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2007年12月 6日 (木)

ネット放送を規制?

総務省:通信・放送法制統合へ ネット情報も規制 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20071206k0000e040043000c.html

ネット放送を運営している身としては「規制」と聞いて黙っているわけにいかない。確かに2011年のテレビの全面デジタル化(実際に予定通り行われるかは疑問だが)を視野にネットとテレビの境界線がなくなっていくのはわかるが、問題はどんな規制が具体的にかかるかだ。例によって総務省の発表内容はあまりに曖昧すぎる。

まず

(1)政治的な中立性が保たれているか
(2)公序良俗に反していないか と

というが、この2点を一体誰が判断するのか。

第二点として
「政治的中立」とは一体何か。ネットには右翼から左翼までのサイトが(勿論ネット放送まで)あるがそれらは当然普通の考えでは「政治的中立」ではない、ということは彼らは当然規制の対象になってしまう

第三点
何をもって公序良俗に反しているというのか、それが大きな問題だ 。
いわゆるアダルト系や出会い系みたいなところと裸婦等の美術やヘルムートニュートンのような写真のサイトをいっしょにされたらたまらない。お役人はそういうことをやりかねない。

特に第一点が問題だ
もし「第三者機関」で判断するといってその「第三者機関」のメンバーに「ネットが音楽産業衰退の諸悪の根源」と発言してはばからない現レコ協の会長やJASRACの会長などが入ったら目もあてられない。事実上全ての音楽事業者はネット放送そのものを禁じるなどどいう方向にも行きかねない。だいたい今までの役人の発想だとそういう方向に行く可能性がある

特にこの新放送法で怖いのは以下の点

>新法が制定されれば、影響力の大きいメディアによってネット配信されたコンテンツが政治的に偏っていたり、有害だと判断された場合は配信者(事業者や個人)に対し削除や訂正を求めることができるようになる

国家権力というのはどんなものでもなんくせをつけて「政治的に偏っていたり」とか「有害」と決め付けることができる。その判断基準がこのように曖昧のまま新放送法が制定されるとしたら、大いなる危機感を感じざるを得ない。

ネットコンテンツに詳しくない者ほど「ネットを規制すべき」という論法を出すことが多い。だがネットを規制だらけにしたらネットの潜在能力を殺すことになる(中国の現状を参照)

ネット放送には確かにいただけないコンテンツもあるのは事実だ。しかしそれと安易な規制は別問題である







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