして納品される。(殆どのゲーム音楽はそう やって納品される)

その中で今、東京九段にある「昭和館」の仕事をしている 昭和館は東京都が運営する昭和の時代についての資料館で 展示映像の中に3Dの映像を映写するドーム劇場がある。(現在は別プログラムをやっています)

今回の仕事はいわゆるその「昭和ドーム」の仕事で、その 時代にまつわる生活音や、BG(戦前の音楽のアレンジ)の制作等を行っている

その中で空襲が来た時の訓練のために作られた曲で「なんだ防空」という曲がある。それは空襲をテーマにした曲なのに異様に明るい曲なのだ。♪「警報だー空襲だー」という出だし が異様に明るく元気でまるで空襲を楽しんでいるかのようなイメージで思わず「なんだこれは」と思ってしまう。

 実はこの時代、マイナーコードの曲ー短調の曲は厳しく制限されていたという。暗い曲は士気の低下につながると いうことで禁止されていた。何とも馬鹿馬鹿しいことである。

 この時代の日本はちょうど今の北朝鮮のような社会だったといえる。今我々は北朝鮮の放送のアナウンサーを見て思わず苦笑してしまうが、よく考えたら日本人もついこの間まで 似たような社会だったのだ。あまり笑えない話である

 折りしも今日は「東京大空襲」の60周年、「なんだ防空」 のような異常な曲を作らされる日々が来ないことを祈るばかりだ。

 ちなみにこの昭和館は3人のナレーターを使う。3人が当時の人間になりきって昭和の暗い時代を再現する。

(2005年03月10日掲載)


| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ2「生きた音楽表現」

オヤジ的な症状なのかもしれないが、時々無性に昔のロック アルバムが聴きたくなる時がある。ピンクフロイドやレッド ツエッペリン、イエス、ELPといったプログレからモータウン 初期まで幅広いがこの日はステイーリーダンのAjaを聴いた 。

聴いてみると改めてその音楽作品の質の高さに驚かされる 基本的にはR6Bかブルースなのだが、それを構成の面でも リズムの面でもひとひねりもふたひねりもしている。
コード進行も「なんでこんなヴォイシングが思いつくの?」 といいたくなる奇抜な進行り、それでいて全く不自然で はない。やはりドナルドフェイゲンは天才である。 アーテイキュレーションを分析しても今でもよい勉強になる 。

音楽産業で仕事をしていると「今流行の音を作れ」という 不文律の至上命令がある。しかし私の場合それを意識して あまりよい結果になったことがない。当たり前のことだが 自分が「これはいい」と思わない作品が他人が聞いて「いい」 と思うはずがないのだ。しかし音楽業界には愚か者が多いの でそうした表面的なスタイルしか見ない人間が多い。
今、そうした音楽業界の不文律を忘れて自分が本当によい と思ったものだけ出すことにここ数年している。その方が 結果がよい。

ついでにステイーリーダンの最新のアルバム(といっても もう発売されて2-3年たっているが)「ツーアゲインスト ネイチャー」を聴く。基本的な世界はAjaと変わらない。ただ より洗練されている。そこには流行に媚びる態度は微塵も ない。生きた音楽表現とはこういうものだろう。ちなみに このアルバムはグラミーで最優秀アルバムを取っている。

(2005年03月9日掲載)


,center>

| | コメント (0)

mixi記事アーカイブ1「ピアノにこだわる理由」

私は一昨年からピアニストとしての活動を再開した。実はそれまで十数年も人前で演奏することをあえてしなかった。唯一演奏したのはレコーデイングスタジオにおいてのみ、
以前はラウンジで弾いたりいわゆる「営業」を自分から積極的 に行っていたのを急にやめたのは、作曲や編曲、レコーデイン グの仕事を優先したためではあるが、正直な理由は単に「面倒 くさかった」のが理由である。

実はライブを続けるというのはかなりのエネルギーが 必要である。ライブに人を呼んだり、そのための練習、 リハ、通常の仕事をこなしながらこれを続けるのはー もはや「オヤジ」の年齢になってしまった人間としてはー かなりしんどい。
それでもあえて再開したのはやはりライブをしなかった 十数年、自分は音楽家をやってなかったのではという反省 があったこと、それともう1つレコーデイングをしていて やはり「自分らしさ」を一番出せるのはピアノを弾く時だ ということを発見したためである。

