Kyoji "metanature"
i-tunesでも好評配信中!!
i-tuneページを表示するにはお客様のPCにi-tunesとquicktimeがインストールされている必要があります。 i-tunes及びquicktimeのダウンロードはこちら





« 中島監督の「俺たちの世界」がロッテルダムでソールドアウト(売り切れ)!! | トップページ | 2008年 グラミー受賞結果とその雑感(ネタばれ) »

2008年2月 6日 (水)

見て欲しい(聴いて欲しい)の原点を忘れるな!!ーさすが吉本!!

吉本ファンダンゴの社長のコラムです。さすが世の中をよく見ていてきちんとした戦略を持っています。だからエンタテインメントでも最前線にいられるんでしょうね。
正直言って吉本の芸人は好きでないのも多いけどやはりエンタテインメントの原点にたっています。地上波テレビの有効性を認めながらもネット配信にも積極的に展開しているメデイア戦略をしているのがわかります。

・「見て欲しい」の本質忘れるな--吉本が語るネット時代の権利者像
(吉本ファンダンゴ社長 中井秀範氏)
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20366279,00.htm

私は以前から音楽業界はもっとネットを使って積極的にダイレクトマーケテイングや配信を臆することなくやるべきだと主張してきました。しかしそのことによって私があたかも「コンテンツの権利」そのものを放棄している、否定しているかの誤解をしている人が一部にいたようですが、勿論そんなことはありません。コンテンツビジネスはコンテンツの権利のビジネスなのですからそれを否定するはずがありません

以下いくつかの部分の引用します
「高度なビジネスモデルが構築された地上波テレビにおいても、創業以来の精神を忘れたわけではありません。放送事業者から得られるギャランティは、広告会社、広告主を経ているとはいえ元々はコンシューマーが負担しているものであり、テレビを通じて芸を提供させていただく。これもひとつのBtoCモデルであると考えてきました。

 ところが、通信インフラとテクノロジの発展によって、わざわざ人の手を借りずとも、直接お客様に芸を届けることができるようになってきました。そこで、従来の劇場展開同様のダイレクトマーケティングサービスに乗り出したわけです。

 中間流通を飛ばすことで余計な手数料をお支払いいだだかなくなったこともさることながら、著作権・肖像権を自由自在に操れるようになったことが大きいのです。地上波番組の場合、いくら弊社所属の芸人が出演していたとしても100%自由に権利を持つわけではありません。いわば「製造直販」が可能になったことで、ようやく自分たちのコンテンツを持てつようになりました。」


制作会社、プロダクションは本来コンテンツホルダーである。そのため自らのコンテンツの権利を管理するのは当たり前のこと。それを音楽の場合はJASRACに過剰に依存していた部分があります。インターネットはそんなものとは関係なく直接自分の権利を管理できるし。実はそれほど難しいことではありません。 自分で実際やっていますからわかります。

さらにネットに情報を配信することに否定的ー人によっては生理的に拒絶反応を示す人すらいますがーそんな人たちに以下の文を引用したい

「YouTubeに関していえば、「中に入ってこそできることがある」という考えが念頭にあります。弊社所属タレントも関係する違法コンテンツが数多く存在しているわけで、それらを削除してもらうにあたって内側から改善要求した方が効果的と考えたわけです。

 また、権利者と運営者の議論を見ていて思うことですが、原則対原則のぶつかりあいを続けていても事態は動かない。特に権利者側の方は、ネットが進化するスピードに置いていかれかねない。だからといって、一権利者として放置していくわけにもいかず、正式にパートナーとなることを選びました。」


残念ながら音事協にもレコ協にもここまで前向きな考え方をしている人間は殆どいないでしょう。違法コピーの元凶を本当に断つつもりならここまでやるくらいの覚悟が必要だと思いますが、「ネットは諸悪の根源」と非難するだけで根本的な対策を殆どやってこなかったツケが今来ているような気がします。無策が結局自分たちの首を絞めたということに音楽業界の殆どの人間は気づいていません。

最後に中井氏は以下の文章で締めくくっている
「こうした取り組みができるのは、優れたコンテンツを作るための芸人を多く抱えていることもさることながら、やはり権利関係を自由にできる出口を自ら持ったことが大きい。地上波番組は権利が錯綜していて、いくら弊社がGoサインを出してもネット提供はできません。「ファンダンゴ」そのものの成果はともかく、大枠で捉えた効果は計り知れないものがありますね。」

地上波は本当に利権の巣窟でやりたいことなんかできたもんじゃない。
だからこそネットで配信することも必要なのだが、音事協もレコ協もJASRACも事実上メジャーアーチストの参加ができないようにしている。

少しはこの考え方を見習って欲しいと思いますが、今さらもう手遅れか....
あわれ滅び行く業界

|

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。