オンリーワンを目指す!! コンテンツ制作事業で生き残る方法
さて、私が経営している会社は音楽、音声、SE(音響効果)等 音の制作に関することならメデイアを問わず行ってきました。仕事の大半は請負といいますか、B to Bの仕事依頼で制作の仕事を行ってきていますが、どの業界でもそうでしょうが弊社もかなり厳しいコスト環境で仕事をやらざるを得ない状況になっており仕事の数をこなしても利益があまり出ない状況になっています。
特に今ネット経由で情報が急激に広がってきて、ネット経由で仕事の依頼が来たり、仕事を取りに行ったり、なんてことが当たり前になってきました。ネットによる情報のtrans-action が頻繁になるということは当然、社会の相関関係がフラットに近づいてきて仕事を依頼する人材の情報も集約されることになります。それは何を意味するのか? 実は仕事を受注する側にとってはかなり過酷な状況を作ることになります
以前私はコラムーデジタル技術は「コンテンツ制作現場」を理想的にしたか? においてデジタル技術がもたらすコストダウンによって逆に現場の制作者の生活が圧迫されている実態を述べました。こうした現状は流れとしてもはや止まることはないでしょう。そうであるならばあとはコストを如何に目いっぱい削れるか、ということになりますがコストパフォーマンス、削減には限界があります。もうはっきりいって現在もはや限界を超えている状態です。 と、なるとこの現状から制作者が生き残るとしたらコストパフォーマンスというコストを削る方向ではもはや先が見えているということになります。
先週も音声コンテンツの仕事、つまりナレーションコンテンツの制作をやりました。売り上げ額もたいした金額ではなく決しておいしい仕事とはいえませんがそこそこ弊社の重要な仕事の一つになっています。これはナレーターの人脈、編集能力、ファイルの変換能力、といったいかにもSOHO的な能力が必要になりますが、この仕事自体はそこそこの業務経験や編集ノウハウと人脈さえあれば誰にでもできます。
これは何を意味するかというと、一応プロレベルの仕事ではあっても私以外でナレーション録音や編集等の経験がある人間がいれば、私の替わりにこの業務を遂行することは可能であることを意味しています。実はこういう仕事はこれからどんどん価値が下がっていくでしょう。なぜならいつでも「替わり」がいるからです。今ネットの世界で「替わり」を見つけるのはそう難しいことではありません。
ということは「誰か替わりを見つけられる」仕事はこれからどんどんビジネスの世界で価値ーコスト要求が厳しくなるーが下がってきて。コンテンツ制作現場がますます厳しくなる、ということになります。「コンテンツは物品ではない、コストを下げればクオリテイは必ず落ちるものなのだ。」と私は再三再四それを述べていますが残念ながら、それに耳を傾ける人材が今この国にはあまりにも少なすぎるのが現状です。 しかしそうなると我々コンテンツ制作者が現実問題として生き残る道は「誰も替わりが勤まらない」クオリテイを提供できるノウハウや作品を作って、「付加価値をつける」ことしか生き残る道がないということになります。つまり仕事のプロフェッショナルとしてオンリーワンのものを持つということなのです。
誰がオンリーワンであることを評価するでしょうか? それはレコード会社のプロデユーサーなどではありません。ユーザー等あなたの作ったコンテンツを実際に「消費」する人たちです。しかしあなたの作ったオンリーワンの価値が高ければ、そのオンリーワンのコンテンツは使い捨てられることはないでしょう。特に音楽の世界などはもうそう遠くないうちに「さら地」ー焼け野原のようになりますから、もう「メジャーレコード」のプロデユーサーなどのいうことなど無視していいと思います。はっきりいって彼らの喜ぶ音楽などを一生懸命作るのはもう時間の無駄だと思います。そんなエネルギーがあるのならあなたしかないオンリーワンの作品を作るようにしましょう。あなた以外には替わりの勤まらないインパクトのある作品を作ればたぶん道が開けると思います。
「売れセン」のアレンジとサビを作れ、といってもあなたの替わりはいくらでもいるのです。みんなそれをやろうとしているんですから、しかし結局それはいいようにただ同然でこき使われて、いずれ使い捨てされます。私自身そういう目に何度も会ってきたし、私以外にもそういう目にあった人間も大勢知っています。それと同じ道をそれでもあなたは歩みたいですか?
今私は自分で会社を経営して、うちの会社のアーチストでオンリーワンのアーチストを作り、オンリーワンの作品を発表しようと思います。それが本当に価値のあるものなら必ず人は支持してくれます。またオンリーワンのノウハウを使って音コンテンツで万引きを減らす、なんていうプロジェクトもやっています。いずれも「私以外の替わり」が勤まるものではないものです。この厳しい現状から脱却するにはそれしかない、と思っています。誰か「替わり」が見つかるような仕事ばかり追いかけていたら未来はないと思います
オンリーワン なんてなにやら槇原敬之(というより最近の人はSmapか?)みたいになってしまいましたが、日本人というのはどうも人のやらないことをあまりやりたがらない傾向が強いです。特に日本の音楽業界の世界に染まってしまった人間は「他人と違うことをする」ことに抵抗感が根強くあります。しかしネットがもはやビジネスに不可欠となり、世の中がどんどんフラットになってく現状では、オンリーワンを目指さないと生き残れないと思います。私自身は少なくともそれを目指したいです。
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ブログのKyojiが経営する制作会社の将来を嘱望されている所属アーチストです。。





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