私は一応プロレベルで仕事をしているので、ピアノだけ でなくシンセやオルガンも必要に応じてやる。DTMなどは プロである以上できて当たり前である。そのいずれも私は プロの平均レベル以上できる自信はあるが、「自分にしか 出せない」個性を一番出せるのはやはりピアノである。 もうこの楽器とのつきあいは40年以上になる。

いうまでもないことだが、今、巷ではDTMで作られた曲ー いわゆる打ち込み音楽があふれている。かくいう私も かなりそういうものを作ってきた人間である。しかし それをやっていて私自身、どこか「不完全燃焼」の部分 がありそれがずーっとひっかかっていた。曲の仕上がりは 「まあこんなもんだろう」と思っていても、何かしっくり いかないものがどこかにあった。しかしピアノで自分で 弾くとあまりそういう部分がない。その意味では僕は DTMの世界だけでは満足できないのかもしれない。

というわけで今再びアコーステイック路線に戻っている しかもただアコーステイックというのは芸がない、という ことでピアノの機種にもこだわろうと今考えている。

日本人はブランド好きだからピアノというとすぐ スタインウエイという人が多いが実はスタインウエイは 僕はあまり好きではない。特に日本の調律師で高音部分を やたらキンキン鳴らす調律をする傾向があるがこれは私に いわせれば最低の調律である。(キンキンならして音を通る ようにする調律がいい調律だという勘違いをする調律師が少なくない)

Cbs1401961all150 私の個人的な好みはベヒシュタイン(写真左ー戦場のピアニストの 主人公が愛用したピアノ)かザウター(写真左下ーモーツアルトの時代 からあるピアノー現在のピアノの原形はこの会社が作った) である。実はヨーロッパではスタインウエイなどより、ベヒ
シュタイン、ザウターなどの方が評価が高く有名なのだが、 日本ではなぜかあまり知られていない。でも実際に弾いて 見ると音質の違いは歴然としている。これはピアノにあまり 詳しくない人でも違いはわかる。ちなみにベヒシュタインは チックコリアが愛用している。
一応この輸入業者とは知り合いなので、次回のレコーデイング
には是非使いたいと考えている。

Sauter160traditional130_2

ちなみにこのベヒシュタイン、ザウターを試弾させてくれる ショールームがあるので興味がある人は問い合わせてみた らいかがだろう。
ユーロピアノ株式会社 烏山ショールーム Tel (03)3305-1211

(2005年03月06日掲載)

| | コメント (0)

2008年3月12日 (水)

久々にこの話題ー 映画「俺たちの世界」 海外で大絶賛!!

昨年の忘年会以来、監督とはちょっとご無沙汰ですが、久々に海外の映画関係のウエブを見ていたら映画「俺たちの世界」に関するコメントをたくさん見つけることができました。これはここ数ヶ月で海外の映画祭で次々と上映されており、同じ年にPFFでグランプリを取った「剥き出し日本」よりも海外の上映回数が圧倒的に多いことからもいかにこの映画が注目されているかがわかります。

既に ・バンクーバー国際映画祭  (2007年 9月27日ー10日12日)

     ・ロッテルダム国際映画祭(開催期間(2008年1月23日ー2月3日)
http://professionals.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?id=%207b3b60cc-6c1f-4c8c-9d16-9428ce2050b3

     ・第10回サンフランシスコ・インディペンデント映画祭(2008年 2月7日ー2月19日)
http://sfindie08.withoutabox.com/festivals/event_item.php?id=13135

   ・第5回メキシコ市国際近代映画祭
http://www.ficco.com.mx/ 
上映日 未定

   ・第14回ブラッドフォード国際映画祭 (現在開催中)
http://www.nationalmediamuseum.org.uk/bff/2008/

での上映を終え、まだまだ以下の映画祭でも上映予定です

1.ニッポンコネクション 日本映画祭(ドイツ) 開催日時:2008年4月2日(水)~6日(日)http://www.nipponconnection.com/

2.日本映画祭LA (アメリカ) 2008年4月11日(金)~17日(木)
http://www.jffla.org/
http://www.jffla.org/movie_oretachi.html

3.第10回バルセロナ・アジア映画祭; 2008年4月25日(金)~5月4日(日)
http://www.baff-bcn.org/
がまだ予定されています。

わずか3ヶ月で世界7カ国、昨年9月のバンクーバーを入れると八カ国で上映されるわけですが、その関係で海外でいろんなレビューが出ます。

アメリカの映画関係者で脚本家Imran Jaffery 氏のレビュー。2007年の映画ベスト15に「俺たちの世界」を入れています。

http://www.indietalk.com/showthread.php?p=63388#post63388

特にびっくりしたのは天下のニューヨークタイムズに載ったこと。一階の自主映画がここで取り上げられるなんてことは普通めったにありません。ニューヨークタイムズ誌の映画担当の記者Jason Buchanan氏が監督に注目しているようです
http://movies.nytimes.com/movie/419936/This-World-of-Ours/overview

その他サンフランシスコ周辺のmovietimes.com
http://bayarea.mrmovietimes.com/movies/This-World-of-Ours-Oretachi-no-Sekai.html

正直いって「引きこもり」(hikikomori) という英語等に翻訳できない、日本独特の現象が海外から興味を持たれたという面はあると思います。海外の記者もその現象を興味津々で見ていたのも事実ですが、やはり映画のテーマー最近の若者の心の影の部分をするどく描いているところをかなり評価しているようです。

いずれも英語ですが共通するのはこの映画が「時計じかけのオレンジ」の明白な影響に気づきつつも中島監督を"a talent to watch"(注目すべき才能)、そして映画の印象を"stunning"(インパクトのある映画)と評していることです。ぴあの審査員との相性は正直かなり悪かった監督ですが、海外では正当な評価を得ているかもしれません。私も始めて「俺たちの世界」の映像を見せてもらった時「日本よりも海外の方が評価される映画なのではないか」といったことがありますが、少なくとも日本よりも海外(というより欧米)の方が映画をきちんと評価しているように思えます。


| | コメント (0)

2008年3月 9日 (日)

大野のプロデユースしているアーチスト 奥津恵の公式ブログ"Megumi's world"を立ち上げました

Meg_0138_short_4

私がプロデユースしているアーチストの 奥津恵(写真)の公式ブログ"megumi's world"が立ち上がりました。ここで奥津恵の最新情報等のアップをしたいと考えております。本人直筆のメッセージも見れます。

http://blog.livedoor.jp/o_megumi/

またこのブログではネット放送「Megumi's World」も配信し(podcasting可能)その第一回放送を既にアップしております。「癒しの音楽チャンネル」のパーソナリテイを勤めています彼女ですがこの"megumi's world"でまた違った面も見せております

引き続き応援のほどをよろしくお願い申し上げます


| | コメント (0)

2008年3月 6日 (木)

mixiの著作権、人格権の規約改訂に伴う騒動にふれ、

すでにIT関係のニュースでご存じの方も多いだろう。会員2000万人を超すという日本最大のSNSサイト mixiが4月1日の規約改定の内容が元で会員の中で大騒ぎになっている。

ことの発端は新規約の第十八条

「第18条 日記等の情報の使用許諾等

1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。」
これを素直に読むとmixiに掲載された日記、著作物、その他のコンテンツを会員に断りなくmixiが自由に販売できたりすることが法的に可能になると読める。つまりmixiにコンテンツをアップするということは自動的に権利を放棄することと同じことになる。尚、これは過去のユーザーの全てのコンテンツも対象になるという。 また第二条の「人格権を行使しない」という条項は権利に少し詳しい人間であれば人格権は譲渡されないという著作権の基本概念を無視した内容で、常識的に云って到底容認できない内容である。
更に問題はこの十八条だけではない。十八条では「全てのコンテンツは会員ではなくmixiが権利を持つ」と書いておきながら十九条は

1.弊社は、ユーザーの通信や活動に関与しません。万一ユーザー間の紛争があった場合でも、当該ユーザー間で解決するものとし、弊社はその責任を負いません。

2 弊社は、本サービスの内容の追加、変更、又は本サービスの中断、終了によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負いません。アクセス過多、その他予期せぬ要因で表示速度の低下や障害等が生じた場合も同様とします。
        -  以下  略  -」
つまり平たく言えば「自分の日記は自分で責任でその内容はmixiは責任を負いません、ただし、面白い日記は勝手にmixiは出版や転売等を行いますよ。」という意味に受け取れるわけである。

更にたたみかけるように

第21条 本利用規約及びその他の利用規約等の有効性

1 本利用規約及びその他の利用規約等の規定の一部が法令に基づいて無効と判断されても、本利用規約及びその他の利用規約等のその他の規定は有効とします。
2 利用規約等の規定の一部があるユーザーとの関係で無効とされ、又は取り消された場合でも、利用規約等はその他のユーザーとの関係では有効とします。

つまり国内法でたとえ違法と判断されてもmixi内では合法とみなしますよ。つまりmixiは国内法の法令順守は行いませんよ、といっているに等しい。

常識的にいってこの文章をそのまま読めば「これはムチャクチャだ」という話になり、それが会員内での大騒動に発展した。

これに対してmixi側は「追記」と題して次のような弁明を行った。まず最初に

上記の条項につきましては、ユーザーのみなさまが『mixi』のサービス内で作成した日記、著作物等の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはありません。
上記の条項につきましては、ユーザーのみなさまが『mixi』のサービス内で作成した日記、著作物等の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはありません。 」

また

「「また、ユーザーのみなさまが投稿した日記等の情報(公開している>自主作成の映像やイラスト、テキスト等)の使用に関しては、当社>の以下対応について同意いただくもので、当社が無断で使用するこ>とではありません。

それならそもそも新規約の十八条をもうけること自体がおかしい 。もしユーザーの権利を認めるのであればそもそもこの条文はどう考えても不要であると同時にこの弁明は上記の新規約第十八条に矛盾するのは小学生でもわかるだろう。なにやら国会の政治家や官僚の答弁を聞いているようだ。

そしてmixiは今回の規約改正の主旨を以下のように説明している。

1.投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること。

2.アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること。

3.日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること

が目的だという。だがそのためにわざわざ十八条、二十一条などをもうけるだろうか?
上記が本当に目的だとしたらを「データのバックアップのためにお客様のデータを複製して複数のサーバーに格納します。但しこの複製データーがユーザーに無断で第三者に譲渡されることはありません」と断りを書けば済む話だろう。 わざわざこんな条文をもうけなければならない理由がわからない。この規定は著作権、人格権についてよく理解した人間が書いているとは到底思えない。

さて、今回のできごとでmixiの株価は大幅に下がり、現在も下降中のようだ。さすがにmixiの本部も危機感を感じたのかユーザーの著作権を尊重する言質を規約に盛り込むように改正をする意向を示したが、どういう内容になるかまだわからない。改正内容によってはまた大騒ぎになる可能性もある。

今回、あくまで噂だがmixi内の三浦和義氏の日記(既に閲覧不可)を、mixiが引用したいがため、 というのが真の目的という話があるが、その噂が仮に本当だとしても釈然としない。なぜなら今回のことで明らかなようにこの規約を公使することによって、次のようなリスクが生じるからである。

1.ユーザーの利用度の低下
 →PV数の減少による、広告媒体としての価値の低下→収益の低下
2.プレミアム(有料)会員の減少
 →収益の低下
3.企業の信用度の低下や上記の事柄の結果としての株価の低下
 →収益の低下

1.のユーザー利用度は今回の騒動で大きくなったかもしれないが、2と3は現実に起こっている事実である。今回の騒動でmixiが受けたダメージは測り知れない。

実はこういう騒動は今回が始めてではない。投稿サイトの著作権に関する、サービス運営者とユーザー間のトラブルは、過去に何度も繰り返されてきた。01年にはジオシティーズ(現Yahoo!ジオシティーズ)で、04年にはgoo ブログやlivedoor Blogで、06年にはドリコムブログでそれぞれ、著作権に関する新規約がユーザーの反発を呼び、規約改定を迫られた。過去こうした前例があるにもかかわらず、もし今回mixiにユーザーの著作権を尊重する意図が本当にあったとするならば、なぜ今回のように強引な規約改定に踏み切り、十分な説明もないまま押し切ろうとするのか。理解できない。

ネットの世界は放送に比べて著作権や肖像権、人格権に対する意識が低いというのは前から指摘されていたことだが、草創期はある程度仕方ないとしてもこれだけ社会の中で重要なメデイアになった時点でも、権利に対する意識が充分にネットの世界で育っていないというのは問題だ。

あえていわせていただこう。

IT関係者は実際に「モノ」や「コンテンツ」とかを0から作った経験がない人間が多い。デジタルの世界で、コピーペーストで育った世代は、人の著作物でも勝手に使いまわすのが当たり前という感覚になるため、権利に対する意識が薄くなってしまうのは否めない。そしてその「業界基準」を勝手に解釈して、「新しい市場の開拓」という変な理屈で自分たちの全ての行動を正当化する。またその行動に反対する人間を「守旧派、保守派」と決め付け自分たちこそが正義だ、という態度の人間が少なくないのも事実。

また人によっては「もの作り」というものを旧態依然の業種と決め付け、その業に携わる人に対して敬意や尊重を払わないIT関係者も少なくない。はっきりいえば製造業やソフトメーカー、コンテンツメーカーをなめている人間が多い。

だが本当にネットの世界の発展を願い人類に対する恩恵を広めようとするなら著作権をはじめとする権利に対する意識をIT関係の業種の方はもう少し持ってもらいたい。少なくとも著作権、人格権、肖像権というものをきちんと勉強して欲しいということは声を大にしていいたい。そうした上でどうしても著作権に関する規約改訂が必要になったとしても、それは慎重にー少なくとも今回のように一方的でなく、なぜそれが必要なのかをユーザーが納得いくまで説明を尽くした上でー行う必要があるだろう。そうした意識がIT関係者、経営者の中でないと「IT革命」というものは絵に描いたモチで終わってしまう可能性もあると思う。

| | コメント (0)

2008年3月 3日 (月)

裁判員制度ーアメリカ陪審員制度のまね 2

<裁判員制度>「数年間延期を」新潟県弁護士会が決議
http://www.mainichi.jp/select/today/news/20080304k0000m040067000c.html

昨年の秋だったか以前も私はブログでこう書いたことがある。

アメリカの陪審員制度の真似ーフリーランス、自営業には無理
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2007/10/post_b405.html

実は結構これが実施されてもし自分に当たってしまったら自らの生活に多大な影響をこうむる事になるのだが例によって日本人特有の無自覚、無関心で市民レベルで反対の声を上げる人が少ないのは驚くべきことである。万が一これに選ばれてしまったらサラリーマンの人は裁判に出席するために会社を休むーそれも場合によっては長期間休まざるを得なくなり、我々のような自営業にいたっては、一定期間自分の仕事が殆どできなくなる。そういう制度だ。そしてその代償は一日、交通費、小遣い銭にもならない程度の手当てしか支給されない。それも殆ど強制の制度である。 

まあアメリカの某OJ シンプソン裁判のように1年の殆どを陪審員として拘束され、その間、プライベートは勿論、他の仕事も一切できない、というケースはさすがに稀だとは思うが、それでも万が一選ばれてしまったらそういう可能性は0ではない、ということは頭に入れておくべきだろう。

そもそもこの制度が殆ど国民の合意や議論を得ないまま、日弁連や一部の弁護士系の議員によって強力に推し進められていたという事実を認識すべきだ。その面では新潟県弁護士会は良心的な決議をしたといえる。

実際この制度が来年から実行されることすら知らない人も少なくない。
(まあそういう人はニュース等を殆ど見ない人と思われるので、それはそれで問題だが..)

結局、形だけアメリカの陪審員制度を真似たといえるが、実はこの裁判員制度、戦前の日本にもあったことをご存じだろうか。大正デモクラシーの動きの中で裁判に対する意識の啓蒙を意図して太平洋戦争直前までこの制度は存在した。だが実際は昭和に入ってから裁判員を辞退する国民があとを絶たなかったという。つまり一度失敗している制度なのである。それをなぜ今また強行しようとするのか?

これも例の「グローバルスタンダード」に対する崇拝と同じでなんでもアメリカの制度がよい、なんていう発想から来ているとしか思えない。「グローバルスタンダード=改革」でこれを信じない人間は全て守旧派、保守派という短絡した世界観が日本でも席巻したが、私のほぼ予想通り、アメリカの投機機運は結局、サブプライム問題という名の「バブル崩壊」を招き、結局投機が石油、小麦、金といった「先物」に回りそれが世界中の人間に迷惑をかけている。何というありがたい「グローバルスタンダード」だろうか?

繰り返し言うが、何でもアメリカの制度の方がいいという発想はいい加減捨てるべきである。8年間「グローバルスタンダード」をかかげたブッシュ政権が何を世界にもたらしたかもう一度冷静になって考えてみるといい。それでもまだアメリカのいう「グローバルスタンダード」とやらがいいのかね?

私のような自営業は、ただでさえ大変な状況なのに万が一これに当たってしまったら(また私は貧乏くじを引くのが子供の頃から異常に得意な男であるー当たる可能性は極めて高いと思う)はっきりいって死活問題にもなりかねない。そういう法律が来年施行されてしまうのだ。

新潟弁護士会の動きが全国に広がるのを願ってやまない

| | コメント (0)

2008年3月 1日 (土)

コンテンツ制作にからみ音楽家がハードの会社を立ち上げます

今日で2月も終わります。私の経営する音楽制作会社は3月決算なので今年度もあと一月。正直このままで終わるとここ数年で最も悪い業績で終わってしまうのは避けられないのであと一ヶ月で何とかウルトラCを期待しています。と同時に来期に向けての展望と方針も決めなくてはなりません。正直いって音楽制作はもとより音のコンテンツ制作やパッケージ製作については弊社が予想した以上に現在厳しい環境に置かれています。

以前コラムー「デジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか?」 でも述べましたが、日本ではコンテンツを手作りのソフトウエアというよりは物品と同様に扱う傾向があり、厳しいコストダウン要求にさらされている現実があります。音楽制作だけでなく音声コンテンツ等の仕事の数をかなりこなしても正直殆ど利益が出ないのが現実です。例えば同じクオリテイのコンテンツを作る能力があるAという会社とBという会社があり、もしAの方が若干コスト的に安くできるとしたら、発注は間違いなくA社の方に行きます。そしてしばらくするとAの会社にも更なるコストダウン要求が行く。そんな感じでデフレスパイラルが半永久的に続きます。

これらの仕事はそこそこ人脈がありそこそこの業務経験があればある程度「替わり」が見つかる仕事はである以上、あとは何処がいかに安くそれをやるか、というのが受注のポイントなってしまいます。実際には安くするために。不必要な部分とか削っていますからどこも実際にはそう大きく変わらないのですが、そんなことはおかまいなし、発注する側の殆どのお客様は見積もりの「数字」しか見ません。条件が書いてあってもあまり読まれないことが多いですね。

実際には「クオリテイ」を保つための最低限のコストというのがあります。つまりコストダウンには限界があります。そして現在の要求されているコストは正直な話もはや限界を超えています。また「コンテンツ制作」はデイスカウントショップのように薄利多売、というわけにはいかないのです。物品ではありませんから、量をこなすにも限界があるんですね。そして量をこなしても殆どたいした利益が出ない。これがコンテンツ制作事業の現実なんですね。 はっきりいってこの事業に未来はありません。

そのため先日も述べましたが、やはり「替わり」が見つかる制作ノウハウではなく、「簡単にマネのできない」そして「付加価値のつく」コンテンツ制作、槇原敬之ではないけど、「オンリーワン」のノウハウのコンテンツを制作していかないと、到底生き残れない、というのが私の結論です。
それには誰も注目しない分野、しかし「付加価値」を付けられるコンテンツのノウハウを身に着ける必要があると考えました。

・「音」で万引きを減らす防犯BGMシステム
 これだけ聞くと何これ? と思うでしょうがこういった特殊な音を利用してある効果が得られる商品を開発しています。
http://homepage1.nifty.com/hyb-music/manbiki.htm

これ以外にドッグトレーニングで犬がおとなしくなる音、ねずみやゴキブリがよりつかなくなる音、等があります。これの商品化も考えています。

そして勿論本職の「音楽」コンテンツを導入した商品を計画しています。主に「ヒーリング系」の音楽が中心にはなりますが、主に医療機関向けに音源を供給できないかと考えております。

というわけで「音楽屋」もしくは「音屋」が自分のコンテンツを付加価値をつけて売る手段としてハードの会社を立ち上げる計画をしています。変だとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、音楽業界の存続自体は危ぶまれている現在、何もしないでただ滅びるのを待つよりは誰もやらない新しいことをやったほうが意味があるのでは、と考えております

| | コメント (0)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »